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2008/08/29 コラム・雑感
上を向いて歩いていたら・・・
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上を向いて歩いていたら・・・

 夏休み直前の日曜日だった。小学校1年2組のクラスメイトと一緒に恩師の家に遊びに行く事になった。実は筆者が夏休みに入り別の小学校へ転校する事が決まり、そのお別れ会であった。

 恩師の家は木造平屋建て。土間もあり、昔ながらの伝統的な農家の造り。土間を上がり、座敷で昼ご飯をご馳走になっていた。恩師が「みんな、夏休みにはお父様のご都合で転校するんだよ。寂しくなりますね。ご飯も食べたことだし、皆で川沿いを散歩しながら話しましょう!」と、全員を川の方へ連れ出した。

 マシュマロみたいな真っ白な雲がふんわりと浮かんでいて、風一つ無い好い天気だった。土手を走る細い路は耕耘機の車輪が作ったような溝が二本延々と続いている。先頭を恩師が歩き、その後ろから5人のクラスメイト達がついて行く。筆者は最後尾をちんたらと、何か考えながら歩いていた。

 その時、突然大きな烏がこちらに向かって飛んで来るのが見えた。真っ白な雲と真っ黒な烏のコントラストが何とも言えないくらい印象的で、いつの間にか筆者の眼はその烏をずっと追尾していた。

 烏は一瞬のうちに飛び去って、だんだん点のように小さくなって行く。もう見えなくなるかなと思い、少しでも高いところから見ようと思いジャンプしてみた。・・・・その瞬間ゴロンゴロンという音が耳の周りに聞こえた。そしてグルグルと目が回っている自分がいた。

 何が起こったのか、全く理解できなかった。とっさに立ち上がったが、そこは土手の路ではなく、水の音がチャプチャプと聞こえる川岸だった。どうしてここに座っているのだろう?どうして両手の肘や手のひらが痛いのだろう?・・・

 土手の上方を見ると、先ほどまで筆者の目の前を歩いていた恩師たちの姿が見えないくらい離れているではないか。きっと筆者は大きな烏に夢中になり、足を滑らして土手を転げ落ちたのだろうと、ある程度時間が経って分かった。

 あまりにも情けない自分が恥ずかしく、必死で土手を登り恩師達の方に向かって走って行った。・・・恩師が筆者を見るなり、「あら、何していたの?泥んこになって、また虫でも追っていたんでしょう!!」と。ゴロンゴロンと転がったのを、誰も気付いていなかったらしい。少し辛くもあり、悲しくもあった。

 肘や肩に、時間が経つにつれじわじわと痛みが走る。また元の路をUターンして恩師の家に到着した。一人井戸の水を汲んで手足をこっそり洗っている筆者。不思議に思ったのか、恩師が近づいて来て、「まあまあ、怪我しているじゃない!どうして怪我していると正直に言わないの?」と心配そうな目をして、赤チンキを沢山塗ってくれた。赤チンキを塗られた所はズキズキして余計痛かった。

 それから3時のおやつを頂き帰途についたのだが、自宅に帰って鏡を見ると、顔にも赤チンキが丸々と付けられている。何とも映画の「キョンシー」か、熊本の「おてもやん」のような形相であった。よくもまあ、こんな姿での街中を歩けたものだと・・・これまた情けなかった。

 それからというもの、歩くときは必ず前後、上下、左右をよく見て歩くようになった筆者である。
? 登録2008/08/29 05:55:53  更新2008/10/06 06:04:19   

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