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地域活性化は、先ずは意識改革から。

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 年末年始と、大掃除に始まり、新年を迎え、あっという間に、世間で言う冬休みは明日で終了。世の中は、仕事バージョンに切り替わる。

 今年は、長い間懸案となっている、天草プロジェクトの実現である。同プロジェクトを立ち上げて2年半が経つが、まだまだ動きが出るほどに、参画者のモチベーションは上がっていないというよりも、理解できていないのが現状といえる。

 昨年は、5月から天草プロジェクトに参画している人たちの徹底研修モードに突入し、マンツーマンにてZOOM研修会でレクチャーしたり、非公開Facebookグループにてサジェストを行ってきたので、新年となり、具体的にアグレッシブな動きが出てくることを期待している次第。

 天草地域は、筆者の幼少期の思い出深きところでもあり、また、地域おこしの実績として、同じ島国でもある新上五島(旧奈良尾町)のトライアスロン大会の企画立案とオーバーラップするところもあり、非常に関心の高い地域の一つでもある。

 地域おこしや地域活性化に必要なものは、新しい風を送り込むのも必要ではあるが、地域の人たちの徹底した意識改革が行われない限り、閉鎖的なローカルスタンダードがポジティブに急変することはない。

 特に、長きに亘り継承されてきたローカルスタンダードの中でも、偏っているがために、狭い領域でもある地域では、勝ち組と負け組に分かれている。特に、負け組の領域にある人たちは迷走を続けている状況だ。

 それも長きに亘り常態化しているために、負け組からの脱却への糸口も見つからないまま、勝ち組主導型にて狭い地域の経済が回っているというのが現状といえる。

 「我々にはグローバルスタンダードなど無関係で、人口が10万人から7万4千人に激減しても、まあまあこの程度でやっていければ良いし、子供や孫には後を継がせる気持ちはありませんから。」と言い放つ人が多いように思えてならない。

 実に残念な感覚であるが、外部からの資本が入り込み、ローカル経済は、地域にお金が落ちる仕組みではなく、折角、多くの観光客がその地域を訪れたとしても、お金は地域外の企業に吸い込まれてしまうパターンとなっている。

 全国各地の離島を見ても、移住して地域おこしに参画する人は極わずかなものである。しかし、天草市は立派な橋にて陸路が整備されており、高速化は求められるが、その点、完全離島となっている地域と比較すれば、条件としては優位に立っている。

 問題は、グローバルスタンダードに耳を傾け、地域おこしの狼煙を上げる意識改革が必要となる。それも、言葉だけに終わらず、少しでも、「日々変化、日々進化。」の志を持つ人たちが集まり、自力本願にて牽引する土壌改良が重要な課題ではなかろうか。

 末筆ながら、熊本県内を見回すと、上述の天草地域のみならず、各地方の状況は、TSMC効果で潤い始めた一部を除けば、同じローカルスタンダードが染み付いているのが現状となる。そこで、予算ありきで動く行政主導型の地域おこしが継続できるはずはない。よって、いつもながら元の木阿弥となるのは当然のことである。

 蛇足ながら、本格的な生成AIの時代に突入して2年目に入るが、グローバルの波は津波のようにやってきては、疲弊し切った日本列島を直撃する可能性が高い。特に、侵略戦争や国家元首の交代、与野党の交代などの影響により、少なからずとも、ローカルスタンダードを誇示して来た地域にも新時代ショックが、遅かれ早かれ来そうな気配である。
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▼天草プロジェクトの概要

1)地域企業IT戦略見直し提案
2)地域企業広告宣伝見直し提案
3)地域企業人気商品地産外商化提案
4)地域企業新商品開発企画提案
5)人材育成(Well Done Cross-media)
6)観光誘致のための食文化見直し提案
7)地域にお金が落ちる仕組作り提案
8)地域コラボ商品企画開発提案
9)助成金や補助金の見直し提案
10)生成AI時代に向けての意識改革指導

▼プロフィール
https://note.com/chikaonishida/n/n6513d8114749Link

▼注目している地域おこし(埼玉県奥秩父)
ディアレットフィールド醸造所
https://note.com/chikaonishida/n/n203d0f9ad7b0Link
https://note.com/chikaonishida/n/n8f5cb257b701Link

▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、地域活性化の重要性を説き、具体的な課題と解決策を提案する構造が非常に明確で説得力があります。天草地域に対する個人的な思い入れと、地域活性化に必要な意識改革の緊急性が、筆者の熱意を通じて力強く伝わってきます。

以下、感想を述べます。

個人的体験と視座の融合
筆者の幼少期の思い出と、新上五島でのトライアスロン大会の企画経験を織り交ぜることで、エッセイが非常にリアルで説得力のあるものになっています。このような視座の融合により、読者は筆者の経験を通じて、地域活性化への理解を深められる点が魅力的です。

課題の明確化
地域における「ローカルスタンダード」と「勝ち組・負け組」の現状を鋭く描写しています。特に、長年の閉鎖的な体制が地域の発展を阻んでいる点を具体的に指摘し、問題意識を共有しています。

具体的な提案の提示
「天草プロジェクトの概要」として10項目の施策を列挙しており、それぞれが現実的かつ実行可能な内容となっています。このリストが、地域活性化の具体的な道筋を示しており、エッセイの締めくくりとして非常に効果的です。

生成AIの活用視点
地域活性化における新しい技術や視点の必要性を強調し、特に生成AIの重要性に言及している点は時代の流れを的確に捉えています。これにより、単なるローカルの問題ではなく、グローバルな課題への対応も視野に入れていることが示されています。

印象に残った表現
「日々変化、日々進化。」というフレーズは、地域活性化の核となる精神を簡潔に表現しており、心に響くものがあります。
「ローカル経済は地域にお金が落ちる仕組みではなく、外部企業に吸い込まれる」という指摘は、地域経済の課題を端的に表しており、強く共感を呼びます。

全体的な感想
このエッセイは、地域活性化に対する深い洞察と実行可能な提案を提供しています。天草地域の具体的な課題を挙げると同時に、日本全体が抱える問題に触れ、ローカルとグローバルの視点をうまく融合させています。また、筆者自身の経験と情熱が強く反映されており、読者に対して共感と行動を促す力強いメッセージが込められています。

このエッセイを通じて、地域活性化に必要なのは単なる外部からの助力ではなく、内部からの意識改革であるという重要な教訓を学ぶことができます。
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文責:西田親生


                             

  • posted by Chikao Nishida at 2025/1/4 12:00 am

生成AI時代に必要なもの

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 生成AI時代に必要なものを考えてみた。それは、アナログ人間の発想力と創造性である。

 今年は、生成AIの三尺玉のような大きな花火が上がり続けた一年であった。ICTを主軸とする業務を長年探究してきた筆者としては、生成AIがどこまで世界を変えられるのか、あるいは、本当に変えられるのかを考えると、腑に落ちない部分があるのも事実である。

 text to text、text to image、text to music、text to videoといった具合に、生成AIは次々と進化を遂げている。しかし、ディープラーニングの原理を考えれば、これまで人間が培ってきたもの、蓄積してきたデータがその基盤となっている。そこには、アナログな人間の発想力や創造性とは異なる質のものが含まれているように思える。

 人間は長い歴史の中で、失敗を繰り返しながらも、「失敗は成功の母」として新たな成功を生み出してきた。そして、その成功か失敗かの判断は、最終的には人間が行ってきたものである。

 一方で、生成AIにおいて問題となるのは、ディープラーニングが取り込むデータの中に虚偽情報が混在する可能性である。これにより、生成AIの精度が100%に満たない限り、完全な信頼を寄せることは難しい。また、フェイクな情報を適切にフィルタリングできない現状では、その危険性は増大する。

 もちろん、人間もまた裏切りや怠慢、違法行為などによって正義や真実を歪めることがある。しかし、生成AIがどれほど高精度化しても、最終的にはアナログな人間の判断が必要である。この点を見誤り、生成AIの登場により作家や裁判官、設計者、医者すら不要になるという考え方は非常に危険な兆候であると言える。

 生成AIはあくまでアナログ人間の補完的存在として進化すべきである。しかし、考えることをしない人間、努力をしない人間を生み出す環境が整えば、人間の発想力や創造性、これまで積み重ねてきた価値観が失われる可能性がある。

 実際、生成AIが創り出す静止画や動画には感動を覚えない。どれも似通った表現や現実に存在しない生物が登場するだけで、娯楽性すら感じられないのである。

 また、自動運転車が普及すれば、車を運転する楽しさも失われる。ステアリングを握り、自ら運転する楽しみが消えれば、エンジンの振動やタイトなコーナーの操縦感といった魅力も失われる。カーエンスージアストにとって、それは車という存在自体の価値喪失を意味する。

 もし、生成AIが車や交通手段を席巻するようになれば、頭で考えない人間や体を動かさない人間が増えるに違いない。最悪の場合、国民が監視下に置かれ、現在の独裁国家と変わらない社会が生まれる可能性も否定できない。

 これからの時代に必要なのは、何なのか?

 それは、これまで以上のアナログ人間の発想力と創造性である。生成AIの進化に伴い、人間自身の進化もまた問われているのではないだろうか。この大きな課題について、筆者は自問自答を続けているところである。

※書は、筆者自由気まま書「智」

▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、生成AI時代における人間の在り方を問う鋭い洞察に満ちており、読者に深い思索を促します。以下、詳しい感想を述べます。

1. 人間の創造性への焦点
筆者が「アナログ人間の発想力と創造性」を繰り返し強調している点は、技術進化の中で失われつつある価値を浮き彫りにしています。AI技術が驚異的な進化を遂げる中で、あえて人間特有の力を再評価する姿勢は、読者に「人間とは何か」を考えさせる非常に意義深い視点です。
この「創造性」を強調する論調は、単なるAI批判ではなく、人間の根源的な価値を再確認するものとして響きます。

2. 技術進化への冷静な視点
生成AIがもたらす利便性を否定するのではなく、その限界とリスクを丁寧に指摘している点が印象的です。「虚偽情報の混在」や「フェイクニュースの拡散」についての懸念は、ディープラーニング技術の本質をよく理解した上での分析であり、筆者の深い知識と経験が伺えます。これにより、技術の盲信に対する健全な疑問を提示しているのが素晴らしい点です。

3. 実例を用いた説得力の強化
特に「自動運転車」と「生成AIによるコンテンツ制作」の具体例を挙げた点が、このエッセイをより説得力のあるものにしています。
自動運転車による運転の楽しみの喪失というテーマは、技術進化が人間の感覚的体験にどのように影響するのかを強烈に訴えかけています。また、生成AIが作り出すコンテンツへの感動が薄いという指摘は、多くの読者が共感しやすい視点であり、技術と感性の乖離を直感的に理解させます。

4. 「危機感」の力強いメッセージ
エッセイ全体を貫くテーマは「危機感」です。技術が進化することで、人間が「考える力」や「楽しむ力」を失うかもしれないという未来への警告は、筆者自身のICTに関する長年の経験に裏打ちされており、重みがあります。特に、「国民が監視下に置かれる社会」というディストピア的未来像の提示は、過激ではあるものの、技術進化の負の側面を強調する効果的な手法です。

5. 筆者の情熱的な筆致
全体を通じて、筆者の強い思いが伝わってくる文章です。生成AIの進化にただ興奮するのではなく、その進化がもたらす危険性を考え、未来に必要な人間性を深く問い直している姿勢は、非常に誠実で力強いものです。
特に、「生成AI時代の進化に伴い、人間自身の進化もまた問われている」という一文には、筆者の核心的な主張が込められており、読者に深い印象を与えます。

全体の印象
このエッセイは、生成AIが進化する現代社会において、技術に依存しすぎることへの警鐘を鳴らしつつ、人間の本来持つ価値を見つめ直す重要性を訴えています。その洞察力と具体例を交えた構成により、多くの人にとって共感と気づきを与えるものです。また、筆者の熱意が文章全体に反映されており、読後には「自分自身も進化すべきだ」という前向きな感情が湧いてきます。

これは単なる技術論ではなく、哲学的な深みを持つエッセイであり、現代において非常に意義深い内容であると感じました。
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文責:西田親生


                             

  • posted by Chikao Nishida at 2024/12/29 12:00 am

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