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遠隔パソコン同士で、「共有データ共同制作」を試す。

Chikao-ICT


 Apple社のMacで「共有データ共同制作」を考えると、思いの外、簡単にできるところが面白い。全く難しいところはない。

 例えば、社内の四階と七階にいる、別セクションのスタッフ2人が、一つの合同企画案を制作する場合、いろんな方法を考えてみた。

 サーバーに保管されている共有データ(テンプレート)を利用もできる。サーバーが無くても、リアルタイムで複数のスタッフがZOOMを使っても出来ないではないが・・・。

 Macの場合は、何も考えずに、Pages(ワープロアプリ)を片方が立ち上げ、制作中に「共有」(パートナー)を選び、SMSやメールとの連動で、簡単に共同通知が可能。パートナーが通知を許諾すると、共有データ情報が転送され、一つのデータとして、互いにリアルタイムに打ち合わせをしながら、制作を進め、完成させることが可能となる。

 打ち合わせも、音声またはビデオ会議でも楽々に、共有データを見ながら、写真の差し替え、レイアウトその他、互いにチェックしながら、制作することが可能だ。何とも、魔法のような話だが、Macならではの、突出したヒューマンインターフェースと言える。

 ここで注意しなければならないのは、双方に同じ種類のフォントとアプリ(Macの基本アプリは無償)を持ち合わせていることが不可欠となる。クラウドのデータにしろ、サーバーに保管されているデータにしろ、全く関係はない。「こんな事ができないか!?」が、できてしまうのがMacと言える。

 昨日は、そのMacの共有機能を用いて、スタッフとコミュニケーションを交わしながら、Pages(ワープロ)、Numbers(表集計とグラフ)、Keynote(プレゼンテーション)、その他HTML制作アプリの「共有データ共同制作」の再実験を試みたけれども、全く問題なく作業の進展をリアルタイムに確認しながら意見交換できた。

 このように、Apple社のMacは、1984年(筆者はその当時Macintoshを既にゲット)に日本上陸した時点で、通信機能もあり、最先端を走っていたのは間違いのない事実。筆者が新聞社を経て起業した1990年には、弊社オフィス内はApple TalkというLANにより、全てのMacが繋がっていた。DOS系(後のWindows)のマシンには全くない思想であった。

 商用インターネットが日本上陸したのが1994年の秋。1990年にはNTTのISDN(B1、B2チャンネル)を利用し、熊本オフィスから東京新宿の美容整形外科、そして滋賀県栗東市の文具専門企業などをデジタル回線で結び、リアルタイムでリモート指導していたのだから、Macは常に10年先を走っていたと言っても過言ではない。

 現在では、スマホとWi-Fiさえあれば、簡単にスマホのパケット通信料を気にせず、24時間ネットに接続し、メタバースの世界に行ったり、ChatGPTと対話したりできるのだから、とんでもない時代に突入したものである。筆者が1995年インターネット・ポータルサイトを運営開始から四半世紀以上が経つが、世の中は随分と変わったものだ。

 筆者はある意味、熊本県内ICT分野では「生きた化石」なのかも知れない。ただ、パソコン通信、マルチメディア、CG、インターネット、クロスメディア、メタバース(仮想現実世界)、YouYube、Podcasts、Ustream、AIなどにおいて、全ての黎明期に着手、運営できたのは、「運の良さ」だったに違いない。また、その進化を常に目の当たりにできているのだから、幸せ者だと自分に言い聞かせている今日この頃である。
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文責:西田親生


               

  • posted by Chikao Nishida at 2023/3/18 12:00 am

パソコンは万能ではない。しかし、使い方次第では、私設秘書に成り得る。

Chikao-ICT


 パソコンを良く知らない人が、パソコンやパソコンを操作している人間に対して、こっぴどく叱責した話を耳にすることがあった。以下の通り。とんでもない見解に、失笑しかないが、確とお答えしたい。

1)パソコンはサッと短時間に何でも捌けるだろう!
2)パソコンばかり触っている人間はサボっている!
3)パソコンはワープロ機能と表集計だけで十分!
4)パソコンは激安のもので十分!
5)パソコンのウィルスとかワームとか何だ!?
6)フォントって何だ?え?どんな文字でも構わないだろう!
7)椅子に座ってばかりじゃ仕事にならん。立って仕事しろ!
8)印刷したものが、どうして汚いんだ!

 まあ、訳の分からぬ、時代錯誤の無知なる人間の「難癖」ばかりだが、笑いが止まらない。

 では、お答えしよう。

1)パソコンだからと言って、何でも短時間に捌けるものではない。効率良い使い方ができるには、仕事に必要不可欠な複数のアプリを習得する必要がある。それがプロ並みに操作できれば、仕事の効率化は可能となる。

2)パソコンを触っているのではなく、パソコンを操作して処理をして、仕事をしている。決して、サボってはいない。長時間、画面を凝視して、パソコンのアプリを複数使用していると、眼が乾き、痛みを伴い、体全体も倦怠感に包まれる。じっとしていることが如何に辛いのかを知る必要がある。

3)パソコンの機能がどれだけあるか理解できない、無知なる人間が発する言葉である。その他、通信機能、グラフィック(2D、3D)機能、音楽機能など多種多様な機能を搭載しているので、ほとんどのパソコンユーザーは、極一部の機能しか使えない。すこぶる勿体ない話である。

4)激安パソコンを買えば、すぐに壊れてしまう。耐久性もなく、キーボードが割れたり、液晶画面が急に見えなくなったり、オリジナル写真が美しく表示できなかったり、データが飛んだりと。それを知らずして激安パソコンを買って満足するのは、「安物買いの銭失い」でしかない。

5)先ずは、パソコンのウィルスやワームを自分で調べて学ぶことである。そこで、セキュリティが如何に重要なのかが理解できるはずだ。その重要性が分からず、上から目線で叱責していると、貴重なデータが吹っ飛んだり、社外に漏洩することになる。企業として管理の杜撰さが問われてしまう。

6)ワープロ機能を用いて文書やプレゼンテーション用の企画書を作る場合、フォントの種類やサイズ、そしてレイアウトなど、しっかりと考えた上で制作するのがプロである。巷では、勘亭流などの太文字をタイトルとする人もいるが、暑苦しくて、ビジネス文書には不向きである。タイポグラフィーを良く学んで、デザインを頭に入れて、ワープロ機能とそのアプリを使う必要がある。

7)座ったままの仕事も立ち仕事も同じ仕事である。じっと座ったままを、仕事でないと批判する経営者も多いが、それは大きな間違い。では、将棋や囲碁、チェス、オセロなどの戦いにおいて、棋士たちは何時間も座っているが、それは仕事をしていないと言うのか。仕事のスタイルを一面だけを見て批判するものではない。

8)パソコン画面で作成された企画書には、写真やグラフ、図、そしてテキストが流し込まれている。それを出力する場合、複合機の機能はピンキリであり、単体のプリンタにしても同じことである。よって、高品質の出力を求めるのであれば、そのパソコンおよびアプリと連動するプリンタを選ぶ時には、相性も確認した上で、画面に忠実に出力できるものを選ぶべきである。
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文責:西田親生


               

  • posted by Chikao Nishida at 2023/3/17 12:00 am

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