12月9日、今年の旧細川刑部邸の無料開園の最終日であった。
既に紅葉は散ってしまい、陽が射すところで、黄金色に輝く葉が、その存在をアピールしている。なかなか良いアングルを見出せないまま最後の取材となったが、今年は三度ほど足を運び、駐車場の埋まり具合では、観光客は意外に多かったようだ。
しかし、温暖化の影響か、日本ご自慢の「四季」がぼやけているのは否めない。急に寒くなって、紅葉も新幹線のように通り過ぎて行くようになった。山肌の赤、黄色、茶色、緑色と、紅葉の絶妙なグラデーションが楽しめる山々は少ない。
一昨年だったか、五家荘へ足を運び、日本昔話のような景色を眼前にしたが、現地までの道のりは遠く、欲目で見ても、道路事情は観光客にとっては良いとは言えない。インフラ整備がしっかりしていれば、もっと足を運ぶのだが・・・。
そんなこんなで、いつの間にやら、危険回避(自損事故などを含む)を最重視して、紅葉は旧細川刑部邸、泰勝寺跡や瑞巌寺跡、野鳥公園などで撮影するばかりとなってしまった。
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文責:西田親生
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