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台風と線状降水帯の恐ろしさ・・・

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 熊本市に住む筆者にとって、ここ数年間で、地震、台風、洪水の恐ろしさを嫌というほど体験している。

 内陸部の高台(標高約80メートル)に住んでいるので洪水や津波の心配はないが、地震や台風の被害は防ぎようがない。

 ただ、自宅を建てる時に確認したことは地盤の強さであり、敢えて山手の北側の土地を選んだことである。よって、これまでの台風(南風に要注意)や地震の被害を最小限に食い止めることができた。

 三十年ほど前の台風19号は、熊本市内が三日間停電に見舞われるほど酷かった。市内中心部のビルの窓からパソコンなどが路上に落ち、あちらこちらの電信柱は根こそぎ倒れていた。民家の2階が折れ、隣の家の1階と2階の間に挟まっていたものもあった。

 最近の台風被害は突風の被害だけに留まらず、線状降水帯が停滞し、未曾有の豪雨により大洪水をもたらすようになっている。温暖化の影響であると思われるが、台風の進路も以前とは全く異なる動きであり、予測が難しい。

 自然の猛威は、年々歳々、生命の危険を強く感じるようになり戦慄が走る。惨い(むごい)ことだが、濁流に呑み込まれたり、用水路で流され命を落とす方々も後を絶たない。

 消防車などが車外拡声器で注意喚起をしても、豪雨が音を遮り、自宅に閉じ籠もっている人たちに、特に高齢者の耳に届くはずがない。さらに、濁流が自宅周りに達していれば、避難場所へ行けるはずもない。

 今回の台風2号は上陸することなく九州の南を通過して、熊本市内は大した風も吹かず、雨も降らずで被害はなかった。しかし、親しい友人が住む静岡やその他近畿、関東などでは、道路や田んぼが海になっている。

 静岡の友人へ電話しても繋がらない。後ほどメールが入ったので遣り取りしたところ、友人の住む地域では大した被害がなかったようで、胸を撫で下ろしたのである。

 常に考えておかねばならぬことは、「明日は我が身」ということだ。遠くの自然災害や戦争被害の報道を聞きながらでも、常に「対岸の火事」のように他人事と考えてはならない。

 「自分は大丈夫!」と豪語する人も多い。「自分は大丈夫!」と言っても、何の保障もないわけである。そういった「危機管理」の無さが取り返しのつかない事故に繋がることを、日々自分自身に言い聞かせることが必要ではないか。

▼西田親生の自由気まま書「命」
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書・文責:西田親生


                     

  • posted by Chikao Nishida at 2023/6/5 12:00 am

量の維持は簡単、質の維持は至難の業。・・・帝国ホテルが徹底追究した『質の量化 量の質化』

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 本日、ラグビーボール形状の大きな『胡桃パン』を買ってきたので、やや厚めの輪切りにして、こんがりと焼き、バターと蜂蜜をペーストして食すことに。

 包丁でカットする時に違和感あったものの、切ったものをトースターに入れて、両面を軽く焼き、バターと蜂蜜で。

 以前のものは、パン生地の練り込みがしっかりしていたので、切り口も美しく、中は均等にふんわりと膨れ上がり、最高に旨かった。

 ところが、今回の『胡桃パン』には、切り口に少々層が見えており、手で一口サイズに引き千切ろうとすると、上手く千切れず、先ほどの層のところから割れてしまったのである。

 『胡桃パン』を買う時は、表面がしっかりとしていたので安心していたが、中に層がいくつかあるのは、パン職人が新人に変わりスキルダウンしたのか、パン生地をいい加減に練って焼いたのかが窺い知れる。

 層がある『胡桃パン』を食べながら思い出したのが、帝国ホテルの『質の量化 量の質化』。1964年の東京オリンピックの選手村でのケータリングにおける、帝国ホテルならではの情熱と創意工夫が奏功した話であった。

 筆者の本業は、ICT。1990年創業時は『インタラクティブ・マルチメディア』、1991年から『3D CGシミュレーション&アニメーション動画制作』開始、1995年に『インターネット事業』着手、2007年に『仮想現実世界』構築、そして、現在に至っている。

 いずれも、当時は殆どの方々が知る由もないものへの挑戦だったので、今思い起こせば、本日の『胡桃パン』の中身に層ができるような失態はなかったと自負している。理由は、制作スタッフが皆優秀であったことだ。

 『量』は目分量という言葉があるように、目で見て、或る程度は勘で、手で持って大抵同じくらいの『量』にはできる。しかし、『質』については、特に、目視できない部分へのチェックは、非常に気を遣ってしまう。

 今回、仕事における『警鐘』という点で、明日は我が身として、『胡桃パン』からヒントを得たものの、そのパン屋さんの商品化において『最終チェック機能』が不全となれば、ファンの足は遠のいてしまう。

 原価という『数字の遊び』で料金設定するレストランも多いけれども、これも同じこと。大きな施設ともなれば、やはり、既述の帝国ホテルのように、『質の量化 量の質化』を徹底追究しなければ、いくら職人のスキルが高くても、お客が満足するような料理は生み出せはしない。

▼質を徹底的に追究した料理群
※旬鮮食材と職人の匠の技が見え隠れする料理群

熊本ホテルキャッスル(和食)

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熊本ホテルキャッスル(和食)
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熊本ホテルキャッスル(四川料理 桃花源)
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熊本ホテルキャッスル(洋食)
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京料理 えのきぞの(熊本)
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京料理 えのきぞの(熊本)
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美食 みやじ(熊本)締めて直ぐの黒がらかぶ
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ホテルオークラ福岡(鉄板焼さざんか)
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ホテルオークラ福岡(鉄板焼さざんか)
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ホテルオークラ福岡(広東料理 桃花林)
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ホテルオークラ福岡(広東料理 桃花林)
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ホテルオークラ福岡(フレンチのフォアグラ+スープ)
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帝国ホテル東京 吉兆東京・・・背開きの鰻<東日本>
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水前寺東濱屋(熊本市)・・・腹開きの鰻<西日本>
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ザ・リッツ・カールトン東京
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ザ・リッツ・カールトン東京
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ステーキハウス 蜂(福岡)
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壽し匠 都壽し(熊本)
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壽し匠 都壽し(熊本)
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壽し匠 都壽し(熊本)
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松島観光ホテル岬亭(熊本県上天草)
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松島観光ホテル岬亭(熊本県上天草)
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写真・文責:西田親生

                   

  • posted by Chikao Nishida at 2022/9/8 12:00 am

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