▼相良河川公園近くの上内田川
熊本県山鹿市菊鹿町へ足を運ぶ時に、大変地味ではあるが、知る人ぞ知る「相良河川公園(あいらかせんこうえん)」がある。人工的に作られた瀬ではあるものの、上内田川の澄み切った水がザーザーと水しぶきを上げ、川岸にて目を瞑り耳をすましていると、すこぶる心が落ち着く。
駐車場は数台しかないが、手入れされていない木々には女郎蜘蛛がワンサといる。これも、小さな自然であると思えば、乙なもの。川面へと続く石段を降りると、左手向こう岸に「上内田神社」の存在に気付くのだった。同神社は苔むした中に彼岸花が似合う社としてご紹介したい。
また、菊鹿町といえば、吾平山相良寺(ごへいあいらじ)が有名だ。その参道近くに生息する、樹齢1000年の古木「アイラトビカズラ」(国指定特別天然記念物/日本で唯一)は、一見の価値あり。よって、春はアイラトビカズラ、秋は番所棚田の彼岸花と覚えて頂ければと。
※アイラトビカズラの開花時期:毎年4月下旬~5月上旬頃
▼相良河川公園にいる女郎蜘蛛
▼上内田川からの水田と上内田川
▼上内田神社
▼番所の棚田
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文責:西田親生
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