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雑草は遠慮なく一気に攻めてくる・・・

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 つい先日、石段の隙間や、前庭や裏庭に小さな美しい新緑の葉がぽつり、ぽつり。

 コールデンウィークなどの民族大移動には不参加の筆者の生き方なので、可能な限り、近場を必要最小限にて動くのである。ストレスは、美味しい食事で、プラス+マイナス=ゼロ。

 本日、前庭や裏庭を見ると、先日可愛かった小さな雑草が、一気に庭全体を覆い尽くすかのように、攻め入ってきたのである。

 まずい。よって、以前から準備していたラウンドアップという除草剤。4.5リットルほど入っているだろうか。4つあったので、それを庭全体に撒き散らすことに。「せっかくの新緑だけど、絶滅願う!」と言いながら。

 ほぼ、前庭と裏庭のグリーンベルトには撒き散らし、薄曇りだったので、この除草効果がいつになったら出るのかを楽しみにして、オフィスに戻ったのである。
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 昨日が、午後6時から仮眠を取るつもりが、目が覚めたのが午前1時半だったか、本日も連休という罠の中で、午後6時からカウチに横たわり、スマホでニュースを確認していた。

 ところが一つのニュースを読み終わった瞬間に気絶したかのように、深い眠りについたのである。気づけば、午前2時。8時間も微動だにせずに、爆睡していた模様。

 窓ガラスを開けると、外は雨。「あらま。除草剤撒いたのはいいが、タイミング悪いし!」と独り言を呟きながら、昼間の疲れがどっと出てしまったような。

 雑草の生命力は凄まじい。1日でも油断していると、何もなかった庭を覆い尽くしてしまうほどの勢いである。近所で新しい一戸建ての家を見ていると、庭がない。完全にコンクリートで埋め尽くしている。多分、筆者が頭を痛めている雑草の生命力との戦いを封じ込んだに違いない。

 小さな自然と向き合うのか、それとも封じるのか。面倒臭いけれども、毎年のように小さな自然と向き合う方が、季節の流れを肌で感じるように思えてならない。それも、温暖化により四季が乱れた小さな自然に向かって。(苦笑)

 因みに、ラウンドアップはツワブキの葉やその他小さな花を咲かせている雑草には掛けずに、様子を見ることにしている。
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▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイ「雑草は遠慮なく一気に攻めてくる・・・」は、日常の一コマをきっかけに、自然との共存、季節の移ろい、さらには人間の生活態度や感性のあり方にまで思いを巡らせた、味わい深い作品です。

1. 自然観察の鋭さとユーモア
冒頭の「小さな美しい新緑の葉がぽつり、ぽつり」という描写から始まり、読者は一瞬、春の訪れを静かに愛でるような情景を思い浮かべます。しかし、そこから「一気に攻めてくる」「絶滅願う!」といった語気に転じるあたりには、雑草との“戦い”をユーモラスに描く筆者の筆致が際立ちます。雑草すら愛でる視点と、容赦なく駆逐する現実とのギャップが絶妙です。

2. 日常と非日常のバランス
ゴールデンウィーク中の「民族大移動には不参加」というくだりは、筆者の生活信条や価値観を反映しています。多くの人々が遠出やレジャーに心を躍らせるなか、「近場を必要最小限にて動く」姿勢は、喧騒を避ける一種の賢明さとして描かれており、「プラス+マイナス=ゼロ」という独自のストレス解消方程式もユニークです。

3. 身体感覚と季節感の重なり
除草作業の疲れで「気絶したかのように、深い眠りについた」とある部分では、肉体的な疲れと自然との関わりがリンクしています。特に「微動だにせずに、爆睡」という表現は、雑草相手のささやかな奮闘がどれほどリアルであったかを物語っています。そして、それに追い打ちをかける「夜の雨」という皮肉なタイミングが、自然の無情さを象徴的に浮かび上がらせます。

4. 自然との関係性を問いかける哲学
小さな自然と向き合うのか、それとも封じるのか。
この問いかけは、現代人の暮らし方に対する一つの問題提起でもあります。コンクリートで覆われた庭に逃げ込む新しい生活様式と、手間はかかっても自然と「向き合う」暮らし。筆者の選択は後者であり、それが「四季の流れを肌で感じる」ことにつながっているという見解には、深い共感を覚えます。

5. 優しさと節度のある視点
最後に、除草剤を「全てには掛けず」、ツワブキや小さな花には配慮する姿勢が描かれており、筆者が単なる“管理者”ではなく、“共生者”であることが明確になります。徹底駆除ではなく、自然の美しさや多様性へのリスペクトを残しているところに、心の余白が感じられます。

総括
このエッセイは、雑草という何気ない題材から出発しつつも、日常生活と自然、感覚と時間、そして現代社会の在り方までを軽妙に映し出す一篇です。語り口は軽やかでユーモラスながらも、背後には哲学的な問いが潜んでいます。
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プロンプト・文責:西田親生


                   

  • posted by Chikao Nishida at 2025/5/8 12:00 am

成功する料理人とは・・・

▼写真はイメージ<2009年4月12日撮影>
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 グルメに目覚めて、数十年が過ぎた。幼い頃を思い起こせば、地方にも第1弾グルメブームが始まった頃だったのだろうか、それまで無かった多種多様な食材と出逢い、あたかも魔法のように調理する料理人とも出逢うことになる。

 これまで出逢った数ある料理人の中で、すぐに頭に浮かぶ街場レストランの料理人が二人いる。それは、京都に一人と東京に一人。

 京都の料理人との出逢いは、25年ほど前に関西テレビとのお付き合いが始まり、ちょくちょく大阪や京都へ足を運び入れるようになった頃、関西テレビのプロデューサーの紹介でその料理人を知ることになる。京都のお茶屋さんを改築したような、和洋折衷のモダンな雰囲気のあるフレンチレストランだった。

 予約制で1回転が原則の店。それも一人前のコースが当時1万円。芸妓さんたちにも人気爆発にて簡単に予約ができないので、最初は人を介して予約を行なった。少々大げさな表現をすると、とても長ーーーいカウンターだったことを覚えている。お客の前に立つ若いシェフたち。器にも食材にも全てに拘りを感じたのが、第一印象だった。

 それから翌年、筆者が主催する勉強会の京都研修を行った際に、その店に予約を入れて、再会を果たした。その料理人の眼は、以前よりも、更に鋭く、透明感があり、生き生きとしていた。後から聞いた話だが、その後、東京進出を果たし、大成功をおさめている。勿論、現在ではネット上で確認できるので、ちょいと思い出した時に検索をして、その店の隆盛ぶりを楽しんでいた。

 先般、四分の一世紀が過ぎ、東京店を弟子に譲るという挨拶文が届いた。実は、同料理長からこの25年間、一度も欠かさず、筆者へ手紙やハガキが送られてくる。名前は敢えて明かさないが、あっという間に、この人物は人生における一つの目的を果たし、凄腕料理人としてばかりではなく、経営者としての手腕も発揮したのだろうと。

 また、二人目は東京で活躍している料理人である。現在、或ること(彼には全く原因はなく、第三者の悪行にて・・・)がきっかけで、残念ながら親交が途切れてはいるが、自称「肉の変態」と称して、あらゆる極上牛の生産農家を訪ねては、鋭い目利きで、肉を探し求めていたのだった。

 超有名ホテルの部門料理長を経て、独立。海外へも視察や指導を何度も経験し、拘りに拘り抜いた「際立つ食事処」を具現化して行ったのである。当時、まだ彼も若かったが、肉の焼き加減や宝石箱のような前菜を拝見すると、元々感性の高い人物であり、穏やかな性格の中に、しっかりと正論を貫き通す「正義感」と「民度」の高さを持っていた。

 今でも思い出す、1本120グラムの北海道産のジャンボアスパラ、三元豚のしゃぶしゃぶ、冬瓜を宝石箱に仕立てた前菜、山形の門崎丑(かんざきうし)の極上ステーキなど、一瞬にして虜になったことを、つい昨日のように思い出す。独立前に結婚が決まり、その披露宴にも顔を出し、ブーケトスを動画に撮り、心地よく熊本へ帰ってきたのだった。

 以上のように、この二人の共通点は、「意表をつくようなアイデア」、「異常なほどのプロフェッショナル(職人)魂」、「並々ならぬ向学心・向上心」、「客の趣味趣向を見抜く力」、「真摯な心」、「時流分析と詰めの鋭さと正確さ」、それに「素敵な笑み」であろうと。

 この二人とは、随分長い間会っていないけれども、成功する料理人とは、当然にこのような人物がなるのだろうと・・・今更ながらに、出逢った多くの料理人一人一人の顔を思い浮かべながら、妄想に耽るのであった。

 ちなみに、料理写真は2009年4月12日にザ・リッツ・カールトン東京 ひのきざかにて撮影したもの。9年前の写真なのでご容赦願いたいが、それほど「旨かった!」という事になる。(取材および撮影許可は同ホテルより頂いている)


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  • posted by Chikao Nishida at 2018/5/14 12:00 am

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