このような時期だからこそ、発想を切り替え、次のまた次の先を読んで動かねばならない。和製スティーブ・ジョブズのような方が飛び出してきた。プレハブで始めた小さな会社を、現在12万人の巨大企業に育てたベンチャーの神のような方だった。
早口だが、切れ味の良い語りに、キーボードを叩く手が瞬時に止まった。体が固まったまま、その言葉に耳を傾けた。諸外国で工場を「分散」していた結果、タイの大洪水の時は、その周辺の国々の生産増により、微動だにしなかったと言う。
しかし、今回の新型コロナウイルスについては、タイの大洪水の時のような対応ができない。それまで、テレワークを疑問視していたその経営者が、新しいスタイルの仕事環境を見て開眼し、テレワークで実績を重ねるスタッフに大変驚き、反省したと言う。
気づいては反省し、そこで間髪を容れず秘策を講じる。それも、秒殺にて新たな一歩のために、大胆な切り返しを行う思考回路は、流石に、ベンチャーの鏡のような御仁だろうと。気づけば、ワープロの画面は「っっっっっっっっ・・・」という文字で埋まっおり、苦笑い。
暗雲立ち込めるこの時期に、名刀関の孫六のような切れ味トークを聞いて、すこぶる胸がスカッとした。大変、勇気づけられる。近くで肉声をお聞きしたくもなる。このような大起業家につく社員たちは、さぞ誇らしげに仕事をしているのだろうと・・・。
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文責:西田親生
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