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犬鷲夫婦のランチタイム・・・

▼メスの犬鷲らしきもの

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 今回の取材先は、菊池川沿い(熊本県山鹿市/山鹿大橋より数百メートル上流域)。以前、「午後4時半のミサゴ」とあだ名を付けたミサゴが飛来していたところである。

 到着したのは、午後4時前。土手を走行中に、先ず目に留まったのは、真っ白な大鷺。約100メートル先のところで、魚獲りをしていた。川沿いの駐車場に到着するや否や、大きな翼を持った茶色の大物が上空を旋回していた。

 「午後4時半のミサゴ」が目的だが、犬鷲のようだ。英語ではゴールンデンイーグルと格好いいが、正直なところ、肉眼でその顔を確認したことは皆無。飛び回っていた犬鷲は、上空から川の対岸の大木へ向かった。

 超望遠レンズにて撮影するチャンス。しかし、三脚に超望遠レンズを装着したカメラでなければ、手持ち撮影では、ファインダーから犬鷲の姿が見えたり消えたりして、段々と首や肩、腕が痺れれくる。

 それでも、無音シャッターにて連写で対応。初めて、大木の上で捕らえた魚を食している犬鷲の姿を撮影することができた。右側がオスで、魚を突いているのがメスのようだが、思いの外、猛禽類にしてはなかなかの美人のようだ。

 菊池市の竜門ダムで遭遇した犬鷲は、高いところから、こちらのレンズ目掛けて攻撃的な動きをしたが、今回の犬鷲はランチタイムのようで、穏やかである。それから、また別の犬鷲も飛来したが、すぐに立ち去って行った。

 それから30分後に、「午後4時半のミサゴ」らしきミサゴが一羽目の前を川下から川上へと飛んで行った。それから数分が経過し、今度は川上から川下へ二羽のミサゴが、水面スレスレの低空飛行にて去って行き、撮影の好機を逸した。

 以前よりも、大型の野鳥が多く飛来しているようで、犬鷲やミサゴが飛び交うと、鴨軍団がピーピーと警戒の声を放っている。大鷺は威風堂々とマイペースにて、水面に何度も顔を突っ込み、魚を追っている。

 今日の菊池川は水量は多かったが、水流は大河の如くゆったりとしており、水もすこぶる澄んでいる。野鳥にとっては、このような良い水質の川では、旨い魚を獲り放題であろうかと。しかし、あのメスの犬鷲はまだ魚を突いている。

 食べている魚の種類は特定できないが、多分、ニゴイではないか。美しい川に棲息するニゴイを背越しで食べている訳で、なかなか贅沢なるランチタイムを、この犬鷲夫婦は楽しでいるようであった。


▼オスの犬鷲らしきもの
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▼中央の小さな白い点が大鷺(菊池川)
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▼大鷺
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▼大鷺
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▼大鷺
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▼菊池川対岸の土手を散歩する人と阿蘇中岳の噴煙(右側)
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※撮影機材:Nikon COOLPIX P1000
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写真・文責:西田親生

               

  • posted by Chikao Nishida at 2021/12/11 12:00 am

威風堂々たる小鷺(こさぎ)・・・

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 今日もまた、八景水谷公園である。木陰は寒いが、日向は春のような気持ちの良い1日だった。

 簡単なランチを済ませ、毎回水の科学館にお邪魔するが、必ず手指消毒をして、入場用紙を書き上げて、体温を測るシステムとなっている。これまで何回書いたことか分からないが、正直なところ、検温と手指消毒は理解できるが、記入する紙は少々勿体無いような気もする。

 話は外れてしまったが、今回は、日頃から脇役ばかりの小鷺を中心に撮影をすることにした。大鷺や中鷺よりも警戒心が強く、近づけばさっと飛び去るのが小鷺である。しかし、今日は天気が良いのか、お腹が空いているのか、こちらのことを気にもせず、ずっと獲物を追っていた。

 小魚やエビなどを突いている。時折、足を微妙に振動させ、小魚やエビが浮き上がるところを、一瞬にして捕らえてしまう。秒殺どころの騒ぎではない。瞬きもせず目を開いて見ていても、小魚を口に入れる瞬間は肉眼ではなかなか確認し難い。小物ばかり狙うので、何度も何度も突き廻る。

 小鷺をここまで大きく捉えたことはなかったけれども、やはり、祖先は恐竜。目は大鷺や青鷺と同じく、かなり鋭い。あの眼球の動体視力は相当なものだろうと、いつも感心してしまう。カワセミもそうだが、よくもまあ、水面に突っ込んで小魚を瞬時にゲットできるものだと。

 同公園は月曜日が定休日なので、火曜日から日曜日にかけては子連れ又はペット連れの女性、ウォーキングを楽しむ老夫婦、カワセミを子供のように追いまくる高齢アマチュア写真家などが大勢訪れる。広場ではゲートボールを楽しむ老人もいて、湧水池は、皆の憩いの場となっている。

 蛇足ながら、同公園の問題点は道路インフラである。熊本市らしいと言えばそれまでだが、施設があっても、そこまで行き着くのに、県外の人は戸惑ってしまうところが想定外に多い。観光客を安心安全に導くには、今の道路行政を抜本的に見直す必要がありはしないかと・・・。


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▼まったりしている鴨
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写真・文責:西田親生

                     

  • posted by Chikao Nishida at 2021/12/10 12:00 am

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