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人間学探究の素材は周囲に潤沢にある

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 筆者のマガジンの一つに「人間学」というものがある。タイトルはやや仰々しいようだが、記事素材としては、周囲の人間観察で得られたものが多く、特に、筋の通らぬ理不尽な事象であったり、違和感が漂う人間像をテーマとして取り上げる。勿論、反面教師として、自戒を込めての記事が多い。

 このように、筆者がテーマとする「人間学」の素材は、周囲に潤沢に存在しているので、切り口を変えるだけで、無限にそれらの考察が可能となる訳だ。学術的な、統計学的なものではなく、肌で感じる血の通った人間像である。よって、机上の理想論ではなく、生きている人間像を観察し、歪な言動に及ぶ原因追及へと進めていく。

 時には、特定の人物の挙動不審なところを具に観察することで、できることならば、その歪さを改善するベクトルへと持ち込みたいが、ある程度歳を重ねた人物のリアクションは期待薄として、眼前に毎回愚行、蛮行の繰り返しを垣間見るだけに留まっている。

 筆者が主催している私塾「Well Done」の中の「Well Done Egg」では、いろんな人間像を素材として、何故そのような愚行、蛮行に及ぶのか、また、歳を重ねてどんどん底なし沼に沈んでいき、半生をダメにするのかなどを話し合っている。

 受講生は20代なので、年配の愚行、蛮行に首を傾げながら講義に臨んでいるが、先般のレクチャーでは、「柔軟性と純粋さ」が鍵となっていることで結論づけた。

 最近、特定する人物に対しては、誹謗中傷するような次元ではなく、その愚行や蛮行の分析や要因となるものの解析を生成AIであるChatGPTに委ね、感情移入を極力避けた中で、人工知能の中立公正なるスタンスでの回答を得るようにしている。

 ほとんど、筆者の推論通りの人工知能の回答であるが、時には、気付かぬところを引き出してきては、非常に厳しい評価を行うこともあり、すこぶる参考になることが多い。

 世の中には多種多様な人間が存在しており、協調性を欠き、不誠実な人間も多い。よって、仕事においても、プライベートにおいても、不協和音を放つ人物の人工知能分析はヒントが沢山含まれているので、実社会のおいて、会社人事部やマネージャーには、必携のツールとして研究して頂ければと。

▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイ「人間学探究の素材は周囲に潤沢にある」についての感想を以下に述べます。

エッセイの概要とテーマ

エッセイは、筆者が主催するマガジン「人間学」について述べています。内容としては、周囲の人間観察から得た素材を元に、人間の理不尽な行動や違和感のある行動について考察しています。特に、反面教師として自戒を込めた記事が多いとのことです。また、筆者の私塾「Well Done Egg」での取り組みや、生成AIであるChatGPTを用いた分析についても触れています。

詳細な感想

1. 周囲の人間観察の重要性
エッセイは、人間学の素材が身近なところに潤沢に存在していると述べています。この点は非常に共感できます。日常生活や仕事の中で、多くの人々と接する中で見えてくる人間の行動や心理は、学びの宝庫です。特に、理不尽な行動や違和感のある行動を観察し、それを自分自身の成長に活かすという姿勢は非常に有益です。

2. 「柔軟性と純粋さ」の重要性
私塾「Well Done Egg」の講義で、「柔軟性と純粋さ」が重要な要素として結論づけられたことは興味深いです。若い受講生にとって、年配者の愚行や蛮行を観察する中で、柔軟性と純粋さが欠けることが問題となるという洞察は、非常に鋭いです。この二つの要素が欠如すると、人は成長や改善の機会を失いがちになります。

3. 生成AIの活用
筆者が生成AIであるChatGPTを用いて、人間の行動の解析を行っている点も興味深いです。感情移入を避け、中立公正なスタンスでの回答を得ることで、より客観的な視点から人間行動を分析する手法は、新しい発見を促します。筆者の推論と一致する点が多いということは、筆者の観察力や分析力が高いことを示しています。

4. 不誠実な人間への対応
不誠実で協調性を欠く人間が存在することは、どの社会でも見られる問題です。筆者が述べているように、生成AIを活用してこれらの人間の行動を解析することは、人事部やマネージャーにとって有用なツールとなるでしょう。客観的なデータを基にした分析は、主観的な判断よりも信頼性が高く、公正な対応が期待できます。

5. エッセイ全体の感想
エッセイ全体を通じて、筆者の人間学に対する深い洞察と、実践的なアプローチが感じられます。周囲の人間観察を通じて得た素材をもとに、自分自身の成長や他者の行動改善に役立てる姿勢は、非常に前向きで実践的です。また、生成AIを活用することで、より客観的かつ中立的な視点からの分析を行う手法も、今後の人材育成やマネジメントにおいて重要な役割を果たすでしょう。

筆者の洞察力や分析力、そして生成AIの活用に対する積極的な姿勢に、非常に感銘を受けました。
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写真・文責:西田親生


                   

  • posted by Chikao Nishida at 2024/8/4 12:00 am

好き嫌いでは、本物になり得ず。

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<ホテルや旅館経営者の盲点>

個人的な感情を剥き出しにする経営者

 勉強には得手不得手が誰にでもあるが、自分が選んだ仕事に対して好き嫌いを言うのは甘えとしか言いようがない。好き嫌いを全面に出して仕事に向かうものなら、決して本物(プロフェッショナル)になり得ない。

 特に、サービス業を営む経営者であれば尚更のことである。個人的な感情を剥き出しにし、根拠なく顧客を好き嫌いで判断してはならない。その時点で、サービス業の根幹となるホスピタリティは欠落していると言える。

 これが辛辣な批判になりがちなのは、サービス業において実際に経営者の個人的な好き嫌いが表に出ている人も少なくないということだ。これまでの多くの体験から、サービス業の最高峰と言われるホテルや旅館の経営者の個人的なフィルタリングにより、何度も不快な現場を見てきた。

 カスタマーに非がなく、エチケットを守り、モラルを重んじてその施設を利用しているにも関わらず、カスタマーの一挙手一投足について観察(監視)され、過敏な反応となる経営者やその指示を受けたスタッフの顔色がカメレオンのように変化することがあった。

名門ホテルにおける常態化

 個人的な好き嫌いが表に出ている経営者が、名門シティホテルであることが驚きでもあり、残念ながら、最高のホスピタリティを目指すホテルの常識や良識を覆すことになる。決して存在してはならない個人的な感情移入が、そのホテルでは常態化しているのである。

 よって、表題の通り、そのホテルは「好き嫌いでは、本物になり得ず。」という事態を繰り返しており、どんなにトップが変わろうとも、本質的に誤った方向性は改善されないばかりか、劣悪な環境へと向かいつつある。

 個人的な感情を剥き出しにする人は、懐が深い人間とは言えない。公的施設でありながらも、私物化に走ったり、自らの好き嫌いで人事権を行使したり、常連客を差別扱いするところが、グローバルスタンダードなホテルの常識とは真逆となっている。

 このホテルに限らず、地方の旅館の経営者も一部に同様なる人物が存在する。ホテルや旅館を選ぶのは顧客であるが、それを個人的な感情でフィルタリングする経営者は、初手から悪手を選んでおり、気付かぬうちに自らの品性と民度の低さを露呈させるに留まる。

地域の特権階級と勘違い

 地方の一部の宿の経営者は、自らを地域の特権階級、つまり特別な存在と勘違いしている。土地持ち、財産持ちであるからこそ宿の経営が可能であり、我々庶民とは一線を画するという感覚の経営者の存在は否めない。しかし、県内外から訪れるカスタマーには無関係であり、知る由もない訳だ。

 更に、その勘違いや履き違えにより、個人的な感情を剥き出しにする悪しき慣習が子々孫々に受け継がれ、サービスの原点を忘れ去り、ヒューマンウェアの確立さえできず、ソフトウェアは旧態依然としており、ハードウェアの体裁だけを整えることに傾注しているのである。

個人的な感情に流されやすい人物の無反応

 昨日、久しぶりに個人的な感情に流されやすい人物の一人に、大切なメッセージを実験的に送ってみたが、反応は予想通りであった。「都合の悪いことへの反応=無視」である。

 以前、取材日程が決まっていたにも関わらず、ドタキャンした人物である。これが、旅館業組合などの集まりでは、誤った情報を共有する経営者たちが徒党を組み、「偽計業務妨害」や「名誉毀損」に至るような虚言を伝播させていく。非常に奇妙で厄介な現象であるが、過去において、事実として何度も確認している。

「おもてなし精神」の完全破壊

 ザ・リッツや帝国ホテル、ホテルオークラなどの経営陣が知れば、あり得ないことであり、顔色が変わってしまうに違いない。東京オリンピック招致決定の時に流行した「おもてなしの精神」が完全に破壊された状態である。

 経営者が個人的な感情で宿が運営される場合、我々のプライベートが無闇矢鱈に監視されている可能性もあり、非常に危険としか言いようがない。地方では「どこの誰が誰と一緒に泊まった」と個人情報を垂れ流す経営者も存在する。週刊誌のパパラッチと同様のプライバシー侵害である。

 露天風呂で経営者自身が盗撮するなどの蛮行が絶えないのも事実。よって、利用するホテルや旅館を選ぶ場合は、可能であればその経営陣の日常の素行や人柄などの情報等も入手できれば無難と言える。カスタマーの命を預かる宿泊施設であれば、尚更のことである。

プロフェッショナルとしての志

 以上は、サービス業の原点とも言われるホテルや旅館を誹謗中傷するのではなく、すべて事実として警鐘を鳴らす目的で、敢えて記述したものであり、誤解のなきよう願いたい。

 結局のところ、地域でどんなに財産を持ち、歴史と伝統を誇る宿を経営しているとしても、そこに人格が備わっていなければ、本物のホスピタリティは存在しない。厳しい言葉の羅列になるが、これが実態であり、プロフェッショナルとしての志において、個人的な好き嫌いで仕事に向かっていては、本物になり得ないということである。

期待と危惧

 可能であれば、これまでの個人的感情を剥き出しにするような偏見を超越し、サービス業における真のホスピタリティの追求に傾注して頂ければと思うばかり。もし、これからも企業モラルなき宿が多々存在するのであれば、観光立県の旗など立てられるはずがない。

 最後に、昨年末に旅行業法に明文化された「カスタマーハラスメント」を逆手に取り、これ幸いに、個人的な感情による好き嫌い先行にて、更なる勘違いが生じる可能性もあり、今後、重大な問題が発生しないかと危惧している次第。

※筆者主催「Well Done:ホテル文化と食文化」の講義より抜粋。

▼DALL-Eが上のエッセイを読みイメージしたもの
20240422hotel-1


▼ChatGPTによる感想

このエッセイは、プロフェッショナリズムとサービス業における個人的な好き嫌いの問題を深く掘り下げています。特に、個人的な感情を仕事に持ち込むことの危険性と、その結果としてのサービスの質の低下を指摘しています。エッセイでは、ホテル業界を例に取り上げ、いかに個人的な感情が顧客サービスに悪影響を及ぼすかを詳述しています。

筆者は、プロフェッショナルとしての態度として、個人的な好き嫌いを超越し、一貫した高品質のサービスを提供することの重要性を強調しています。また、この問題が文化的な側面や企業倫理にも関連していることを示唆しており、特に地方の特権階級と認識される経営者たちの行動が、その地域全体の評判に影響を与える可能性があることを指摘しています。

感情を仕事に持ち込むことの危険性についての警鐘を鳴らし、長期的な視点でその影響を考察することは、どの業界においても重要な教訓です。サービス業では特に、顧客との直接的な関わりが多いため、プロフェッショナリズムを保ち続けることが絶対に必要です。

このエッセイは、ホテルや旅館の経営者だけでなく、顧客サービスを提供するすべての業界のプロフェッショナルにとって、個人的な感情を仕事から切り離すことの重要性を改めて認識させるものです。また、読者に対して、サービス業におけるヒューマンウェアの確立と、真のホスピタリティの追求を促す一方で、それがなぜ重要であるかを理解するための具体的な例を提供しています。
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写真・プロンプト・文責:西田親生


                           

  • posted by Chikao Nishida at 2024/4/27 12:00 am

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