ここもかつては武家屋敷でした。 明治の後期に、美術館の創始者が荒れ果てていたこの谷を、自宅の庭園として現在の形に整備したのだそうです。
ここにはまだ数カ所の湧水が残されており、その豊かな水が、美しい森を育んでいるのです...。

谷の底にある水辺。 ここへ来ると、渋谷という土地が、かつては谷であったということを思い出します。

森の奥へ続く、庭石。 どこからか、水の流れる音が聞こえてきます。

ここも、湧水のひとつです。 池へ続く小川に流れてゆきます。

午後の光を浴びて、輝く森。 野鳥の声が聞こえます。

イロハモミジの古木が、初夏の強い日差しから守ってくれます...。

まるで、秋のような色合い...。 紅枝垂れ紅葉は、春から夏までは葡萄茶色。 秋には燃えるような深紅に染まります。

森の奥に咲いていた、未央柳。 梅雨を彩る花です。 雄しべが繊細で綺麗ですね...。
どんな季節に訪れても、美しい表情を見せてくれる、都会の宝石のような森...。 青山へでかけたら、是非、散策してみてくださいね。
★根津美術館★ http://www.nezu-muse.or.jp

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