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四分一世紀足らずで、百年進化!

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 本日は、少々固めの話。5年前にスタイラスペンで描いた、筆者オリジナル「座布団猫」に語ってもらうことに・・・。

 インターネットが日本上陸する以前は、パソコン通信が流行していた。F社が先行し、パソコンでメッセージの交換ができるという、インターネットの赤ちゃんのような存在である。僅か300ボーレートという鈍足データ転送通信環境であったが、結構楽しんだ人々も多かった。

 インターネットの黎明期は、通信速度は28800ボーレードのアナログモデムでの接続。それから直ぐに36600ボーレートとアナログ路線をひた走った。そして、次に登場したのが、デジタル回線である。64000ボーレートから、128000ボーレート。・・・・(中略)・・・と、現在の高速光通信やWiFi通信、4GやLTEなどに進化していった。僅か20年ほどの時を経て、昔の産業革命であれば100年分を瞬く間に突っ走った感がある。

 当社がインターネット事業に着手したのは、1994年の秋。IBM(米国)関連会社の人間を熊本に招聘して、ネット事業を進めるか否かのレクチャー会を二週間ほど行い、着手することを決定したのだった。

 しかし、熊本県内はインターネットを接続する環境がなく、1995年に当時のIIJ(インターネット・イニシアティブ・ジャパン)と契約し、インターネット専用回線を当社に導入したのである。専用サーバーも数千万円もしたが、専用回線料金が月額60万円(年間通信費720万円)だったので、長時間のレクチャー会を集中開催したのは、ご理解いただけるのではなかろうかと。

 当社のインターネット事業は、今年の8月22日で22年となる。これまたあっという間の出来事のようで、振り返ると、山あり谷あり、ネット環境の礎を構築し、独自ドメイン(www.dandl.co.jp)を取得し、ポータルサイト・ロゼッタストーンを開設してから、満22歳となる訳だ。

 ホームページを構築するのに、お手本となる教科書も何もない時代である。よって、米国の学術系のサーバーに接続し、HTMLのプログラミングや、その他、DNSサーバー、MAILサーバー、WEBサーバーなどのノウハウを、一つずつ解読し、ロゼッタストーン公式サイト開設に傾注したのである。

 22年というと、二昔前。ガラ携からスマホの転換時期に、ネット環境がぐっと進化したのは記憶に新しいが、ネットの世界に22年以上も浸かっていたので、かなり違和感を持つのは・・・現在のSNS時代、ユビキタス時代となっても、デジタルの「掟」を知らぬまま、日々利用している経営者が、とんでもない方向へと飛んで行ってしまったことだ。(気づかぬのは、その人ばかりなり。)

 最近、頓に思うとは、公式サイトを軽視する経営者が増えている点だ。SNSにおんぶに抱っこで、個人情報を乱発し、日々赤恥を晒け出している経営者。さらに、子供や孫の学歴や就職なども、公然と呟き、自己満足のためにSNSをフルに活用している経営者もいる。それは、デジタルに対して、その便利さと怖さをよく理解していない経営者に多いのだが、一度ハマれば、抜け出すにはかなりの決断とエネルギーが必要となる。

 経験したことはないが、多分、麻薬やアルコール依存症などと同様に、デジタルの罠にハマると、抜け出るには、今までの自分を否定することから始まるので、なかなか容易なものではない。慣れてしまうと、己の醜態さえも見えなくなってくる。狂ってくると、ネット上でストーカー行為を繰り返す経営者もいるようだ。思い込みが激しく、妙にプライドが高く、自信過剰、虚栄心などが、大きな要因となっている。

 デジタル時代は、すこぶる便利な世界ではあるが、そこには「掟」をしっかりと厳守してこそ、その利便性や、凄さの恩恵を受けることができるものだ。よって、そのベクトルが一度歪んでしまうと、全ての価値観に狂いが生じ、とんでもない人生に成り下がる可能性もあることを知るべきである。

 以上、「座布団猫」さんが話しておりますが、まだまだ、話し足りないような様子。しかし、本日はここまで。

◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
 http://www.dandl.co.jp/Link


written by Chikao Nishida


                   

  • posted by Chikao Nishida at 2017/8/2 12:16 am

スマホが善きも悪しきも世を変えた!

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 携帯電話の進化は、ネット世界を牽引し、世の中を変えてしまった感がある。特に、ガラパゴス携帯電話からスマートフォンとなり、パソコンのように多種多様のアプリを使用することで、更に、ネット世界の進化を加速させてきた。

 デジタル時代の寵児のような存在となったスマートフォンだが、この存在が、世の中を変え、人の考え方も変え、そして、生活環境や仕事環境をも変えた。しかし、それを甘受するとともに、日々、危機感を持たざるを得ない筆者(ITが本業)がいるのは否めない。

 携帯電話が登場した頃は、現在のように格安料金でもなく、一般人には高嶺の花であった。それが、今では大人から小学生、幼稚園児まで所持する時代となっている。

 昔のダイヤル式の黒電話、ピンクの公衆電話などと比較すれば、圧倒的にコミュニケーション能力が高まり、いつでもどこでも思いのままに、移動しながら簡単にコミュニケーションを交わせる世界となった訳だ。

 しかしながら、便利な世の中になればなるほど、必ず、その裏側では負の遺産も想定外に大きく育って行くのである。

 例えば、十数年前は、仕事中の個人携帯電話の所持、使用は厳禁とされていた。それが、今ではスマートフォンやガラバゴス携帯電話をポッケやセカンドバッグなどに入れておくのは当たり前の時代となり、仕事中でも休み時間でも、個人がケジメなく使っている。

 特に、SNSが浸透して行くと、仕事を忘れて、そのアプリに没頭し、「ながら携帯」に違和感を持たぬ人の方が圧倒的に増えてきた。よって、SNSという超便利ツールの登場により、ストーカー、暴力行為、詐欺、援助交際、個人情報漏洩、個人攻撃、機密情報漏洩などと、デジタル時代特有の事件事故が絶えない時代に突入したのだ。

 SNSは無償で提供されている、パブリックツールである。ヒューマンコミュニケーションツールとして、現在では、無くてはならぬ存在であると豪語する人が多い。ただ、活用次第では、それが仇となり、職をなくしたり、オミットされたり、逆に攻撃を受けたり、法で裁かれたりと・・・いよいよ、自らの足元を見直す時代になったのではないかと、危惧する次第。

 SNSの代表格でもある、FacebookやTwitterなどは便利と言えども、大きな落とし穴が沢山あることを知るべきである。特にデジタル音痴の人がそれに酔えば、立ち位置、身の丈も忘れてしまい、大暴走を繰り返すこともあり得る。・・・すこぶる危険な状態である訳だ。

 特に、第三者を誹謗中傷して名誉を毀損したり、ストーカー行為や威嚇恐喝に走れば、即逮捕となる。当然のことながら、法の遵守が大前提での便利ツールなのだが、それが理解できない稚拙な人も多い。自分自身のレベルの低い思考力にて、自由奔放に使えるのがSNSだと勘違いしているから、そうなってしまう。

 車の運転と同様に、法令やルールを守り、モラルを持って活用して、初めて生活に役立つツールとなる。特に、SNS時代となり、自己表現を誤り、怪しげな演出に酔いしれている阿呆も大勢居る。また、それにコバンザメのようにピタッとくっつくお馬鹿も無数に居るのだが、もっと自らの背中を客観視して、ツールを活用すべきであろうと・・・。

◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
 http://www.dandl.co.jp/Link


                   

  • posted by Chikao Nishida at 2017/3/12 03:21 am

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