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不動岩・・・さざれ石の巌となりて

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 今日も山鹿だ。個展(写真展)の準備もあるけれども、今日は一目散に一ツ目水源へ走った。ところが、いつも通る道なのだが、やけに山が近くに迫って見える。雨上がりとあって、空気が済んでいる証拠。前方に、威風堂々とした巨岩・不動岩がそそり立って見えた。

 これはチャンスだと思い、600mmの超望遠レンズを慌てて装着し、歩道に立って、手持ち撮影を試みた。ちょっと怪しげな人間が、武器(バズーカ)を持ち歩いていると思ったのか、軽トラに乗ったおじさんが、険しい顔して運転しながら、睨み付けるのだ。

 話は戻るが・・・この不動岩は、5億年以上も前のさざれ石が海底に堆積して層をなし、気が遠くなるような長い時間、強い圧力を掛けられることで岩盤となり、更に、周囲が侵食され、この形状になったとされる。正しく、国歌「君が代」の歌詞「さざれ石の巌となりて」である。ちなみに、写真上の右手前の巨岩は、高さ80メートル、根周り100メートル。

 幼い頃に、この不動岩の背後の岩に登り、その上で食パンを投げ、カラスたちが空中でキャッチする実験をしたことがあった。良い子は決して真似してはならぬが、当時の或る先生は、結構、サバイバルが好きそうな、大胆不敵な先生だったように記憶する。

 不動岩を望遠で収め、それから数分で一ツ目水源に到着した。今回は、青鷺や鴨以外に、珍しく大鷭(おおばん)がいた。大鷭は真っ黒で、くちばしと目の間が白い。何度も素潜りをして、水草ばかり頬張っていたが、ファインダーで覗く限り、カイツブリと同様に、あまり可愛い部類には入らないようだ。

 それから、周囲の稲刈り後の水田や紅葉の山々を写して、帰途についた。・・・最後の写真だが、ついでに昨夜の月を写して見たのだった。手持ち撮影だが、クレーターが綺麗に出ているので、本日は収穫多く、ご機嫌がすこぶるよろしく、爆睡できるようだ。


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▼取材風景
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  • posted by Chikao Nishida at 2016/12/17 12:00 am

景勝 一の谷へ・・・

 熊本県山鹿市下町の有働サイクルに立ち寄った時のこと。たまたま筆者の幼友達と同級生という女性と出逢った。そこで、余り知られていない「景勝 一の谷」の情報を頂いたのである。

 翌日、再び山鹿市へ向かい、鍋田横穴群を通り、川辺方面へと車を走らせた。迂闊にも、一度通り過ぎてしまったようだが、それから後戻りをして、やっと古びた庭(個人所有?)に辿り着いた。

 すこぶる不思議な空間である。道向かいの広場からの景観は素晴らしく、菊池川が下方に見えたのだが、一の谷の価値がどこにあるのか、全く分からなかった。

 先ずは、その庭園らしきものを撮影し、更に、車に飛び乗り、周辺の探索へ。かなり細道に入り込みつつあるので(先日のドン突き事件の二の舞の臭いがする)、畦道手前でUターンし、広い道路に出て全体を見て回わることにした。

 ガードレールはあるものの、クリスマスケーキを直角にナイフで刻んだような谷だった。ムーミン・ヴァレーのような谷である。この狭い地域に、深い亀裂のような谷が存在するのか理解不能だが、大昔の火砕流の爪痕なのだろうかと、色々と妄想モードに入り込み、結論が出ないままとなっている。

 次回、機会があれば、その名の由来や、ストーリーなどを聞き出してみようかと・・・。


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▼取材ランチ:麺処 大番(大番らーめん)のチャーシュー麺
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▼取材風景
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  • posted by Chikao Nishida at 2016/12/11 12:00 am

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