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深夜の猫・・・

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 午前3時頃だったか、猫が「マーオゥ、マーオゥ♪」と鳴き続けている。その鳴き声が、段々近寄って来ている気配。小雨混じりの中で、静寂なる闇夜の中での鳴き声は、猫が好きだとしても、決して気持ち良いものではない。

 自宅は公道から28段(階段)の高さのところに建っているので、窓から公道を見下ろすことにした。すると、右手向こうの街灯下を二匹の野良猫が、小糠雨に包まれながら鳴いている。よく見ると、前を歩く猫と後ろから追う猫のディスタンスは10メートルほどだ。

 多分に、雄猫が雌猫の後を追っているのだろうと。しかし、小糠雨で毛並みもバサバサ。こんな雨の中を歩くよりも、何処かの軒先で静かにしていれ良いものを。深夜なので、こちらから声を出すことはできないが、鳴き声が次第に大きくなって来た。

 窓ガラスを開けると、2匹の猫がピタリと足を止めた。こちらを仰ぎ凝視している。普通の野良猫ならば殺気立つのだろうが、じっとアイ・コンタクト。もしかすると、飼い猫が勝手に外に出て、自宅周辺を徘徊しているのかも知れないと思った。

 以前、あちこちを取材する中で、野良猫と遭遇することが多かったけれども、最近はずいぶん少なくなったように思えてならない。片耳に刻みが入っているのは「去勢」をしたものらしいが、野犬と違って、猫が人を襲うことはないので、野放し状態。

 動物に共通することは、猫にしろ、犬にしろ、人間にしろ、目つきを見るだけで、大凡の性格が見え隠れし、頭の良し悪しも想像できる。写真は、以前撮影した猫だが、すこぶる良い目をしている。クレバーで、ゆったりとした生活感が滲み出ている。

 人も同様に、心の動きが目や顔つき、身体全体のオーラとして出てくるものである。昔から、「目は口ほどに物を言う」という諺があるように、これらの猫に劣らず優しいアイ・コンタクトができる人間になるのが一番であると、独り頷くばかりであった。


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◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
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文責:西田親生

           

  • posted by Chikao Nishida at 2021/1/27 12:00 am

動物とのアイコンタクト・・・

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 動物を撮影する時も、人のポートレートと同様に、目が命となる。先般、熊本市動植物園で、行き当たりばったりの撮影を行ったが、動物は近づけば、くっと耳が動いたり、目がキラリと光ったり、見てないようでも体全体にアンテナ張ったりと・・・瞬間の動きが面白い。

 オウムは鳥類だが知恵がありそうで、チラ見している。カピバラはのっそのっそと歩きながらも、目線はこちらへ。ワオキツネザルは遠目だが、刺すような目線。チンパンジーは酔っ払い親父の目、シマウマは遠慮気味、クロクモザルはオッドアイ、サイは真正面から直視である。

 撮影する側としては、もっと光がうまい具合に眼球に当たり、球面ギラリを狙いたいところだが、なかなか思ったように撮影できなかった。望遠も200mmだったので、遠目の動物の目はシャープに欠けていた。よって、次回はバズーカレンズを持参しようかと・・・。


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文責:西田親生

                   

  • posted by Chikao Nishida at 2019/7/8 01:43 am

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