迫間川の土手にコスモスの花が咲く七城コスモス運河(熊本県菊池市七城町/37号線沿)へ足を運んだ。同地は、背の低いコスモスが河川敷を埋め尽くしている。色鮮やかなコスモスの花々が大きな絨毯を広げたのように咲き誇っているが、撮影には橋のすぐ横の駐車スペース付近が落ち着いてシャッターを切れる。
花々はとても美しく、ミツバチがあちこちの花々の花粉を被り、旨そうな蜜のランチタイム。動きが速いので、次へ飛び移る花を予測してレンズを向ける。ただ、ふと現実に戻ると、コロナ禍において「働きたくても、働けない。」、「遣りたいことがあるけれども、遣れない。」の日常に戻ってしまう。
ミツバチやコスモスなどは小さな自然と言えども、人と比べればすこぶる偉大である。勿論、彼らも災害に見舞われることもあるが、立ち直りが早く勢いがある。天から与えられた命をしっかりと守り、自然に順応したライフスタイルを、ミツバチもコスモスもちゃんと弁えている。弁えていないのは、人間だけだ。
自然には「掟」と言うものが存在し、その「掟」を守り、太古より自らの「種」を維持している訳だ。しかし、人は「掟」を破るから「天罰」が下る。いやはや、一所懸命に花々を飛び交う働き蜂を、すこぶる羨ましく感じてしまった次第。素敵な、虫と花の共存の瞬間であった。
◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995/熊本県第一号WEBサイト)
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文責:西田親生
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