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蜘蛛と蜘蛛の巣・・・

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 蜘蛛を見れば、職業柄、先ずはインターネットを思い起こす。すなわち、「www(the World Wide Web)」、インターネットの情報通信網のことである。地球上の数え切れないほどのWEBサーバーを一つ一つの基地として、そこに格納されているホームページ群が、光ケーブルやマイクロウェーブなどの通信手段により、蜘蛛の巣状に企業や個人のパソコン、スマホ、タブレットなどと繋がっている状態を指す。

 筆者がネット事業に着手したのは、商用インターネットが日本に上陸した1994年の秋だった。更に、独自ドメインを取得し、公式WEBサイト(ロゼッタストーンの前身)を開設したのが1995年の夏(熊本県初)だった。あっという間に、着手から23年、四分の一世紀近くが経ってしまったことになる。

 今や、SNS時代となり、インターネットの世界にどうやって接続するのが良いのか否かと、パソコンの通信や接続環境をいちいち考えなくても良いという、すこぶる便利な時代となっている。それも、ブラウザとメールソフトのみで展開していたインターネット黎明期と比較すれば、雲泥の差。多種多様なアプリが開発され、検索エンジンも飛躍的に進化を遂げており、意図も容易く、インターネット世界へ飛び出すことが可能となっている。

 インターネットが世界を変え、異業種間の垣根を取っ払い、人々の個人生活に密着したものとなった。しかし、その恩恵を受ける一方、日々報道されている詐欺事件やストーカー事件、出会い系サイトにおける誘拐殺人事件のように、日々、凶悪犯罪の温床となっているのも否めない事実である。

 その黎明期に、「ネチケット」という言葉が流行した。現在では死語となっているが、それはインターネットを利用する時の、最低限のモラルやエチケットのことである。しかし、その「ネチケット」という言葉の概念をしっかりと理解し、日頃の自分の言動チェックを行う癖を付けている人たちは、先ず、SNS上で赤恥をかいたり、個人情報を流出させたり、前述の事件事故などに巻き込まれたりはしない。

 蜘蛛の巣のような高速通信網はすこぶる便利ではあるが、人としての「常識」を兼ね備えた人により、健全に利用されることが理想となる。蜘蛛はとても賢い。お尻から光ファイバーの1本の繊維よりも更に細い糸を出して、生きるために狩をしている。昆虫がその網に掛かれば、その振動を感知し、さっと近づき、ぐるぐる巻きにして、食糧備蓄をしている訳である。悲しいかな、その蜘蛛にも劣る人たちが沢山居るのだから、情けない。

 世の中を変える便利なものの登場の裏には、必ず、お金が動き、更には、犯罪も見え隠れするというのが、古今東西、普遍的なものである。それに気づき、日頃のSNSへの対応を見直すべき時期であると動いている人が、どれだけ居るのだろうか!?キッチンドランカーのように、便利すぎるスマホやタブレットに依存して、インターネット世界との接点がドラックであるかの生活をしている人も居る。・・・精神的な病に侵されている可能性も無きにしも非ずとなる。

 一端の大人であれば、インターネットの表と裏くらいは、しっかりと見据えておくべきであろうと・・・。

・・・先見塾より(主宰 西田親生)


▼昔々のMacintosh(Mac)
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  • posted by Chikao Nishida at 2017/12/19 10:00 am

単に見るのと鑑賞の違い・・・

▼薔薇のトンネル
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 自分の作品が、どの程度のレベルに達しているのか、また、どの程度写真を愛する方々に印象を持ってもらえるのかの腕試しとして、海外ではギリシャの写真愛好家の集まるサイト(会員4100名)に、国内ではNikon大好き人間が集まるサイト(会員9000名)に、それぞれ、数回にわたりアップすることにした。

 圧倒的に「いいね!」の連発だったのは、写真上の「薔薇のトンネル」(カクテル)である。国内外揃って、女性カメラマンの反応がすこぶる良かった。次に良かったのは、写真下の「着水」だった。男女比率は同じくらいだったが、着水時のクラウン状の波形が目に留まったようだ。その他、「獲物待ち」の白鷺の写真や「サンセット」の写真も反応がすこぶる良かった。

 気づいたことは、美しいものや俊敏に動くものを捉えたものは、万人受けするように感じた次第。筆者も写真同好会なるものをネット上でいくつか開設しているものの、日頃から「いいね!」の付き具合は良いとは言えない。閲覧する人の数パーセントが「いいね!」を押して、「しっかりと拝見しましたよ!」のシグナルが送られてくるのだが、殆どのメンバーは単に見るだけに終わっている。

 他のサイトと知り合い同士が集まったサイトの動きの違いは何なのかと、少々考え込んでしまった。多分に、知り合い同士が集まるサイトでは、日頃の動きの確認に重きを置き、作品の鑑賞やその評価への意識が希薄なのだろうと。それに対して、国内外のカメラ大好き人間が集まるサイトは、日々の動きが活発で、コメントの書き込みも驚くほど積極的である。

 ギリシャのサイトでは、一つの作品に対して、「Great shot!」など弾んだような呟きが見られ、国内のNikon大好き人間のサイトでは、「いつ撮影されたのか?」、「その花は本当に美しい!」、「タイトル通り素晴らしいお写真でうっとりする!」、「この撮り方、私も大好き。綺麗に撮れている!」などと、作品についてじっくり鑑賞されているのが良く分かる。

 知り合い同士のサイトも、上記のようなアグレッシブさが欲しいものだが、それは筆者の不徳の致すところなのだろうと。ただ、フェイスブックやその他趣味のサイトの情報欄を閲覧する場合、少なからずとも、しっかりと見て欲しいものである。特に、フェイスブックなどは「いいね!」が数十秒間に連続してバンバンと上がってくると、じっくり拝見されていないのが手に取るように分かるのだが。

 最後に、SNSを商売道具に使っている人であれば、尚更のこと、新規顧客の掘り起こしや常連客への露出度の高いパフォーマンスとして、日々しっかりと意思表示をすべきである。ぼーっとしている内に、競合他社に簡単に追い越されてしまうのではないかと危惧する次第。


▼着水
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▼獲物待ち
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▼サンセット
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▼FOXY ROSE
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▼昨日の取材風景
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  • posted by Chikao Nishida at 2017/8/12 02:33 am

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