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薔薇の花咲く、熊本農業公園。

▼熊本農業公園受付の女性(撮影許可を得ています)

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 本当に久かたぶりに熊本農業公園(カントリーパーク)に足を運んだ。あいにくの雨模様だったけれども、撮影を始めると小雨になり、撮影可となった。

 雨水を体いっぱいに浴びた薔薇の花々。装着しているレンズは、超望遠レンズ(150mm-600mm)なので、マクロレンズが欲しいところだが、バーズカみたいなレンズでどこまで撮れるかの実験を行った。

 カメラ本体とレンズの重さは、合わせて3.5kg超。マクロレンズのように突っ込んで撮影できない苛立ちを覚えながら、薔薇園を歩き回った。かなり雨が酷かったようで、花びらが潰れ気味だが、曇天の中、色鮮やかに頑張って咲いている。

 今日は余震が多かったので、大きなものが来ないかとハラハラだったが、撮影は無事終了した。災害復旧の中、このような薔薇の花々を愛でると、凄く心が安らぐものである。また、遠景に若草を食む(はむ)赤牛の姿もあり、もっと撮影したかったのだが、次の予定もあり、被災から「復活」へ向けて動き出した熊本農業公園を後にした。


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▼今日の撮影風景
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◎熊本城復活宣言 Reborn KumamotoのFacebookグループ
 https://www.facebook.com/groups/reborn.kumamoto/Link

◎「熊本復活宣言」画像(14.2MB)
パソコンの壁紙、ポスターやチラシ、絵葉書などにご利用ください。下記のURLにて、自由にダウンロードできます。作品上にコメントなどを書かれる場合は、原画の改竄はできませんが、下方の芝生部分に記述スペースがありますので、ご活用ください。
http://www.dandl.co.jp/rebornkumamoto.jpgLink

               

  • posted by Chikao Nishida at 2016/5/10 12:08 am

震災後の誕生日・・・

▼4月15日撮影した、熊本城戌亥櫓。
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 何十年ぶりの誕生日だろうか。これほど心に刻まれた日はなかった。

 激震から3週間、思いの外、一瞬間にして、いろんなことが頭の中を駆け巡った。筆者にとって大切な人の「命」を考えたり、既に世を去った父母や祖父母たちが現世に存在せずに良かったと思ったり、クライアント及び公式サイトのネットサーバーの無事を祈ったり、先見塾生の無事を祈ったりと、脳みそが茹ってくるほど、自分自身の身の安全を考慮に入れながら、極めて冷静に行動した。

 二度目の激震では、相当なる危機感を抱き、公道から28段ある自宅の階段を駆け下り、多分、1分足らずで車のエンジンを掛け、フラットで安全な場所へ向かっていた。実は、4月14日の最初の激震の後に、次なるシミュレーションを行い、持ち出す荷物を全て玄関に置き、玄関ドアも直ぐに開く状態にしておいたのだった。

 結果的に、自宅やオフィスの建物自体の被害は最小限の「歪み?」で済んだようだ。目視では確認できないが、どこかに「歪み」があるに違いない。28段の階段の一部やその他ブロックなどには細かいヒビが入っている。亀裂という範疇でなかったので、幸運にも軽度である。・・・筆者の古びた家は、台風19号の時も、瓦1枚も飛んでいない、幸運な館なのである。

 ただ、筆者自身は被災者という感覚は全くなく、怪我も病気もなく、住む家も全壊、半壊もなく、無事であったことに感謝したのだった。今は亡き父母などに、手を合わせて感謝の意を告げたのである。

 17日に停電が解消するや否や、ネットサーバーのスイッチを押し、無事立ち上がりを確認して、直ぐに取材に向かった。よって、1日も途切れることもなく、当社管理運営のポータルサイト「ロゼッタストーン」に、しっかりと記事をアップしていった。

 気づけば、あっという間に3週間が経ち、筆者の誕生日になっていた。誕生日と言えば、平穏無事なる時であればお楽しみディナーだろうと・・・。しかし、今回、お誘いいただき、選んだのは、私の知る限りにおいて、被害が一番酷かった熊本ホテルキャッスルのレストランである。

 食材もなかなか揃わぬことは承知の上、誕生日のランチと決めたのである。サーブされた料理群は以下の写真の通り。既に再開している熊本ホテルキャッスルのダイニングキッチン九曜杏には、岩本マネージャー、料理長をはじめ、ウェイター、ウェイトレス、若手シェフたち、皆がスタンバイしていた。

 次から次へと運ばれる、「今できる料理」を一つ一つ感謝の心を持って、味わせて頂いた次第。被災者でもない筆者が、このような贅沢な料理を、この時期に食していいのだろうかという気持ちも確かにあった。しかしながら、大地震による予期される熊本経済の落ち込みを考えれば、微力ながらでも、消費活動をすることが一番だと考え、今回の誕生日の食事に至った訳である。

 本当に幸せ者である。SNS上では、想定外に数多くの方々から、ダイレクトメッセージやタイムラインでお祝いの言葉を頂いた。海外からも、地震の心配をして心温まるメッセージも送られてきた。Behanceに登録している、海外のカメラマンやその他クリエーターからも。

 今回の食事を頂きながら思い出したのは、小学校の頃の幼友達との誕生会である。亡き母が大量の手作りカレーを前日から準備していたが、幼友達が大皿3杯ずつ食べて、二升炊きガス釜のご飯が空っぽになったことだった。・・・苦笑いものである。

 末筆ながら、無事、誕生日を迎え、更に、このような真心のこもった料理を頂けたことと、日々取材において、筆者の取材風景をしっかりと記録して頂くことに、深く感謝の意を表したいと・・・。


▼熊本ホテルキャッスル ダイニングキッチン九曜杏がサーブした誕生日メニュー
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▼5月4日の取材風景(水前寺東濱屋と加勢川沿い)
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▼誕生日の取材風景
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  • posted by Chikao Nishida at 2016/5/9 01:09 am

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