午後2時頃に、或るレストランへ行き、入り口左手の席に案内された。レストランホール全体を見回すことができる場所だが、正直、あまりに全体が見えすぎて、しっくり来なかった。
熊本県も新型コロナウイルス感染防止の為に、独自の緊急事態宣言にて、飲食店の営業を午後8時までとする時短の方針を採った。それは深夜営業にて酒類が提供されると、ほろ酔い気分となれば、ウィズ・マスクどころか、コロナ禍への意識が吹っ飛び、クラスターを引き起こす可能性が高くなるからだ。
ところが、向こう側に座っている男性二人が、ツマミを食べながら、ビールをグビグビと飲み出した。時間が経つにつれ、段々と話す声が大きくなってきている。勿論、ツマミを食べているのだから、マスクは外したままの状態で話をしている。隣のテーブルの方々の表情が、じわじわと強張っているようにも感じた。
午後8時までの時短となれば、酒を飲むにも中途半端な時間となり、このように、お昼からビールをグビグビ飲むことで憂さを晴らすのだろうと、苦笑いをしてしまった。暫くして、数皿の料理がサーブされてきた。なるほど、ランチ前の晩酌ならず、打ち合わせ方々の昼酌であることが理解できた。
料理をガツガツと食べ始めた二人は、料理を食べながらも、ずっとずっと話が途切れることもなく、周囲にお構いなし。その横のテーブル席に一人の男性が腰掛け、一人ランチをスタート。兎に角、美味しそうに黙って食べている男性。隣のペラペラ喋り込む人たちを気にせず、20分ほどで出て行った。
筆者がランチに要した時間は30分ほど。ランチタイムぎりぎりのタイミングだったので、店を出る時は、2テーブルほどに人が居るだけで、レストランホールはガランとしていたが、ビールを飲みながら食事をしている二人は、最初から最後までノー・マスクでペラペラランチとなってしまいそうである。
このように、店側が新型コロナウイルス対策を講じていても、「食事は静かに、語りはウィズ・マスクで!」が徹底できない人が居るのが不思議なところだが、やはり、昼からでも酒が入れば、周囲に誰が居ようとも我関せず。危機管理能力は人それぞれ異なるけれども、わざわざこの時期に昼から酒を浴びる必要はなかろうと。
考えようでは、如何に時短営業を徹底しようとも、昼から酒を飲む人がテーブルを占領するのであれば、感染の危険性が低下するはずもなく、時短戦略が奏功するはずもない。ましてや、ランチタイムに長居して、ノー・マスクでペラペラランチをするのならば、店内クラスターが発生してもおかしくはない。非常に困ったものである。
「俺は大丈夫!」と豪語する人ほど、色んなウイルスに感染するのだろうと・・・。
▼八景水谷公園のヒヨドリ
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