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新商品開発とブランディング

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 全国各地で、地域興しや経済活性化の為の各地の新商品情報が沢山流れている。御多分に洩れず、熊本県内でも全県下において試行錯誤しながら開発に取り組んでいるところが多々あるようだ。しかし、殆どが助成金ありきでの開発が目立ち、正直なところ、センスの良い専門家の存在が乏しく、何のストーリー性も開発後の販売ルートなど流通の確保など考慮せず、行き当たりばったりのケースが大半であるように思えて仕方ない。

 専門家と言っても、トータルな絵コンテを描ける人間が居て、更に、商品開発の土壌を整備し、そのニーズのリサーチまでをも徹底して行っているかと言えば、皆無に等しい。常にあるのは助成金ありきの、一切自腹を切らずして、他力本願で物事を進める歪んだベクトルが、消費者ニーズに適合した新商品に繋がらない大きな要因とも言える。更には、第三者機関が調査すれば分かることだが、助成金の使途に関して、水面下における「できレース」の存在が、その悪循環に拍車を掛けているのも否めない事実である。

 筆者が1990年に起業して取り組んで来たのは、マルチメディアの分野であり、現在ではクロスメディアへ移行しているが、特に、手に取って重さや存在感を得ることが難しい三次元仮想現実を探究し、二十年ほど前に山鹿市に寄贈した「チブサン古墳シミュレーションCG」の制作は全て自社の手出しであり、その動画を同市や同市立博物館へ常設することで、地域興しの一助にならないかと動いた事が実に懐かしく思えて仕方ない。

 当然の如く、そこには助成金の存在は全く無い。お陰で、当時、NHK熊本などのテレビ局では「チブサン古墳シミュレーションCG」を電波で流して頂き、更には読売新聞、熊本日日新聞、その他メディアでも大々的に取り上げて頂いたのを昨日のように覚えている次第。その当時は、インターネットがまだ国内に上陸しておらず(当社がインターネットを立ち上げたのが1995年8月22日/熊本県内初)、また、メタバースであるSecondLife(仮想現実世界)が世に生まれたのは、それから17年後となる。

 少々話が前後し手前味噌になってしまったが、何事にも新商品を開発し、それが社会貢献に繋がるようになるには、稚拙な夢見心地感覚では達成できないものであり、特に他力本願となりがちな助成金目当ての開発となれば、最終的な責任の所在を明確にしておかねば、だらだらと予算消化の為に、うやむやな中で、その泡が立っては消え、また消えては立つという・・・価値ある商品誕生には程遠いのではないかと危惧するばかりである。

 助成金も我々の血税からスポイルされるものなので、行政やその他外郭団体が、如何にも予算(自分の小遣い銭と勘違いして)として、高飛車に桜の大枝に胡座をかいて、花咲かじいさんのようにばらまくものではない。それも、あちこちから訳の分からぬ学識経験者を掻き集め、無駄な人件費や交通費を遣っているだけの話となる。

 畢竟、新商品開発において、生ぬるい従来の手法では咲く桜の花も咲く事もなく、芽も出ず、立ち枯れの状態となってしまう。そして、いつの間にか不発に終わった立ち枯れた桜の幹は、さっさと伐採され撤去されているのである。それも、責任の所在など全く無い状態で・・・。


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  • posted by Chikao Nishida at 2013/8/25 12:56 pm

寿司屋より旨い蕎麦屋の寿司!?

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 先般、ふらっと数十年ぶりに老舗の蕎麦屋に足を運ぶことにした。

 天ざると稲荷寿司、鉄火巻、しそ巻、そして納豆巻をオーダーした。昼抜きだったので、メニューを見ると全てオーダーしたかったが、これくらいにしておこうかと・・・。

 空腹時は何でも旨いのは当然のこと。それでも最初に食した鉄火巻が値段の割に抜群に旨く、更に稲荷寿司は飛び上がるほど異次元の旨さに驚きを隠しきれなかった。・・・蕎麦専門店なのに、その辺の寿司屋の稲荷や鉄火と比較にならぬほど旨過ぎるのである。酢飯も癖なく、喉越しが大変良い。

 暫くの間、近場の生蕎麦専門店や寿司専門店について考えてみた。・・・近頃、B級の蕎麦屋や寿司屋が増えている為に、本物の手打ち蕎麦や寿司を食べれる処が少なくなってきている。・・・いつの間にかコンビニやB級食事処の味に馴れてしまい、本来の稲荷寿司や鉄火巻などの味や食感を忘れつつあるのかと・・・衝撃を受けてしまったのである。

 酢飯だけの実にシンプルな稲荷寿司の、あげの仕上げが素晴らしい。鉄火巻においては、マグロの質が全く異なり、酢飯としっとりと融合している。生蕎麦ついては、かなり質が高く、天麩羅のサックリとした揚げ方も、最近の食事処では見掛けないほどスキルが高かった。

 因みに、ロゼッタストーン会員に、「鮨と和の食 清吉 http://www.sushi-seikichi.comLink  (博多)」があるが、清吉の二代目は和食を徹底的に学び、フレンチ、イタリアン、その他の料理とコラボさせたり、和食への多元的なアレンジへ挑戦したりしている凄腕の職人。・・・その二代目が修行してきたような同じ匂いを、この老舗蕎麦屋の料理人に感じたのだった。


tennsoba



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  • posted by Chikao Nishida at 2013/8/3 12:11 pm

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