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一粒の米・・・

▼鹿本町の水田
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 稲穂が頭(こうべ)を垂れ始めたので、再度、鹿本町付近の水田で取材をすることにした。以前は緑一色だったのが、じわじわと黄金色が際立ち、近々収穫されるのを知っているかのようだった。

 頭を垂れた稲穂の米一粒を見ていると、幼い頃に祖父や祖母より厳しく躾されたことを思い出す。ちょっとお膳にこぼした一粒の米。「御百姓さんが丹精込めて育てつくったお米を、粗末にするんじゃない!」と、何度も叱られた。お茶碗に二、三粒こびり付いても、間髪入れず指摘された。

 しかし、現在のコンビニ弁当など、賞味期限を過ぎれば、さっさと廃棄されている。花見の後の公園のゴミ箱には、食べ残したご飯が山のように積まれており、野良猫たちがご相伴に預かっている。

 そんなこんなを思い出しながら、鹿本の平地一帯を絨毯を敷き詰めたように覆う稲たちを撮影して行った。空にはモフモフした可愛い雲があちこちに浮かんでいた。鷺たちは、田んぼの稲穂の間に急降下して、餌を突いている。スネイキーに曲がりくねった小川には、クレソンが自生しており、素晴らしい自然の構図を描いていた。

 米を食べるて、いつも思うことは、「日本人でよかった!」である。深夜に小腹が空いている時に、卵と納豆を熱い白ご飯にぶっかけて食べると、この上ない満足感に浸るのである。よって、地球がひっくり返ろうが、「日本人で・・・・!」である。

 御百姓さんが一所懸命育てた一粒の米。今からも、大切にしなければならない。


▼用水路
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▼モフモフした雲
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▼千田川上空を飛ぶ白鷺
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▼千田川
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▼玄米ご飯
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  • posted by Chikao Nishida at 2016/9/27 03:57 am

野鳥の警戒心とその表情

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 山鹿市鹿本町の水辺プラザ付近を車で通過中に、田んぼにたくさんのアマサギが屯しているのを発見。少々狭い枝道を左折、静かに車を近づけていった。

 600mmのスーパーズームレンズを持参しているので、車窓を開けて、運転席からダイレクトに撮影することにした。ドアを静かに開け、車外に出て歩いて近くには無謀すぎる。野鳥の警戒心はすこぶる強く、人に慣れているような八景水谷公園でさえも、ムクドリだと10mほどに近づけば、さっと飛び立つ。雀なんぞ、それより警戒心は強く素早い。

 今まで鷺を撮影する中で、アオサギやゴイサギがかなり至近距離でも逃げなかったこともあるが、段々と小さな鳥になればなるほど、それに近く許容範囲は、半径20mほどではなかろうかと・・・。

 案の定、鷺の中でも小さなアマサギは、想定外に過敏である。写真下のように、既に、車内から向けられたスーパーズームレンズに気づいている1羽がいた。それまで、何の変化もなく、数羽がそれぞれに餌を突いたり、枝を咥えたりしていたものが、じわじわと時間差で遠ざかる準備をしているのだ。

 車中のレンズの存在に気づいた1羽。横顔が可愛いので、アマサギと言えば、さっと撮影していた筆者だったが、流石に、真正面から見るアマサギは、恐竜の子孫のように怖い顔をしている。写真の整理中に、一瞬吹き出してしまうほど、その表情が豹変するのである。

 震災から3ヶ月、雨天が続き水害に見舞われている熊本県地方だが、熊本市内の公園などでは見掛けられないアマサギに、レンズの前玉が曇っているのに気づかないほど夢中になってしまった次第。

 
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  • posted by Chikao Nishida at 2016/7/17 12:45 am

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