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有頂天で墓穴を掘る・・・

◎記事と写真は関係ありません

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 人生、目を瞑っていたも物事が上手く行くことがある。所謂、「イケイケどんどん」の時期である。しかし、「盛者必衰」という言葉があるように、勢いが盛んな者も必ず衰え滅びるということを伝えている。よって、「イケイケどんどん」の時こそ、慎重に自分自身の挙動を客観視する必要がある。

 これは、筆者自身の苦い経験も含めての話だが、「イケイケどんどん」の時は、何故か、色んなところから、色んな人たちが湧いてくる。中でも、只酒只飯の人も居て、頻繁に足を運び入れてくれるのは良いが、自分の財布の紐は締めたまま、「ご馳走になりました!」と一銭も払わず去って行く。

 思い起こせば、人間ほど卑しい動物はいないと、今頃になって独りで頷いているのである。時には、二次会の呑み方で、途中トイレに行ったまま、その場の会費を払わず逃げ帰る常習者も居た。非礼極まりなく論外であるが、酒を呑めば、毎回同様の挙動に出るばかりで、反省の色など全くないのである。

 また、筆者は酒を呑まないので、一次会にて酒好きの人物に高額スコッチウィスキーをプレゼントした時のこと。二次会に付き合ったものの、その人物が飲み屋のママに「このボトルを持ち込んで僕のキープにしたいけど、お代は只にして!」と宣った。これには、開いた口が塞がらなかった。

 少々脱線してしまったが、「イケイケどんどん」の人たちは、特に40代までの人たちは経験が浅く、怖いもの知らずで、己の醜態も見えない。場を弁えず無礼な言葉を発したり、挙動に出たりすることが多かったように思えてならない。性格にもよるが、大抵、ピノキオの鼻のようになっていた。

 50代ともなれば、一般的な経営者は世間がよく見えるようになり、「あの頃は、若気の至りで!」と苦笑いをしながら、昔を懐かしみながら語ることが多い。勿論、「イケイケどんどん」となることは大変良いことではあるが、全ては周囲の方々の協力や支援により「イケイケどんどん」となった訳だ。

 情けないことに、人格欠損で「パリピ」に属する人は、「イケイケどんどん」となった瞬間に、今までの感謝の念もなく、横着な振る舞いをする人が多いことに驚いてしまう。よって、その「イケイケどんどん」は長続きをすることもなく、途中からベクトルが歪みに歪み、「盛者必衰」へと突っ走る。

 そのような人は、日頃から、先輩や知人友人からのアドバイスなど、全く聴く耳も持たず、サジェッションに対しても「要らぬ世話!」と言い切り、世の中を舐めたような人生を渡り歩くのである。これに「ノミ・ウツ・カウ」が加わると人生は絶不調となり、数年後は姿さえ見ることも無くなってしまう。


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写真・文責:西田親生

             

  • posted by Chikao Nishida at 2021/10/26 12:00 am

目は口ほどに物を言う・・・

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 昨日、久しぶりに超望遠レンズ(600mm)を持ち込み、八景水谷公園の大鷺を撮影することにした。先ずは、写真下の大鷺の目をご覧いただきたいのだが、同一の大鷺なのに、目から伝わってくるイメージが余りにも違いすぎる。

 実は、右側が小さな池の中の止まり木で、周囲を見回している大鷺の目である。また、左側は、筆者が大鷺との距離をカニ歩きでじわじわと詰めて、ギリギリの限界最短距離のラインに迫った瞬間の大鷺の目である。瞳孔が急に鋭く小さくなっているのに気づく。

 昔から「目は口ほどに物を言う」というように、人間も大鷺も同じ動物として、目にその大鷺の今の瞬間を伝える本能なるものが潜んでいる訳だ。右側の目は瞳孔も広がり、その他カメラマンなどが近くに居たとしても、ある程度陸地から距離があるために、安堵感が漂っている。

 左側は、殺気を感じた人間と同様に、瞳孔がキュッと締まり、体全体の筋肉が次の動作へと移るパワーを感じるのだった。どんなに人間に慣れている湧水池の野鳥と雖も、それぞれに限界最短距離というものが存在する。大物は近づいても微動だにしないが、小鳥たちは10mほどから騒ぎ出す。

 人間も、事故などの危機的状況下や上司から怒鳴られる瞬間には、左側のように瞳孔が縮まり、防御の姿勢へと咄嗟に移るに違いない。パワハラ有りきの昭和の時代に育った企業戦士は、大抵、この状態を無意識の内に繰り返していたのだろうと、大鷺の目の変化を見ながら、昔を思い出した次第。

 ただ、殺気を感じて次の動作に移る瞬間、恐怖心によるものならば、常に劣勢に立たされた鼠のようなもの。「窮鼠猫を噛む」瞬間の鼠の目を彷彿とさせるのである。しかし、精神的に鍛え上げられた人間は、緊急避難時も冷静沈着にて、攻勢に転じる好機を伺う鋭い目をして、常に構えている。

 写真下右側の目のように瞳孔が大きく、ぼーっとした目では、攻めの仕事を完遂することなど出来るはずがない。それが日常化しているのならば、やってる感はあるが、捌けぬ人になってしまう。よって、真剣勝負の仕事で打ち勝つ企業戦士となるには、大鷺のような鋭い左側の目を備えておかねばならない。

 因みに、この大鷺は、左側の目をして2秒後に飛び去った!

 
▼右側が寛ぐ大鷺の目、左側が殺気を感じている大鷺の目
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▼池中央部の止まり木で寛ぐ大鷺とその目
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▼人間がじわじわと近づく時の警戒感ありありの大鷺とその目
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写真・文責:西田親生

         

  • posted by Chikao Nishida at 2021/10/24 12:00 am

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