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思い出に残る講演会・・・

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<初めての講演>

 新聞社時代から現在に至るまで、多種多様な講演依頼を受け、全国各地でいろんな話をしてきた。

 本日、iCloudの動画を整理をしていると、昔々の動画で、当時、自分自身が何を話したのか気になり、初めての講演会から数本の動画を選び聴いていた。

 初めて本格的な講演会の依頼を受けたのは、RICOH本社のプロジェクトの一環である「MUG」(マイツール・ユーザーズ・グループ)の東京セミナー(1989年)であった。

 場所は、東京銀座の某ホテルの多目的会議室。思いの外、多くの参加者が入室していた。当時は、新聞社にいた頃の話であり、勿論、講演依頼の許可も社より受けての講演である。

 講演内容については記録がほとんどないけれども、AI(人工知能)やTRON(トロン)の話をしていたようだ。1989年のことなので、世間では、AIやTRONなどは浸透しておらず、近未来的なものであった。

 結構評判が良かったのかどうか分からないが、同年に、再度招聘され、当時の虎ノ門パストラル(東京)の大規模な講演会で講演をさせて頂いた。

 それから数ヶ月後、軽井沢プリンスホテルで開催されたRICOH全国大会にも招待され、有名企業の経営者や政治経済評論家などと共に、おしゃれなパーティーにも参加した記憶が蘇ってきた。

<熊本県商工会連合会主催の講演会>

 1989年に初めて大勢の聴講者の前で講演を行い、それから、どれだけ講演をしたのか全て覚えていない。

 確か、東京、大阪、滋賀、長崎、佐賀、福岡、熊本と、特にITやCGの黎明期において、かなり講演依頼が続いたと記憶している。時には、富山や鹿児島の商工会が熊本を訪れ、その宿泊会場にて講演をしたこともあった。

 中でも、2001年3月8日に開催された、「IT戦略会議」(熊本県商工会連合会主催)の講演会は、昨日のように覚えている。

 会場は、熊本ホテルキャッスル大宴会場。そこに数百人の参加者。NTT東日本(B to B)、D&L Research Inc.(B to C)、Yahoo Japan(検索エンジン)と、講演は三部門に分かれており、聴講者が熱心にメモを取っていたことを思い出す。

 筆者が担当したのはB to Cであり、講演では「バーチャルリアリティ」を中心に話している。2001年なので、まだ、仮想現実世界の代表格となったSecondLife(2007年日本上陸)が世に生まれていない頃である。

<これから>

 記録動画を見ていると、正直なところ、恥ずかしいやら、逆に、感心するやら、若き頃の自分の脳内がどのような刺激を受けて動いてきたのかが、今頃になって分かったような気がする。

 それにしても、初講演から34年ほど経っているが、当時50代の経営者の方々は、既に80代後半の年齢になられていると思えば、時代の流れが重くのしかかってくるのである。

 まだまだ現役を貫く筆者であるが、最近は熊本地震災害や水害、さらにはコロナ禍などがあり、face to faceでの接点が遠のいていた。これらの講演会を振り返ると、当時は学ぶ勢いが最高潮のようで、見ているだけでも気合が入ってくる。

 現在は、地域おこし、人材育成、Cross-mediaの啓発に力を入れているので、各地からの講演依頼などがあれば、「いざ鎌倉!」にて馳せ参じようかと、更に気合を入れているところである。

 時代はZOOM講演会が主流になっており、筆者もZOOM愛用者なので、それでも宜しかろうと。しかし、face to faceの方が温かみがあり、互いの心を知るには、欠かせないのではなかろうかと思うばかり。

 昔の動画は画質も音質も悪いけれども、このような記録が残っているのは、とても幸せなことであると、当時撮影して頂いた方々に感謝の意を表したい。

▼1989年2月9日(東京銀座)
 MUGクリエイティブセミナー
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▼1999年7月(熊本県阿蘇)
 RICOH九州大会基調講演
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▼2001年3月8日(熊本市)
IT戦略会議 3社合同講演
・NTT東日本(B to B)
・D&L Research Inc.(B to C)
・Yahoo Japan(検索エンジン)
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写真・文責:西田親生


                                             

  • posted by Chikao Nishida at 2023/12/10 12:00 am

捨て難い、アナログの価値。デジタルカメラでは表現できない、アナログ世界とは!?

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<孔子公園の花々>

  最近、足繁く通うようになった孔子公園。同園のあちこちに、花壇が設けられ、季節の花々が元気に咲き乱れている。

 本日は、陽射しが痛く、すこぶる暑かった。マスクの内側はとんでもない状態である。近頃は予備マスクを五つほど携帯するようにしているが、直ぐに足りなくなってしまう。

 本格的な夏に近づけば、美しく咲く花の種類も激減する。梅雨時期の前後には、睡蓮や紫陽花、そして蓮の花の取材が楽しみとなるが、眩し過ぎる日の撮影は非常に厳しい。

 少しでも陰のある所を選び、欲を言えば、太陽光を遮断する傘でも持参できればと。筆者は、パッと弾けるような明るい写真よりも、暗めのしっとりとしたものを好むので、この時期は大変辛い。

<デジタル一眼レフカメラの動向>

 撮影に使用するデジタル一眼レフカメラは、今ではNikonオンリー。それも、D800シリーズなど旧製品も生きており、何とか、レンズで誤魔化しながら撮影している。

 ところが、急激に人気を博しているのが、小型軽量のミラーレスデジタル一眼レフカメラである。SONY、Canon、Nikonなど、全てのカメラメーカーは、ミラーレスへと突っ走っている。

 これまでのペンタプリズムとミラー付きの一眼レフが、姿を消してしまうような気配。正直なところ、ミラーレスのファインダーは、どんなに進化したと言っても、まだまだ違和感がある。

 しかし、ミラーレスの凄さは、見えるものがそのまま撮影できるので、実に簡単であり、構図や光の拾い方が良ければ、アマチュアでもプロ並み、プロ以上の撮影を可能とする訳だ。

 よって、プロとアマの差は、取材地の格差だったり、モデルのレベルだったりと、ストーリーとマテリアルの質で決まってしまう。

<一億総フォトグラファー時代>

 PhotoshopやIllustratorが世に広まった頃には、「一億総クリエイター時代」と言われたが、今は、「一億総フォトグラファー時代」となりつつある。

 加えて、スマホの進化は目を見張るものがあり、神業のような事が、静止画でも動画でも、簡単にやってくれる。撮影後の加工も、あっという間に出来上がる。

 編集アプリも日々進化しており、トリミングもゴミ消しも一瞬にして完了。それを考えると、最近、左手に持つデジタル一眼レフカメラが、どっしりと重く感じるばかりとなる。

<アナログは捨て難い>

 しかし、ここで、しかしである。撮影時のシャッター音が、ミラーレスやスマホは、軽過ぎて、撮っている感が全くないのである。「パシャッ♪パシャッ♪パシャッ♪」の機械音が、断然、心に響く。

 勿論、撮影の道具は、人それぞれの好みなので、どれが最高とは言えない。ただ、ここで、ただである。筆者は、全てデジタルで動くものより、アナログで動くものの方に心を奪われてしまうのだ。

 デジタルウォッチよりも、アナログ機械式の時計に価値を求め、リューズを回しながら、ゼンマイに命を吹き込む瞬間がたまらない。これもまた、嗜好の問題だが、アナログにはデジタルでは再現できないものが多々存在する。

 最後に、現在5000万画素前後のミラーレスが多く作られているけれども、昔々のフィルムカメラの画素にはほど遠いことを知らない人の方が多いのではないか。デジタルの四角な粒子は、フィルムの丸い粒子を表現できないのである。

 仕事柄、便宜的にデジタル一眼レフカメラを使用しているものの、仕事を考えなければ、フィルムカメラを使い、じっくりと被写体を撮影するのに憧れている次第。撮ったものが、直ぐにプレビューできないドキドキ感が捨て難いのである。


▼孔子公園の花々(6月9日撮影)
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写真・文責:西田親生

                       

  • posted by Chikao Nishida at 2022/6/10 12:39 am

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