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ロゼッタストーンのオフィシャルBLOGです。1995年に熊本に生まれたポータルサイト・ロゼッタストーン。
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2009/05/18
トピックス
斉藤隆士が語る「我が人生は、出逢いと運。」(5)
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【西田】
料理人になって50年近い年月が経っていますよね。今から先の日本の食文化、食育についてどう思われますか?
【斉藤】
お母さんの力が無くなっている。昔の母親は皆手作りでしょ。今の母親は半完成品ですよ。インスタントの時代なんですよ。家庭内暴力は、母親、父親の愛情がないんでしょうけど・・・。
【西田】
共働きが多いからですね。
【斉藤】
先ずお母さんが朝、昼、夜の食事を作る事が大切なんですよね。・・・食育って、精神的な食育があると思うんですよ。昔の日本人に戻るのは大変だろうけれども、そこに近づくには文章で書く様に上手く行かないですよ。日本全体を見て、日本人全員で考えなければならないのが食育だと思うけど・・・国が言っているのは、食育ではないですよ。
【西田】
ベクトル違いますよね。・・・鍵っ子が出てからでしょうか?
【斉藤】
インスタントラーメンですよ。インスタントラーメンは高いですよ。中国や香港行くと。
【西田】
韓国では主食ですからね。親の愛情の欠落というよりも、愛情を注ぐ時間もない、社会的に両親が仕事しないと食べて行けない。
【斉藤】
勉強、勉強でしょ。教育者が殴れば、母親が文句を言いに来る。バランスが崩れているんですよね。どの国も世界中豊かになり過ぎて、家の中の教育がなっていない。
【西田】
では、斉藤さんの子供の教育は?
【斉藤】
子供達、本人がやるだけやらせればいいんですよ。長男が小学校5年生の時に、子供三人集めて文句を言った事があるんですね。・・・「お父さんは家に帰る暇もないし、忙しいし。家にはお金がないよ。もし高校や大学行く時に、高校も大学も公立じゃないと駄目・・・それが条件。福岡は駄目、熊本若しくは東京。」と言ってやりました。
教育にお金遣っている人を沢山見ているけど、大したことないですよ。教育と社会の勉強は違うんですよ。沢山、目の当りにしてますから・・・良い学校に行くだけが教育ではない。僕はそのような教育に拘ってないし。
【西田】
人間学を如何に学ばせるかでしょうね。
【斉藤】
そうそう。外に出たら親も死んで居なくなるんだから。渡世術・・・社会で泳げる術を学ばなきゃ。それは教育じゃないんですよ。
お金を沢山かけても立派な人間に育つかどうかは保証がない。自分達の職業と子供達の職業は違うんだから。昔の自分達の時代と比べたら、今の子供達は幸せですよ。社会出たら大学じゃないんですよ。
・・・つづく
【斉藤隆士が語る「我が人生は、出逢いと運。」】
◎出演:斉藤隆士/聞き手:西田親生
◎写真撮影:西田親生/ビデオ撮影:清崎 誠
◎収録日時:平成21年5月12日午後2時〜午後3時
◎収録会場:熊本ホテルキャッスル11階 レストラン「トゥール ド シャトー」
【熊本ホテルキャッスル】
http://www.hotel-castle.co.jp/
■
登録2009/05/18 00:00:02 更新2009/05/30 17:18:40
2009/05/17
トピックス
斉藤隆士が語る「我が人生は、出逢いと運。」(4)
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【西田】
当時の想い出とか?
【斉藤】
当時は誰彼と・・・仕事に必死だったから覚えていないですね。料理人が表に出るいうのは私が最初だったろうと思います。一気に出て行きましたからね。自分が一度料理長になった時に、外に出て行きたかった。
【西田】
パイナップルにチャーハンを思い出しますね。斉藤さんが旨かったら商品化しようかという・・・。
【斉藤】
あー、チャーハンね。いろいろやってきましたよ。熊本に来て3年で帰るはずが帰らなかった。良いか悪いかわらないけど。逆に良かったと思ってますよ。主要都市が冷静に見れた。客観的に見れるし。自分自身に生きる事を真剣にすれば、どの世界でも生きれると思うんですよね。
【西田】
熊本県内の食文化を引き上げたのでは?
【斉藤】
これはですね。中華料理のできた比率って凄いですよ。熊本ラーメンが無くなりましたから。中華料理屋さんばかりになった。功績云々というよりも、弟子が育って行ったからですね。
【西田】
坪あたりの売り上げ高いんでしょ?
【斉藤】
坪数で売り上げみれば、熊本ホテルキャッスルの桃花源が全国でナンバーワンでしょうね。
【西田】
話は核心に迫って参りましたが・・・四川料理の魅力と将来の展望は??
【斉藤】
四川料理の魅力というよりも、僕は中国料理の魅力なんですよね。広東、四川、枝葉いろいろ沢山あるんですよ。中国料理の素晴らしさってえのはね・・・中国料理ってえのは・・・太陽が上がるところ、必ず中国人が居て、必ず中国料理があるんですよ。中国人のパワーなんですよ。中国人と共に、中国料理は世界に蔓延っているんですよ。
日本料理というのは企業と共に世界に蔓延る。しかし、企業が撤退する時、日本人も撤退するんですよ。中国人は自分の国に帰らないんです。自分の国を捨てて出て行くのですから、帰らないんですよ。オーストラリア行っても、エチオピア行っても、どこでも世界中、そこで家族で根付いて・・・お豆腐でも自分で作っちゃうんですから。
【西田】
生半可な物じゃないんですね?
【斉藤】
生半可じゃないです。日本人が向こう(海外)に行ったら、お米を空輸する訳でしょ。中国人は向こうの米を使うんですよ。中国人のパワー、中国料理のパワーに日本は勝てない。向こうで住み着こうというのと、向こうで商売しようという日本人と、その大きな差ですよ。
【西田】
命掛けてますね。
【斉藤】
そうそう。家族揃って移住しますから。生き方も料理も、インドネシアの中国料理、シンガポールの中国料理、オーストラリアの中国料理、日本に行ったら日本の中国料理。そうなってしまうんですよ。日本の中国料理は日本人に合う中国料理、オーストラリアではオーストラリア人に合う中国料理になってしまうんですよ。
【西田】
一度、一緒にハワイの中国料理食べましたよね?バターがどっかりのった伊勢エビ。
【斉藤】
うんうん。皆、あーなっちゃうんですよ。そこが良いんですよ。世界一の料理は中国料理だと、僕は思っています。
【西田】
中国料理の種類は無限ですか?
【斉藤】
無限だと思いますよ。さっきパイナップルに入れたチャーハンの話ありましたが。広東料理の香港スタイルですよ。中国にあるかというと、ありゃしないでしょ。それぞれの流派がそれぞれの新しいコックさんが出てきて。4大料理(北京、広東、上海、四川)が外に出て行くと、また違った料理に変って行く。
今は四川料理に拘りなくて、自分はこうやって食べられるのも中国人の御陰だし、陳先生たちにご恩返ししたいという私の目的があるんですよね。それが自分の役目でしょうけれども。
お金儲けする経営者になる生き方もあろうけど、人に中国料理を教える役目、お客さんに中国料理を教える・・・味の継承ってのはね・・・格好よく言えば、中国人がこんな素晴らしい中国料理を伝えてきたのですから。熊本市内の中国料理の歴史ありますよ。とても苦労して伝えてくれた中国人に感謝したい。
中国料理の味の伝道師的な事をするのが自分の役目だと思っていますよ。だから、想い出とか・・・こんなに大きな事を考える必要はないんですよね。
・・・つづく
【斉藤隆士が語る「我が人生は、出逢いと運。」】
◎出演:斉藤隆士/聞き手:西田親生
◎写真撮影:西田親生/ビデオ撮影:清崎 誠
◎収録日時:平成21年5月12日午後2時〜午後3時
◎収録会場:熊本ホテルキャッスル11階 レストラン「トゥール ド シャトー」
【熊本ホテルキャッスル】
http://www.hotel-castle.co.jp/
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登録2009/05/17 07:30:40 更新2009/05/30 17:16:45
2009/05/16
トピックス
斉藤隆士が語る「我が人生は、出逢いと運。」(3)
この記事をつぶやく
【西田】
33歳の時に、桃花源の料理長として熊本ホテルキャッスルに赴任されてますよね?
【斉藤】
一応、33歳で、今でもその記録は破られてないでしょうね。
【西田】
失礼ですが、今の年齢の半分ですよね。熊本に来られて33年という事になるんですよね?
【斉藤】
そうですね。
【西田】
料理長になってからの苦労話ありますか?
【斉藤】
苦労話なんかないですよ。当時中華のコックさんって、給料高かったし。自分は売られてきた訳ですから、売らなきゃいけなかったし。当時の熊本ホテルキャッスルの総料理長さんは20歳上だったし、洋食の料理長さんは10歳ぐらい上、和食の料理長さんも10歳上だったですね。
【西田】
精鋭として熊本ホテルキャッスルに引っ張られてきたんですね?・・当時からヘッドハンティングあったんですか?
【斉藤】
そうそう、売る気がないと自分の価値感もないし・・・。そうですね。33歳という若さが、他の社員の人にとっては面白く無かったと思いますよね。この若造がこんな金払ってどれだけ仕事できるんだという、意識はあったでしょうね。・・・ただ始まればですね、自分たちは料理人だから一所懸命やるだけですよ。
中国人の世界に17歳の後半から入って、いい勉強をさせてもらったんだけど。中国人達は、あの人達は休まないんですよ。自分たちは休むなと言われてきたんで。
8人で調理場を賄うんですけど、1年間休むなと言われたんですよね。1年間休まなかったら、10年生きられる。6人でやったら6人でやった分しかの料理しか出せない。8人でやれば8人の料理が出せるって言うんですよ。
休んでしまって6人でやってしまうと、6人の料理が出たら、どこか手抜きしたらお客様の満足度が無い訳ですよ。だから、バリエーション付けて、時間調整をしながらやったらって教えてもらったんですよ。だから、これは桃花源が当たったのはそこなんですよね。
当時の洋食さんは社員さんだから休むんですよ。お客さんがガーッと来たらメインレストランがガタガタなっちゃうんですよね。当時は。だから、当時中国の料理人の方々に教えてもらった商売方法ですよ。
8人じゃなかったら、1つでも洗わない皿があるんだと言う事なんですよね。
・・・つづく
【斉藤隆士が語る「我が人生は、出逢いと運。」】
◎出演:斉藤隆士/聞き手:西田親生
◎写真撮影:西田親生/ビデオ撮影:清崎 誠
◎収録日時:平成21年5月12日午後2時〜午後3時
◎収録会場:熊本ホテルキャッスル11階 レストラン「トゥール ド シャトー」
【熊本ホテルキャッスル】
http://www.hotel-castle.co.jp/
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登録2009/05/16 09:34:19 更新2009/05/30 17:15:45
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【西田】
料理人になって50年近い年月が経っていますよね。今から先の日本の食文化、食育についてどう思われますか?
【斉藤】
お母さんの力が無くなっている。昔の母親は皆手作りでしょ。今の母親は半完成品ですよ。インスタントの時代なんですよ。家庭内暴力は、母親、父親の愛情がないんでしょうけど・・・。
【西田】
共働きが多いからですね。
【斉藤】
先ずお母さんが朝、昼、夜の食事を作る事が大切なんですよね。・・・食育って、精神的な食育があると思うんですよ。昔の日本人に戻るのは大変だろうけれども、そこに近づくには文章で書く様に上手く行かないですよ。日本全体を見て、日本人全員で考えなければならないのが食育だと思うけど・・・国が言っているのは、食育ではないですよ。
【西田】
ベクトル違いますよね。・・・鍵っ子が出てからでしょうか?
【斉藤】
インスタントラーメンですよ。インスタントラーメンは高いですよ。中国や香港行くと。
【西田】
韓国では主食ですからね。親の愛情の欠落というよりも、愛情を注ぐ時間もない、社会的に両親が仕事しないと食べて行けない。
【斉藤】
勉強、勉強でしょ。教育者が殴れば、母親が文句を言いに来る。バランスが崩れているんですよね。どの国も世界中豊かになり過ぎて、家の中の教育がなっていない。
【西田】
では、斉藤さんの子供の教育は?
【斉藤】
子供達、本人がやるだけやらせればいいんですよ。長男が小学校5年生の時に、子供三人集めて文句を言った事があるんですね。・・・「お父さんは家に帰る暇もないし、忙しいし。家にはお金がないよ。もし高校や大学行く時に、高校も大学も公立じゃないと駄目・・・それが条件。福岡は駄目、熊本若しくは東京。」と言ってやりました。
教育にお金遣っている人を沢山見ているけど、大したことないですよ。教育と社会の勉強は違うんですよ。沢山、目の当りにしてますから・・・良い学校に行くだけが教育ではない。僕はそのような教育に拘ってないし。
【西田】
人間学を如何に学ばせるかでしょうね。
【斉藤】
そうそう。外に出たら親も死んで居なくなるんだから。渡世術・・・社会で泳げる術を学ばなきゃ。それは教育じゃないんですよ。
お金を沢山かけても立派な人間に育つかどうかは保証がない。自分達の職業と子供達の職業は違うんだから。昔の自分達の時代と比べたら、今の子供達は幸せですよ。社会出たら大学じゃないんですよ。
・・・つづく
【斉藤隆士が語る「我が人生は、出逢いと運。」】
◎出演:斉藤隆士/聞き手:西田親生
◎写真撮影:西田親生/ビデオ撮影:清崎 誠
◎収録日時:平成21年5月12日午後2時〜午後3時
◎収録会場:熊本ホテルキャッスル11階 レストラン「トゥール ド シャトー」
【熊本ホテルキャッスル】
http://www.hotel-castle.co.jp/