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食文化を牽引してきた大林健さん!

▼精養軒 代表の大林健さん
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 熊本県山鹿市周辺の食文化を常に牽引してきた、大林健(精養軒 代表)さん。・・・数十年ぶりの再会となった。

 大林一族は、幼少期に横須賀から山鹿へ移住して来たと言う。それから大林さんは、50年以上も前に本格的な「洋食」を山鹿に広め、地域の食文化レベルを一気に引き上げた仕掛け人と言っても過言ではない。

 同一族の先進的なものへの取り組みは、知る人ぞ知るで、その歴史を紐解けば、先進的な社会貢献のために尽力して来たのがよく分かる。ちなみに、筆者が幼い頃に何度か足を運び、ナイフとフォークの練習をしたところも、当時、大林さんが経営していた洋食レストラン精養軒であった。今でも、初めて食したナポリタンを覚えているほどだ。

 今回、ただ一つだけ気になったのは、数ヶ月間にわたる山鹿市の徹底取材の中で、誰一人として、大林さんの実績や貢献について語ってくれる人が居なかったことである。何故か、自分の売り込み(自画自賛)ばかりが目立っていた。

 兎角、熊本という土壌は、草分けのパイオニア的存在を軽視する風潮があるようだ。世話になった人もたくさん居るはずだが、ノウハウを教えて頂いたり、育てて頂いた恩人への感謝の念や語りが少ないのは、実に残念なことである。

 その程度であるから、この地域には本物の食文化が育ちにくいのだろうと・・・。

 世話になったら恩返し。今ある自分がその方の指導なり教育なりで育ったのであれば、一生、その恩を忘れず、常に話題に登場させるのが、人としての道であり、幅であり、奥行きでもある。筆者は、それが一番の恩返しではなかろうかと考える次第。

 末筆ながら・・・山鹿の政治経済の歴史、地域に鬱積する諸問題等、気づけば1時間半ほど話し込んでしまった。次の用件があったので、午後3時に発つことにしていたが、山鹿たばこセンター精養軒の玄関を出る時、ご夫人が「とても素晴らしいお話でした。」との言葉を頂き、深々とお辞儀をされ、お二人が見送りに歩道にまで出てきてくれたのだった。


▼山鹿たばこセンター精養軒の店内(喫煙もでき、珈琲が注文できる)
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▼山鹿たばこセンター精養軒の位置(熊本県山鹿市)
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◎先見塾公式サイト
 http://www.senkenjyuku.com/Link

             

  • posted by Chikao Nishida at 2016/8/7 01:37 am

在りし日の熊本城写真展 IIがスタート!

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 「在りし日の熊本城写真展 II(西田親生のミニ個展)」がスタートした!

 8月1日から31日まで、熊本県山鹿市九日町にある「やまが門前美術館」にて、筆者が震災前に撮影した熊本城(大天守、三櫓揃い踏み、飯田丸五階櫓)の作品三点を展示することになった。

 同店は福岡方面からのお客が多く、店に立ち寄ったお客の中で、「ハガキサイズの熊本城の写真3種類全部欲しい!」と言った人も居たとか居ないとか。(※同写真展の作品と同じハガキサイズの写真プレゼントは、お1人1枚となっている/先着150名)

 800年の歴史を誇る温泉町 山鹿市だが、今月15日、16日は、「日本の祭り」でも紹介された、九州でも有名な祭りの一つ「山鹿灯籠まつり」が開催される。

 勿論、同市内の旅館やホテルは満杯の状態であり、県内外からの観光客が、街中ぎゅうぎゅう詰めとなってしまう。昔の話だが、二日間で50万人を超えることもあったように記憶する。

 たまたま筆者の当時の実家は、千人灯籠踊りが開催されるメイン会場(山鹿市立山鹿小学校グラウンド)のすぐ目の前にあり、実家の二階から花火や千人灯籠踊りを寝転がりながら見ることができた。

 その時、玄関先がやけに煩いと思って、外に出てみると、庭に大勢の観光客が入り込み、「トイレを貸してください!」、「電話を貸してください!」と、・・・何だか、仮設観光案内所のようになっていたことを思い出す。


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▼撮影風景
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  • posted by Chikao Nishida at 2016/8/2 02:11 am

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