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2009/05/14 トピックス
斉藤隆士が語る「我が人生は、出逢いと運。」(1)
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斉藤隆士が語る「我が人生は、出逢いと運。」(1)
熊本ホテルキャッスル「トゥール ド シャトー」から望む熊本城

 5月12日の午後1時半に熊本ホテルキャッスル11階、リニューアルした「ツール ド シャトー」に足を運んだ。勿論、5月19日に黄綬褒章受章という吉報を聞き、同ホテル社長斉藤隆士氏単独取材の為に足を運んだのだ。

 同氏と個別に会うのは久し振りのこと。また、外からの電話に応対する同氏。常にアクティブに動き、はつらつとしている。ゴルフでこんがりと日焼けしている万年青年・斉藤隆士氏の語りが楽しみになってきた。

 先ずは、「中国料理に目覚めたきっかけ」を聞くことにした。・・・全く、事前打ち合わせのない、ぶっつけ本番の生収録。意表を突く様な語りから始まったのだ。

斉藤隆士が語る「我が人生は、出逢いと運。」(1)
取材寸前に携帯が鳴り応対する斉藤隆士氏

【西田】
 斉藤さんと出逢って30年近く経つのですが、斉藤さんが「中国料理に目覚めたきっかけ」をお聞かせ下さい。

【斉藤】
 目覚めたというよりはね、昭和30年代ですから、日本が高度成長する前なので、食もない貧しい国だったでしょ。自分は大分竹田の出身で田舎者だったし・・・。
 本当は、17歳(高校3年生)の頃に家出したんですよ!(笑)・・・家が嫌になって、兄の居る東京へ行ってしまったんです。・・・兄が料理長をしていた神保町にある日本一の餃子屋さんの「おけい」というところで、三ヶ月間バイトしたきっかけで。・・・餃子も食べた事が無かったので、カルチャーショックだったんですね。大分に帰るつもりが・・・就職難だったし、手っ取り早く食べれるのは料理人だと思い、その世界に入ることになったんです。
 それで兄の紹介で当時の「四川飯店(陳建民)」に入ることになったんですよね。たまたま空きがあったので、やっぱり運だし出逢いですよね。

【西田】
 その時会った陳建民さんはどのような人でしたか?

【斉藤】
 うーん、無口で眼力が強い人だったですね。・・・14人の調理人の内、2人が日本人でしたよ。48年前のことですが、厨房は全部中国語で会話がなされてました。見習いとしては、言葉が通じない事が逆に楽だったですね。

【西田】
 眼力の強い陳建民さんに会いました・・・そこで最初に斉藤さんがしたことは?

【斉藤】
 最初にしたことは、「鍋洗い」ですよ。

・・・つづく

斉藤隆士が語る「我が人生は、出逢いと運。」(1)
2000年3月22日ハワイ・オアフ島で(写真右が当時の斉藤氏、左が筆者)

【斉藤隆士が語る「我が人生は、出逢いと運。」】
 ◎出演:斉藤隆士/聞き手:西田親生
 ◎写真撮影:西田親生/ビデオ撮影:清崎 誠
 ◎収録日時:平成21年5月12日午後2時〜午後3時
 ◎収録会場:熊本ホテルキャッスル11階 レストラン「トゥール ド シャトー」

【熊本ホテルキャッスル】
 http://www.hotel-castle.co.jp/

登録2009/05/14 08:32:41  更新2009/05/30 17:13:07   

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