ロゼッタストーンBLOGニュース

The Rosetta Stone Blog

つまらぬ高齢者になるべからず!

suizenji1


 震災後、水前寺成趣園の水が枯れるかと心配されたが、今では以前より澄み切った水がなみなみと湧き出ている。今回、最初に目についたのは、出水神社の巫女さんたちをはじめとする方々が、新年の準備なのか、記念写真を撮っている姿だった。スローで和やかな様子を遠目で見ていて「そろそろ年の瀬なのか・・・」と呟いてしまった。

 幼い頃の正月の楽しみは、手作りおせち料理や焼いた餅を頬張り、近所の幼友達と凧揚げや喧嘩独楽をすることだった。正直なところ、大晦日の除夜の鐘や元旦のお宮さん詣りなんぞ、どうでも良かった。おみくじは少々気になるものの、大吉が出るまで引いたこともある。何と貪欲な子供だったのかと、苦笑いが出てしまう。(凶は一度も出たことはない)

 熊本県は数百年に一度という大災害に見舞われた。冷静になってみると、洋上に浮いたゴマ粒のような小さな島国が、縦横に激しく揺れ動くのは当然のことであり、昔からの言い伝えをしっかりと調べておけば、想定内のものだったのだろうと。今では死語になりつつある「温故知新」。この言葉は、深い意味合いを持っている。つまり、先人の経験や知恵を活かしてこそ、次世代が繁栄するということだ。

 残念ながら、近頃、高齢者の交通事故が頻繁にニュースに取り上げられているけれども、静観していると、全て自業自得のように思えてならない。日頃からのマナーの悪さ、身勝手さ、他人の助言に耳を傾けぬ老人たちが、大きな事故、事件を巻き起こすトリガーとなっているに違いない。今から何十年か経てば、誰だって高齢者になるのだから、確と悪いところを見定め、反面教師として脳裏に刻み込み、自らは「つまらぬ高齢者になるべからず!」と悟ることが賢明なことではなかろうか。

 
suizenji2


suizenji3



◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
 http://www.dandl.co.jp/Link

               

  • posted by Chikao Nishida at 2016/12/23 01:18 am

住めば都の野良猫くん!

gyoubutei-top


 先般、紅葉を楽しめるようにとの計らいで、一部一般公開し、ライトアップの演出まで行った旧細川刑部邸。本日足を運ぶと、開門しているものの、同駐車場からの通り道程度の開門で、予想通り、邸内を見ることはできなかった。

 よって、熊本市立博物館側の長塀やその周辺を撮影することにした。長塀はシュールなピアノの鍵盤のように、畝って倒れている。ただ、全て途中から折れずに繋がったままの状態に驚いてしまった。

 そこには1匹の野良猫が居た。目はブルーグレイで和洋ミックスであることが分かったが、顔つきは決して可愛いとは言えないが、その挙動を追ってみることに・・・。道路側を見て鳴いては、急にストレッチをしたり、数分後に、筆者のカメラのシャッター音が気に入らないのか、さっさと邸内へ消えて行った。

 彼にとっては、貴重な長塀が倒れていようが、その他の家々が傾こうが、住めば都のようだ。震災前には国内外から大勢の観光客が来ていたので、今や、静かになった邸内で、思い切り遊びまわっているのだろうと。(餌として何を食べているのか気になったが・・・)

 帰り際に、警備員なのか見張り役なのか分からないが、次の一般公開の時期を聞いてみた。すると、「来年の紅葉の頃でしょうね!」と言い放った。邸内には素晴らしい梅園もあるのに、「1年先に一般公開なの?」と強く聞き返そうかと思ったが、観光地として重要な役割を果たしている旧細川刑部邸。その女性警備員?の心無い言葉に閉口してしまった。


cat


gyoubutei



◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
 http://www.dandl.co.jp/Link

             

  • posted by Chikao Nishida at 2016/12/22 01:06 am

1995年以来情報発信している老舗ポータルサイト「ロゼッタストーン」のブログをお楽しみ下さい。詳細はタイトルまたは、画像をクリックしてご覧ください。

behanceオブスクラ写真倶楽部ディー・アンド・エルリサーチ株式会社facebook-www.dandl.co.jp