深夜の雨音を聴きながら、小石川で過ごした暖かな午後を思い出しています。
森は大きく、訪れるたびに、新しい季節の表情を見せてくれます。

深い森の中でひっそりと咲いていた野の花。
葉っぱにも蕾にも、ひとつひとつの形には、すべて意味があるのでしょう。もちろん、その可憐な色にも。

風にゆれる藤の姿は涼やかです。花びらは、小さな蝶のようにも見えます。

小石川の森には、大小さまざまな池があります。水面を覗き込むように、紅葉の大木が枝を張っていました。

池のほとりに腰掛けていると、鴨がすぐ側まで来てくれました。とても人懐こくて、なかなかの美人さんでしたよ。
まだまだ、森の奥には素敵なものが待っていそうです。もうしばらく、お散歩を続けてみましょう。
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