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生きて、なんぼ。

▼写真は鳩のバトルシーン

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 本日は、「虐め」(パワハラ)について考察したい。

 過去を振り返ると、「虐め」と言う悍しい現象を万と思い出す。同僚との社員旅行で、露天風呂に入っていた後輩の浴衣や下着を先輩が持ち出したり、母親の愛情たっぷりの手作り弁当を先輩が毎日取り上げたり、職位を悪用した恫喝やSNSによる脅迫メール、感情混入更迭人事などなど・・・。

 「虐め」を日々稼業としている人間は、大抵の場合、自分よりも劣勢に立っている弱者を標的としている。更に、弱者がお人好しであれば、タイムリーにお人好しの「心」の弱みを上手く利用して、逆に同情を煽ったり、虚偽情報を流布したりと、実に厚かましくデリカシーに欠ける。

 色んなところから聞こえてくる、「パワハラ」、「セクハラ」と言う社会の歪み。特に、「パワハラ」を延々と受け、被害者が「死」を選ぶケースも後を絶たないが、「虐め」を稼業としている輩は、大事に至って初めて項垂れるが、己の正当化のために虚言を放ち開き直る。

 しかしながら、被害者が「命」を絶ってしまっては、何も解決はしない。歳月が経てば、何事もなかったかのように、結局は重大事件が「他人事」として、皆の記憶の箱から消えてしまうのである。されど、加害者はのうのうと、何食わぬ顔して今も生きており、また繰り返す。

 「虐め」には良質なものなどありはしない。「虐め」のレベルなどありはしない。「つい冗談のつもりで・・・」と言い訳するが、被害者の「命」に関わるような重大事件であっても、そしらぬ顔をしている。よって、許し難い愚行として、社会的制裁を強烈に与える必要がある。

 そもそも、「虐め」を稼業としている人間の中でも始末に負えないのは、その「虐め」を自覚しつつ、己の罵詈雑言、誹謗中傷に酔いしれ、それを「正論」としており、己に「罪」はないと思い込んでいる輩が多い。因みに、以下のような発言をした人物もいるが、勘違いも甚だしい。

 『バンバンとデスクを叩き上げ、やらないならばいい、全部元に戻ればいいと脅しました。完全なるパワハラです。しかし私には覚悟があります、排斥するならすればいい、いつでも辞めます。』と言っている。「虐め」を受ける側の心の痛みを分からぬ利己主義者である。

 これが会社の代表者であれば、話にならない。時代錯誤もよろしく、人格欠損も甚だしい。この人物はよく知ってはいるが、小心者かつ責任転嫁を処世術として、歪んだ半生を送ってきた結果でしかない。己、そして社会に対する「甘え」ばかりの、身勝手な人間にすぎない。

 されど、被害者の立場を考えれば、また、自分をその被害者に置き換えれば、恨み辛みどころの騒ぎではない。日頃から輩の蛮行に耐えながら仕事をせざるを得ない環境下で、被害者の心身は、輩が撃ち込み続けた「癌細胞」に蝕まれて行くのである。危険極まりない状態である。

 しかし、人間は「生きて、なんぼ。」・・・自然体にて、輩からの攻撃に怯えず、狼狽ず、固まらず、威風堂々と対処できるように、善良な周囲の人たちに全てを明かし、間髪を入れず、自らの「命」を守るために、その輩撃退に向けて「社会正義」を突きつける必要がある。

 畢竟、ジキルとハイドのような玉虫色の人格で、「虐め」を稼業とするような人物は、人の上に立ってはならぬ存在である。それも、軽々に、何度も「自粛、謹慎致します!」と演技を貫く人間、「忖度」や「懐柔」をこよなく愛する人間は、「信頼」に値するものではない。

 
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文責:西田親生

                           

  • posted by Chikao Nishida at 2020/6/27 02:56 pm

スマートな「マネジメント」の在り方・・・

▼写真はイメージ
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 会社には色んな人が居る。元気一杯の人、遠慮気味な人、懐疑心ばかりの人、姑息な人、太鼓持ち、トラブルメイカーと・・・十人十色と言うか、百人百色、千人千色・・・と千差万別である。

 会社規模が大きくなればなるほど、人種はバラエティーに富んでくる。よって、部門別にリーダーを決めて、統制を図らねばならないが、これが、「言うは易し、行うは難し。」で、実践を試みると、見えざる障壁に何度も突き当たることになる。

 昔ながらの典型的な会社の特徴は、ピラミッド構造の中で、トップダウンが最善策とされ、「恐怖政治」が罷り通っていたのは否めない。しかし、時代は秒進分歩の勢いにて変化し、特に、ネット時代になり、グローバルな動きが国内のローカルにまで影響を及ぼす時代となった。

 それでも、性懲りも無く「恐怖政治」を延々と遣っている悪代官も大勢いる。特に、同族会社となれば、当然のごとく「恐怖政治」のバトンタッチで会社の延命策を講じてしまう。スタッフは軽視され、極端な場合、スタッフの人としての取り扱いなど皆無に等しい。

 今や、フラット思考がすこぶる自然でもあり、会社内でも「同僚」、「チーム」というフラットな関係が「好し」とされる。そこには「忖度」何ぞ必要もなく、業務の「目標」も「成功」も、経営者とリーダー、全スタッフが連携し、善きも悪しきも共有するような企業スタイルに変わりつつある。

 しかしながら、田舎に行けば、「恐怖政治」を当然視し、更には創業者にあらずして、不埒な「私物化」や「男尊女卑」が常態化している会社を見掛けることがある。戦慄さえ覚える「異常なる世界」だが、悪しき伝統なり歴史なりの「垢」が、あちこちに汚らしく堆積している。

 最近、スマートな「マネジメント」を学び、実践する会社が急増している。マネジメントの基本の基本であるが、人としての尊厳を認め、互いに強い信頼関係を保つことが、会社の推進力に繋がることに、やっと気づき始めたのである。経営先進企業では、不要なる相談役や顧問という存在を無くすところも多々出てきた。

 では、スマートな「マネジメント」とはどのようなものか!?・・・それは、経営者を通じて、リーダーがスタッフに指示する時に、「目標」をしっかりと持たせ、「共有」することから始まる。万が一、途中で落ち度があったとしても、「称賛」を伴った「修正」在りきで、「目標達成」できるというものだ。

 よって、「目標」、「称賛」、「修正」、「達成」全ての「共有」在きで、円滑に業務が遂行する。そして、次の「目標」へと向かうことになるが、同じく、「目標」、「称賛」、「修正」、「達成」全てに「共有」在きで動く、その繰り返しだ。実にシンプル。

 頭ごなしに「叱責」ばかりの「恐怖政治」では人も育たず、トラブル続出の業務展開となることを知らねばならない。「叱責」では何も解決しない。「叱責」はスタッフをただ萎縮させるばかりで、好循環など夢のまた夢。スタッフのモチベーションは低空飛行の連続となる。

 昨今、メディアにて「パワーハラスメント」の報道が増えてきた。歪んだ時代の負の遺産に固執する経営者も居るには居るが、それは、時代遅れの「操り人形師」と失笑に値する。それでも「恐怖政治」を敢行する悪代官が居るのならば、さっさと訴追し、そのブラックな環境に長居する必要はなかろうと・・・。

 末筆ながら、スタッフも日頃から自己研鑽を行い、モラル、所作、知識、知恵、洞察力、判断力を磨くなどの努力は、必須となる。


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文責:西田親生

                           

  • posted by Chikao Nishida at 2019/9/15 01:40 am

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