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負の結果を恐れて、捌けぬ人。

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 理屈では分かっていても、負の結果を恐れて、毎回同じ失敗を繰り返す人がいる。その繰り返しが癖になり、何事も初手から負の結果をイメージすることで、身体も動かず心も動かずの状態となる。

 毎日、同じパータンの繰り返し。変化もなく進化もなく、毎日同じ紙芝居を見ており、性懲りも無く、また次の日も同じ紙芝居を見てしまう。

 仕事でも趣味でも、一つの目標を立てれば、少しでも前進しようとするのがポジティブな人である。ところが、負のスパイラルに入り込んだ人は、毎回同じ道を堂々巡りで、出口が見えない。

 話も主題を外して、脇道に逸れたところから始まる。結果が出ないから主題を外すのだろうが、「Don't beat arrownd the bush, get to the point!」と言いたい。

 負のスパイラルは怖い。気付かぬ間に、底無し沼に入り込み、足元が動かなくなり、思考も止まってしまうのである。それに気付かねば、精神的に病んでいる可能性も高い。

 仕事で気持ちが乗らなければ、自分が一番好きなものを思い描くことである。カメラが趣味であれば、被写体を追って、フォーカスリングを回し、シャープな写真を撮るために、息を殺し、そっとシャッターを押す。

 その時は、無心に被写体を追っていることさえ自覚がなくなるが、これこそポジティブで集中した自然体の自分像なのだ。そのイメージを頭に浮かべながら仕事に精を出せば、必ず目標達成に近づく。

 仕事に対して邪気があれば、全てがダメになる。素直な気持ちを忘れて、あーでもない、こーでもないと、不毛なる自問自答に時間を掛けるくらいなら、さっさと思い切り身体を動かせば良い。

 諄いようだが、そこで負の結果をイメージしないことである。そのような軟弱な気持ちで営業先の相手と話をしても、相手はあなたに面白みを感じるどころか、「邪魔だよ!」と追い払われるのがオチ。

 一端の大人であれば、自力で意識改革や自己研鑽を行い、覚醒しなければならない。自らのだらしなさ、鈍さ、ネガティブさなど、負の要因を全て払拭することが先決である。

 気付かぬ人は、「ボンクラ印」を押されてしまう。「ボンクラ」は頭が悪いのではなく、頭の使い方に問題があるから、「ボンクラ」と揶揄されてしまう。要らぬ屁理屈をのうのうと語るより、目標達成に向けて突っ走れ!

 さて、あなたは負の結果を恐れますか、それとも、気にもなりませんか!?「下手の考え休むに似たり」という言葉もあるが、逆に、両手を挙げて喜ぶイメージを頭に浮かべて突進すれば、何かに打ち当たるに違いない!大阪道頓堀のグリコである!

 そこで失敗しても、死ぬことはない。その時はその時で、ベクトル変えて、新たな一歩を踏み出せば良いだけの話となる。それも、ASAPにである。グズグズしていると、気づけば最後尾の「ボンクラ」と称され、孤立するだけの話だ。

 ヒョウモンチョウは、次から次にマリゴールドの花を飛び回っているが、どの花にも潤沢に蜜があるはずはない。だからベクトル変えて、この花、あの花、そして向こうの花へと目標達成のために努力しているのである。

 ヒョウモンチョウは命がかかっているからこそ、それも短命だからこそ、必死だ。あなたは人間。今では百まで生きると言われているが、もし、ダラダラしているあなたがヒョウモンチョウならば、蜜を吸う前に、天敵に喰われて一生が終わる。
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写真・文責:西田親生


               

  • posted by Chikao Nishida at 2023/8/7 12:00 am

「民度」を認識させるのは、至難の業。

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 「民度」とは、「Wikipedia」では、『特定の地域・国に住む人々または、特定の施設・サービスの利用者(ユーザー)・参加者・ファン等のある集団の平均的な知的水準、教育水準、文化水準、マナー、行動様式などの成熟度の程度を指す。』とある。

 平たく言えば、幼少期からの家庭環境、躾、教育、交友関係、同僚関係などに影響を受け、無意識に沁み込んだ人それぞれのスタンダードとなる。

 果たして、セレブの家庭に育ったからと言っても行儀が悪かったり、要人の子供として育っても世間知らずであったり、一部上場企業の社員の子供であっても一般常識が欠落していたりで、人それぞれに癖を持つ。

 しかし、社会においては、見えざる「恥ずかしさの境界線」というものが存在し、それを意識している人と全く無視する人との格差は、想像を絶するほど所作に現れる。

 法治国家における法への認識よりも、一家庭内の非常識が常識となり、それを「燕雀知らず天地の高さ」と揶揄されるのは、自分スタンダードが社会的水準に達しているという誤解が起因となり、自分スタンダードが非常識の領域内あることに気付かぬケースが多い。

 よって、一言で「民度」という言葉を発して、不特定多数の人々に「民度」の概念なり、その重要性について認識させるのは容易なことではない。

 「民度」と縁遠い方々は、無意識の内に、本人が公然の場で赤恥をかいたり、暴言を発したり、独り善がりの挙動により周囲に迷惑を掛ける可能性が高いということになる。

 以前、「民度」について別角度で記事を掲載したところ、すぐにコメントが付いた。その方のご意見は「元々、日本人は民度が低い人種ですよ!」とズバリ切っていた。それは一理ある。何故なら、50年前の公衆トイレのスタンダードは、「臭い、汚い、使えない」の三拍子揃った不衛生な施設であったからだ。「低民度」の象徴的なハードウェアの実態であった。

 周囲の人々が「民度」について意識すれば、「迷惑行為等防止条例」なんぞ不要になる。勿論、凶悪犯も詐欺なども激減するであろうと推察する次第。

 子供の頃は、よちよち赤子の時を過ごし、とことこ歩き始め、目の前の現象に感動し歓声を挙げる。ところが、じわじわと知恵がつき、自我に目覚め始めた頃に、その産なるピュアな子供の顔つきが豹変し、時には犯罪に手を染めたり、周囲に当たり構わず迷惑を掛ける蛮行に出る訳だ。

 よって、幼少期の人としての躾や教育は最重要であり、それが全国民へ浸透して行けば、「民度高き国民」と上皇が仰った言葉に値する国家になりはしないかと考える次第。

 「民度」の高い低いについては、諸外国から観光で来日する外国人のスタンダード(習慣)と比較すれば、一目瞭然である。

 そこで、「民度」が高いのか低いのかの見分け方は、食事の礼儀作法、所作を見れば一目でわかる。お茶碗の持ちかた、お箸の使い方、惣菜の取り方、食べ方と食後の皿やその他器の状態は「民度査定」の物的証拠となる。

 ホテリエが学ぶプロトコール(国際儀礼)を徹底的に学ぶ必要はないが、せめて、繊細なる日本文化を継承している現代人に求められるのは、ラフで派手な欧米化ではなく、東洋の「民度」の鑑と称賛される日本流の「民度」を意識することではないか。

 一時期、「新人類はタメ口だ!」と誹謗されることがあった。それは「新人類」が悪いのではなく、欧米化をこよなく愛する日本人の若い人たちが「フランク」というキーワードに触発されて、そのまま実演しているに過ぎなかった。よって、一方的に悪いと仰々しく指摘するものではない。

 ただ、他者に対して、「敬愛の念」を持ちつつ「フランク」であるべき姿を先輩諸氏がお手本を示せば良いだけの話である。昭和の悪しき慣習の中には、「畏敬の念」を重要視し、下手すると恫喝が当然のように思い込む「燕雀知らず天地の高さ」の熟年層が多いのではないか。

 畢竟、「民度」に対する意識と「敬愛の念」が備われば、オフィシャルでもプライベートでも「諍い」は激減することになる。また、社会的な事件事故も激減するはずである。

 刑事事件で警察のお世話になるものではない。脛に傷を沢山作っても人生において勲章にもならず、子々孫々に「恥ずかしさの境界線」を逸脱した先祖がいたと揶揄されるに留まるだけで、自慢にもならぬ話である。

 「公序良俗に反する行為」は、法治国家としては違法行為として処罰される。理由は、「公序良俗」という概念が理解できず、自分スタンダードの「民度」があまりにも他者に迷惑を掛けすぎた結果であることを認識すべきである。

 今一度、千差万別なるそれぞれの家庭におけるスタンダードは、ちょくちょく見直してみても、得することばかりで、絶対に損することはない。他者に迷惑を掛けないが大原則であり、それが不可能だと感じる人は、社会集団生活適正人格とは何ぞやと自問自答し、自らの立ち位置を再確認されても宜しかろうと。

 因みに、高尚なる「民度」を学ぶには、ザ・リッツ・カールトンや旧御三家と言われる帝国ホテル、ホテルオークラ、ホテルニューオオタニの「ホテル文化」に接することをお勧めしたい。

 超一流ホテルは「文化発信基地」であり、いろんなヒントが隠されている。別に足を運ぶ必要はなく、それに関する書籍を数冊選び、「ホテル文化と食文化」とは何ぞやから始まり、付随するショッピングモールやブライダル、イベントなど、新しい時代を創造してきたホテルの核心に触れるだけでも、自分のスタンダードのレベルがどの位置にあるのか判別可能となる。
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書・文責:西田親生


                       

  • posted by Chikao Nishida at 2023/7/23 12:00 am

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