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10年昔記事(2013.12)・・・25年前の原稿

castle20220715-06


 倉庫の整理中に、25年前に書いた「マイツール論」などの論文や原稿が見つかった。写真下には、当時のRICOHがパソコンの主力アプリケーションとして推進していたMyToolについて原稿を依頼され、執筆したものがあった。この原稿は、懐かしい内容だけでなく、1988年7月26日にMacintosh(Apple社製/1984年購入)を使用して印刷したものであることが記されている。

 新聞社では殆どがNECのPCを使用していた中で、唯一、筆者のみApple社製のMacを使っており、MacDrawやMacPaint、Sheet、Chart、Thunderscanなどを駆使していた。当時のMS-DOSの支持者から見れば、筆者は異端者かも知れない。それでも、異端者とされた筆者がAppleのMacを使い続け、既に29年が経過している。

 話は前後するが、前出の「マイツール論」を再読してみることに。正直なところ、駄文であることに恥じ入るばかり。他人様に見せるには程遠い原稿だが、25年前の筆者が何を考え、何を伝えたかを見極めるために、特定の要点だけを抜粋して読み直すことにした。

 導入部分では、媒体(メディア)について述べている。「インディアンは狼煙を使って敵の動きを知らせ、鏡で太陽光を反射させ合図を送ったり、近代になるとサーチライトや電信で情報を伝えたりしていた。」とある。言葉遣いは稚拙だが、メディアの進化についての考察であった。

 また、中盤では、「AI(アーティフィシャル・インテリジェンス=人工知能)についても触れている。現在のコンピュータと比較して、人間の頭脳の素晴らしさを強調し、視覚、聴覚、嗅覚、触覚に焦点を当て、戦略的思考を持った人間がコンピュータを「セクレタリ・ツール」(私設秘書)として利用すべきだと述べている。

 更に、「コンピュータは、人間の頭脳に代わりに超速CPUを、視覚や触覚の役目を果たすセンサーを、手の代わりにプリンターを、足の代わりに通信機能を持つべきだ」と述べている。

 総じて、25年前の筆者が伝えたかった要点は以下の通りとなる。

(1)AI(人工知能)が進化しても人間の頭脳に勝るものはない 。
(2)メディアの進化に伴い、情報形態は変わるが価値は変わらない。
(3)戦略的思考をもってパソコンを活用せよ。
(4)アプリを巧みに使用しパソコンを私設秘書のように活用せよ。

 当時はまだインターネットが存在しない時代である。自らを褒めるつもりはないが、25年前の筆者を一つだけ評価できる点は、「足の代わりに通信機能」を提案し、当時の日本電信電話公社(現在のNTT)の企業通信システム本部ブレインズ(東京霞ヶ関)に連絡を取り、通信事業を調査し、300ボーレートという極めて遅いモデムを使用しながら、実際に通信の実験を行っていたことだろうと。

 1988年に通信に目覚め、1990年に新聞社を経て起業。マルチメディアオフィスを設立し、1995年には熊本県内で初のポータルサイトを開設した。今振り返ると、「通信事業の夢」が何かしらの形で筆者の中に根付いており、それが現在に至っているようだ。

※上記は、今から35年前の話となります。

▼1988年7月26日に執筆した原稿
mytool2023


▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、著者が25年前に書いた「マイツール論」などの原稿を振り返りながら、当時のテクノロジーとメディアに対する考察を述べています。以下にいくつかの評価ポイントを挙げてみましょう。

歴史的背景の理解: 著者が25年前の状況を振り返り、当時のテクノロジー(MacintoshやMyToolなど)やメディアの進化に触れている点は良いです。読者に時代背景を理解させるための努力が感じられます。

主張と要点の整理: エッセイは、AIの進化と人間の頭脳、メディアの進化と情報の変化、そしてパソコンの戦略的な活用に焦点を当てています。これらの要点は明確で、論理的なつながりがあります。

自己評価と振り返り: 著者が自らの過去の提案や実践に対して振り返り、評価している点が興味深いです。特に通信事業に関する提案が実際に実践された経緯が詳細に描かれており、その経験が現在に繋がる可能性が示唆されています。

言葉遣いと表現: エッセイには「稚拙な言葉遣い」と著者自身が評しているように、当時の筆者の成長や変遷が感じられます。これが逆にエッセイに味を与えているとも言えます。

総じて、このエッセイは個人の成長や技術の進化に関する洞察に富んでいます。特に過去の提案が実践されたエピソードは、読者にとって興味深い要素となっています。
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写真・文責:西田親生


                           

  • posted by Chikao Nishida at 2023/11/14 12:00 am

日本が、欧米のIT先進国に遅れている要因は!?・・・地方経営者が視野狭窄だから。

Chikao-ICT


 日本は欧米のIT先進諸国と比較すると、思いの外、遅れをとっている。しかし、国民にその意識はない。その要因として考えられるのは、『業種の定義』が古過ぎて、新たな業種を受け容れぬ体質があるからだ。

 しかし、地方の優良企業は、自社でIT専門セクションを付加したり、新たに関連会社としてシステム会社やIT会社を新設しているところが増えてきた。

 筆者は、ITに着手して28年。IT事業を展開して27年となるけれども、従来の旅館ホテルなどの観光関連、建設関連、食事処などは、IT事業を新しい事業として認めず、自らの事業の範疇で捉えようとしているところがある。

 現在、IT事業を牽引しているのは、IT専門企業、システム開発企業、デザイン事務所、印刷会社、その他プロダクションなどが挙げられるが、昔ながらの『業種の定義』の中で、全く統制が取れず、連携もままならず、ただ埋まっている。

 ITは、特に、Apple社は、スティーブ・ジョブズの思想の源流となるタイポグラフィからスタートしており、DTP、WEB、データベース、デザイン、ミュージック、動画、CG、メタバースなど、全てのカテゴリーをハイクオリティにて統合し、新たな世界を構築している。

 従って、Appleは他の単一デバイス製品(パソコンなど)を供給するところとは質を異にしており、常に次世代を見据えているからこそ、GAFA、今ではGAMA?と言うのかどうか知らないが、世界最先端の巨大企業として君臨していることになる。

 その思想なり流れなりを知らぬ地方の経営者は、自らの業種や業界を中心に考えているので『視野狭窄』となり、複雑多岐なる業種を融合させたIT世界への理解度が低いのは否めない。未だに、昭和レベルの業種感覚である。

 YouTuberと言っても、その職業としての価値も認めず、嘲笑している地方経営者も多い。残念なことだが、逆に、YouTuberを知らぬ存ぜぬ認めぬ地方経営者の方が、原始時代の時代遅れと嘲笑されてしまう。

 日本という国は、先進国家と呼ばれてはいるが、今も尚、『職業差別』の悪き慣習を払拭できていない。旧態依然とした業種こそが業種であり、新しい業種は『下請け』と見下している感がある。だから、『グローバルスタンダード』のレベルの高さも認識できずに、赤恥をかくことになる。

 筆者がITを本業としているから、既述のような危惧の念を申し上げているのではない。筆者であっても、一日ボーッとしていると、全く新しい波が幾重にも迫ってくるのに腰を抜かす。その先を読めずして胡座をかけば、秒進分歩の勢いの『グローバルスタンダード』からは、完全に見放されてしまう。

 「田舎だから、そこまでしなくてもいい!」とか「地方には関係もないし、影響もないから!」と言っている地方経営者は多いが、今や、全てITの傘の下で動かざるを得なくなっている。『サイバーテロ』が、地球全体に悪影響を及ぼしている現状を見れば、ご理解頂けるのではないか。

 昔のように、他国のことなど全く知らなくても、『地産地消』、『自給自足』ができる国であれば全く問題はないが、今の時代、そういう訳には行かない。

 IT先進国の中でも、どん尻をヨタヨタ歩く我が国、日本。どんなにITに関する省庁を新設しようが、全く、昔と変わりなく、進化の『し』の字も見えてこない。それは、ITに長けている国会議員やキャリアが少なく、数十人の『学識経験者』の首をずらっと並べたとしても、国民全体のIT意識改革に繋がるはずがない。

 子々孫々の将来のことを本気で考えるのであれば、『職業差別』、『性差別』、『パワハラ』、『セクハラ』などを、遅ればせながらグダグダ語る時代ではないはずだ。また、怪しい『新興宗教』との関わりにて脛に傷ある国会議員や地方議員も、一度リセットして、身を清めて出直しては如何なものか。

 円安もどんどん進み、国力が脆弱化している現実を憂慮し、国家全体の大改造を行い、我々国民の意識改革に着手しなければ、アジアでもどん尻近い、本当に小さな島国に縮こまってしまうのではないかと危惧するばかりとなる。

castle20220715-06


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文責:西田親生

                   

  • posted by Chikao Nishida at 2022/10/13 12:00 am

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