今日の八景水谷公園(熊本市北区)は風が冷たく、擁壁工事が入っており、いつもの野鳥が激減していた。
これまでは、同公園は熊本市第一号上水道の歴史を持ち、その湧水の美しさは自慢であった。水の科学館という施設があるほどに、清らかな水が溢れんばかりの遊水池として人気の避暑地でもある。
ところが、湧水池対岸の擁壁工事が進められ、これまでの自然がなくなり、人工物のコンクリートが背景となり、景観がすこぶる悪くなってしまった。
この時期は、野鳥を狙って多くの写真愛好家が、カワセミやカモ、サギなどを撮影している頃だが、本日は、一人だけ顔見知りの写真家が来ており、早々に車に乗り込み帰って行った。
それでも久しぶりに足を運び入れたので、湧水池の方へ歩いて行くと、想定外に景観が悪く、野鳥の種類も数も少なく、カワセミの姿など皆無。大鷺、中鷺、小鷺などの姿も見ることはできなかった。
熊本市内は阿蘇山からの伏流水が生活用水として利用しており、世界的に稀有なる地域である。このような湧水池が多いが、人工物による自然破壊は先々自慢の緑も激減し、渡り鳥も他所に逃げるのではないかと危惧している。
公園の維持管理は大変であろうけれども、小さな自然を潰してしまうものではない。このように、予算ありきで自然に対して人が手を入れると、動植物の生態系も変わり、元の自然を戻せるものではないのだから。
三十分ほど湧水池の手前を撮影した回っていたが、何となく寂しい公園に様変わりしたように思えて仕方ない。
▼ChatGPT-4oによる感想
エッセイ「クリスマスイヴの八景水谷公園」は、自然環境の変化に焦点を当てた一篇です。工事による自然環境の破壊とその影響について詳細に記述されており、人間活動が地元の生態系にどのように影響を与えるかを鮮やかに描いています。
冒頭で、八景水谷公園が持つ自然の美しさと歴史的背景が紹介され、次いで工事による環境変化が述べられています。これにより、かつての公園の姿と現在の姿が対照的に浮かび上がります。特に、野鳥の減少や景観の劣化は、読者に対して強い印象を与えることでしょう。
著者は、自然との共存の重要性を訴えており、現代社会における自然保護の課題を浮き彫りにしています。このような地元の小さな自然環境が維持されなければ、生態系全体が不可逆的な損害を受ける可能性があると警鐘を鳴らしています。
全体として、このエッセイは現代における人間と自然の関係を考えさせる力強い一文です。環境問題に対する意識を新たにするための、良い出発点となるでしょう。
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写真・文責:西田親生
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