ロゼッタストーン東京ARTブログ

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さらに森の奥へ

東京はとても寒い1日でした。雨が降って、まるで冬に逆戻りしたかのよう...。

深夜の雨音を聴きながら、小石川で過ごした暖かな午後を思い出しています。

森は大きく、訪れるたびに、新しい季節の表情を見せてくれます。

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深い森の中でひっそりと咲いていた野の花。

葉っぱにも蕾にも、ひとつひとつの形には、すべて意味があるのでしょう。もちろん、その可憐な色にも。
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風にゆれる藤の姿は涼やかです。花びらは、小さな蝶のようにも見えます。
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小石川の森には、大小さまざまな池があります。水面を覗き込むように、紅葉の大木が枝を張っていました。
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池のほとりに腰掛けていると、鴨がすぐ側まで来てくれました。とても人懐こくて、なかなかの美人さんでしたよ。

まだまだ、森の奥には素敵なものが待っていそうです。もうしばらく、お散歩を続けてみましょう。

posted by ロゼッタストーン東京ART at 2013/4/21 02:07 am   commentComment [0] 

小石川植物園

東京の中心には、実はたくさんの森があります。ここも山手線の内側にある、大きな森。

もとは江戸時代に薬草園として開かれた、歴史のある森なのです。

いわゆる観光地ではないけれど..、東京で一番好きな場所は?と聞かれたら、私はこの小石川植物園の名前を挙げるでしょう。

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まわりを森にかこまれた草原は、心地よい風が吹いて、甘い花の香りでいっぱいです。
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ミツバチの羽音に誘われて迷い込んだ菜の花畑。一生懸命、蜜を集めるかわいいミツバチに会えました。
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紋白蝶や揚羽蝶も、みつばちと一緒に草花の間を飛び交っています。
よく観察していると、それぞれに、好みの蜜の味が違うんですね。揚羽蝶はツツジが大好きなようです。
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草原には色とりどりの小さな花が咲いています。白とパープルのコントラストがとても綺麗でした。

さあ、もう少し、小石川の森を散策してみませんか....?


posted by ロゼッタストーン東京ART at 2013/4/19 11:41 pm   commentComment [2] 

一雨ごとに....

季節の変わり目は、雨が多くなりますね。そして、一雨ごとに、季節は前進してゆきます。

桜も散って、森はさらに春らしくなってきました。やわらかな紅葉の新芽が芽吹き、

たくさんの野鳥が戻ってきました。ミツバチの羽音も聞こえます。

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イロハモミジは春先に、小さな暗赤色の花をつけます。
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桜が散り始めた頃、山吹が一斉に咲き始めました。森の色彩は一気に明るくなります。

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水辺の植物も、瑞々しい色を取り戻しました。

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冬の間、鮮やかに咲いていた赤い椿の花。落ち葉とともに、新しい命を育てる力に生まれ変わります。

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古木の根元にも、春の植物が目を覚ましていました。産毛に包まれた小さな渦巻きが愛らしいですね...。

新緑の季節には、さらにたくさんの花々で溢れていることでしょう。四季があるって、本当に素晴らしいことです。

posted by ロゼッタストーン東京ART at 2013/4/7 01:36 am   commentComment [0] 

文京区千駄木 須藤公園

文京区の不忍通り沿いにある、小さな森。

高低差のある地形を生かして作られた、小さいながらも変化に富んだ公園です。

江戸時代、ここは大名屋敷の庭園でした。

昔のままの、楠やイロハモミジの大木が茂り、滝も流れています。

その滝も当時は湧き水だったとか...。

少しずつ、木々の新芽が芽吹いてきました。

池のほとりには、まだ水仙が咲いています。

冬と春が入れ替わる時。

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posted by ロゼッタストーン東京ART at 2013/3/15 12:24 am  

冬の森

土の香りが懐かしくなると、我が家の隣にある大きな森へ出かけます。
古い赤煉瓦の塀に守られたこの森の中に、一歩足を踏み入れると、たちまち周りの空気が変わってゆくのを感じます。
高い木立の間で野鳥の声が反響し、すぐそばに山手線の電車が走っていることなどつい忘れてしまいそうになります。
ここは隔離された、秘密のオアシスのような森....。


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森の奥の鏡沼。地上の森も美しいけれど、水の上に現れるもう一つの世界にも心を奪われます。

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大池にはたくさんの水鳥が住んでいます。
まん丸に首を竦めて、冷たい北風を凌いでいる鴨。鴨はよく人に懐きます。

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鴨が羽繕いをしながら描く、美しい波紋。まるでバレエのアラベスクのような、見事なポーズを披露してくれました。

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完全に保護色になっていますが、画面の中央に、枯れ草色の小鳥が隠れているのがわかりますか?

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拡大すると、つぶらな黒い瞳の小鳥が現れました。

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気がつくと、もう日没。そろそろ森を出る時間です。
水面のパラレルワールドにも、静かに陽が沈んでゆきます。

春に向かって季節が進んだら、森はまた新しい表情で迎えてくれるでしょう。

posted by ロゼッタストーン東京ART at 2013/2/4 01:25 am