◎斉藤隆士氏（現代の名工／黄綬褒章受章）

　生憎の天候だったが、本日午後７時より熊本ホテルキャッスルにて斉藤隆士氏「黄綬褒章」を祝う会が開催された。

　同会は社団法人 日本中国料理協会の伊東学明名誉会長、梁樹能会長、陳建一副会長、道場六三郎氏、中村孝明氏ら蒼々たるメンバーが発起人となり、７月２８日、２９日の二日間にわたって開催される。

　本日も８００人を超える参加者で同ホテルのロビーや通路、階段、会場は黒山の人だかり。芸能界やスポーツ界からの参加者もあり、舞台上でアントニオ猪木氏が「皆さん、元気ですかー！・・・１、２、３、ダー」も飛び出し、久しぶりに実物を見て昔を思い出してしまった。

　実は筆者はちょうど４０年前に、アントニオ猪木氏が宮崎市の宮崎県立体育館へ入ろうとしているところを、法務合同宿舎から見たことがあったのだ。


◎熊本ホテルキャッスル１１階からの展望

　会場では斉藤隆士氏が育てた弟子たちが全国から集まり、各ブッフェで料理を作りながらサーブしていた。ローストビーフ、フカヒレの姿煮込み、寿司などの各ブッフェは長蛇の列。また、舞台右側では、数人の料理人が１匹丸ごとマグロを捌いて刺身としてサーブされた。

　初日の今夜は同ホテルスタッフ総動員で、賑々しい祝いの宴も２時間ほどで無事終了した。明日も８００名ほどの参加者があるので、ホテル周辺の駐車場も「満車」の予感。天候も考えお早めの移動が望ましいようだ。

【熊本ホテルキャッスルオフィシャルWEBサイト】
　http://www.hotel-castle.co.jp/

◎雑誌の山の中に埋まり込む様に座っている池田スズコさん。／午後１１時取材

　熊本市内栄通りに、心地よい昭和の風が吹く書店がある。店主は昭和７年生まれの池田スズコさん（７８歳）。昭和３２年（当時は旭通にあった）に貸本屋からスタートし、現在は雑誌や駄菓子などがびっしり詰まった書店の店番をしているお婆ちゃんだ。

　午前１１時から午前１時まで、娘と交代でこの店を守る。スポーツ好きで、孫が高校時代に野球をしていた頃に、一所懸命応援に行った事などを話をしてくれた。店内壁にはテレビがあり、時には周辺の店主らが野球観戦に来たりする。


◎写真撮影に目を細めるスズコさん。

　日頃見慣れた店だが、飛び込みで来る客は少なくなったと言う。以前は芸能人や色んな業界の人も足を運んで来たらしい。お婆ちゃんの宝物は、分厚い名刺フォルダーである。別冊が家に保管されているようで、それをめくりながら５０年間の時の流れを思い起こしているようであった。

　筆者は夜遅くに同店の前を通る度に挨拶する程度であるが、今日は取材方々話を聞く事ができた。核家族が進む今日、スズコさんとその娘で守るこの店には、良き昭和の風が吹き、昔ながらの日本の暖かな家庭の香りが充満していた。

　そのスズコさん曰く、「長生きの秘訣は粗食、そして店を長く持つのは無欲です！」と。


◎時折、舗道を歩く人の流れを見ているスズコさん。

【（有）三陽書店】
　〒860-0807 熊本市下通１丁目７番２９号
　TEL＆FAX 096-353-6764

　今回初めて足を運んだところは、ホテルオークラ福岡の「バロン オークラ ワインダイニング＆バー」。


◎野原敦シェフ

　今日はバロン オークラ ワインダイニング＆バーシェフの野原敦氏と担当マネージャー兼ソムリエの久保田徹氏のお二人に会うことになった。

　先ずドアが開き、足を踏み入れるとシックで重厚感溢れるオシャレな空間が広がってくる。天井が高く全く圧迫感が無い素敵なレストランである。昼間は心地よい太陽光が差し込み、ランチタイムも気軽に利用できるようだ。


◎久保田徹マネージャー兼ソムリエ

　実は筆者の取材スケジュールがかなりタイトだったので、お二人の写真撮影と簡単な話しか聞けなかったのだが、次回は同ワインダイニング＆バーにて本格的なフランス料理を食しての取材を予定したい。

　ちなみに、当店のワインセラーであるが、約500種類1200本の厳選されたワインが取り揃えてあるのだ。ワイン通にはたまらないほど楽しいワインダイニング＆バーとして、定期的にワインセミナー等も開催している。

【野原敦シェフ紹介】・・・ホテルオークラ福岡WEBサイトより引用
　１９９９年ホテルオークラ福岡に入社。メインキッチンのシェフとなり総料理長の右腕として５年間活躍。ホテルオークラの伝統を継承し、２００４年９月に「バロン オークラ ワインダイニング」の調理長に就任。

■バロン オークラ ワインダイニング＆バー
　http://www.fuk.hotelokura.co.jp/
営業時間　11:30〜14:30／17:30〜21:30（土日祝は17:00〜）
電話番号　092-262-1145
席数　50席（個室含む）