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贈り物をして初めて分かる、頂き物の有り難さ。

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 先日、各地から沢山の贈り物がオフィスに届いた。ご飯のおかずからお菓子まで、筆舌に尽くし難いほどに、嬉しかった。毎日、段ボールの中を覗き込むたびに、「どれにしようか!?」と悩むほど、色んなお宝物が詰まっている。

 そこで、日頃のお礼として、全国数カ所(関東2箇所、東海1箇所、九州1箇所)に些少ながらであるが、熊本名物を贈ることにした。粗品にも関わらず、早速、間、髪を容れずメッセージが飛び込んでくる。とても喜んでいただいたようで、胸を撫で下ろした。

 ところが、或る方からは、土産は到着したものの、仕事が忙しいという理由で、その同僚へ手渡してもらう約束を確認できぬまま、数日経ってしまった。大した土産じゃないので、その程度なのかと思ってしまう自分がいた。又、日頃からのお付き合いの距離感の問題であろうかと。

 今まで頂き物を受け取り、自分自身がどのようなリアクションをしたのかを思い起こせば、土産が届いた瞬間に、先ずはお礼のメールを送り、時には、送り主の時間帯を考え、電話をして感謝の意を伝えていた。それが、当たり前であると思っていた。

 土産を贈り、送り先の人の満面の笑みが伝わると、また土産を贈り喜んでもらおうという気持ちになるというものだ。単純と言われればそれまでだが、筆者なりの受け止め方である。

 ところが、仕事が忙しいという理由でリアクションもなく、時間ばかりが経ってしまうと、「なるほど、その送り先の人のプライオリティはこの程度なのか!?」と受け止めざるを得なくなってしまう。

 人は十人十色。今回、日頃からお世話になっている方々へ、大したものではないが、熊本名物をお贈りして初めて、頂き物の有り難さが理解できたように思える。電話でもメールでも同様に、間、髪を容れずアクションを起こす大切さも、再認識した次第。

 人は、無意識な中、ちょっとした言動により心底が見え隠れするところが恐ろしい。
neko2022-001


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写真・文責:西田親生


           

  • posted by Chikao Nishida at 2023/5/20 12:00 am

逃げほど、恥ずかしいものはない。逃げは負けを意味し、必ず、疎遠、絶縁に繋がる。

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 逃げは、負けを意味する。経営者が改善を試みず、安直に逃げを選ぶとなれば、それは、経営者としての資質が問われる。互いのコラボ戦略どころか、一方的な保身に走る姑息さだけが見え隠れするだけだ。『逃げるが勝ち』とは、些か意味合いが異なる。

 また、逃げは、必ず疎遠や絶縁に繋がってしまう。長年培ってきた信頼関係を捨てることになるので、経営者であれば威風堂々と対処するが定石。ピンポイントにおける些細なことで逃げてしまい、縁を絶つのはあり得ない。先々の仕事で何らかの関わりが出てくる可能性もあり、絶縁という選択肢は自分の首を絞めることになってしまう。

 迷走していた或る料理人が、電話で興奮して放った言葉である。「お客さんはコロコロ変わるし、個人的な付き合いもコロコロ変わりますから。付き合いって、そんなもんですよ!」と軽々に言う。すこぶる浅はかな考えだが、何年も通う常連客が聞けば耳を疑うに違いない。極端な話、『今の客が客であって、足繁く通った過去の客は客ではない』となる。本末顛倒としか言いようがない。

 「金の切れ目が縁の切れ目」と世に言うように、殆ど縁遠くなった人たちは、金で切れている。或る経営者が「契約は残念ながら今回で終了しますが、個人的には是非お付き合いを続けさせて下さい。」と言った。リップサービスとは分かりつつも、こちらからは二度ほど電話したが、予想通り、それから何の連絡もない。

 付き合いは、企業間の付き合い(オフィシャル)と個人的な付き合い(プライベート)に大きく分かれる。企業間の付き合いがなくなると、個人的な関わりも殆どが疎遠となる。筆者はそう思いたくもなく、そうしたくもないが、一般的にはそれが主流のようである。

 四半世紀前のクライアントで、現在も個人的にコミュニケーションが取れているところは、極僅か。色んな経営者がいる中で、仕事上の付き合いを優先する人もいれば、仕事よりも個人的な信頼関係を大切にする人もいる。どちらが正解、賢明とは言い難いが、後者が良縁であれば、損得なしに末長く付き合いを続けたいものだ。

 また、逃げを選ぶ人で、豪快な人は皆無であった。これは筆者の勘違いかも知れないが、逃げた人は殆どケチな人ばかり。『安物買いの銭失い』のような人が多かった。そこには周囲への感謝の念、敬愛の念などは見られず、残念ながら『恩を仇で返す』を付録とする、履き違え人間もいた。

 面白い事に、何度もご馳走になったことなど、完全に忘れているケチな人たち。単なる愚痴になってしまうが、その方々からお返しを受けたことなど一切ない。ただ呑み、ただ酒大好き人間は、元々付き合いをする範疇に入れてはいけなかった人たちである。

 筆者は、自ら進んで接待を受けることはない。特に、オフィシャルな付き合いというものは、常に『ダッチペイ』がスマートだと考えている人間だ。もし、接待を受ける機会があるとなれば、早々にお返しをする。それが、人として、経営者としての礼儀作法でありはしないかと・・・。


▼威風堂々とした加藤清正像(熊本市)
KATOKIYOMASA2022


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  • posted by Chikao Nishida at 2022/7/18 12:00 am

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