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最高アクセス記事「道具と武器」(再掲載)

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<過去記事から抜粋>

 本日は、過去記事から最高アクセスをゲットした「道具と武器」をご紹介したい

▼2013/10/14掲載記事「道具と武器」

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 携帯電話を使い始めて二十数年(今では三十数年となる)が経った。思い起こせば、トランシーバーのようにでかい電電公社時代の携帯。象が踏んでも壊れないセルラーフォン・・・と、実に懐かしい。

 携帯電話の第一次普及期では、自動車電話というものが人気で、当時の「わさもん(熊本弁で新しい物大好き人間)」は、車に長いアンテナ付けて、アームレスト付近に固定電話のような受話器が取り付けてあった。私たちの世代ならば、サンダーバードのロールスロイス的な車をイメージしたのではなかろうか。

 それから第二次普及期・・・これはあくまでも熊本市内の事であるが、ちょうど23年(今では32前)ほど前から、現在使われているとしたら「***192****」という番号が、その頃の「わさもん」が使い始めた電話番号である。何を隠そう、筆者も「わさもん」の類いに属すので、勿論、その「***3192****」というdocomoを持っている。(苦笑)

 当時、或る人物と打ち合わせをしていて、互いに携帯電話の番号を教え合った時に、何と2番違いだったので、大笑いをしたのだった。それは、筆者の携帯電話番号の下四桁の末尾が2番若かったので、それで「同じ日に契約したのどうのこうの・・・」と彼は悔しがっていたようだった。・・・実に平和でたわいもない会話であったが、それだけ携帯電話が世に普及していない時代だったのである。

 19年前(今では28年前)のインターネットの日本上陸により、携帯電話が一般化するのに拍車が掛かった。ポケベルの時代に「724106」と数字のメッセージが送られて来て、「?」と思いきや、夜の蝶たちが、お客に対して「724106=ナニシトル)」と誘いを掛けるのであった。熊本では「72410610」又は「724410」・・・つまり「ナニシトルト」又は「ナニシヨット」と言う事らしい。

 それが歩きながら相手に電話が出来る携帯電話の登場・・・。当時はトランシーバーならしばしば使うこともあったが、相手との距離が制限され、狭い領域での利用しか出来なかったものを、携帯電話の登場で、それを片手に持てば、動くオフィスが可能となったのだ。更に、ネットがジョイントされると、とてつもないビジネス・ウェポンとして活用されるようになって来たのである。

 前置きが、非常に長たらしくなってしまったが、現在のiPhoneやその他スマートフォンにより、現代人の生活が全く変わってしまった。特に、ヒューマンコミュニケーションが著しく変化してしまい、当時であればface to faceありきの仕事が、遠隔からのコミュニケーションでOKかのような時代となって行った。

 筆者もご多分に漏れず、仕事柄(ICTが本業)、iPhoneやその他MacBook Pro、iPad miniなどは、全て仕事の武器として日々活用している。先ずは仕事に必要不可欠なアプリの選択。そして、データの格納の為にクラウドやエクスターナルHDD、ポケットWi-Fiなどは必須であり、それらを駆使して、日頃の業務を効率よく捌いている次第。

 まだMac OSの最新版がリリースされていないので、何とも言えないが、今回のiPhone5SとiOS7と併行して活用すれば、今まで以上に頭の整理も簡単に行え、新規プロジェクトの企画やプレゼンに威力を発揮するのではないかと期待している次第。

 iPhoneにしろ、Macにしろ、全ては道具でもあり武器でもある。筆者にとっては、食事に使う箸、フォークとナイフと同様に、常に手元に置きたい道具な訳で、それを無意識に使う事によって、仕事の効率がすこぶる上がっているのは事実。実に有り難いものである。

 しかし、筆者がWindowsやその他スマホに全く関心がないのは、ユーザーインターフェースに大きなギャップがあり、思想的なものや開発コンセプトが全く異なるという理由から、WindowsやiPhone以外のスマホ(お財布のみ使っているに過ぎない)は一切使わない事にしている。・・・即ち、セットアップばかりに時間が取られるWindows軍団・・・スマホの多くの無意味なアプリを見るだけでも、筆者の仕事に役立つものが皆無に等しいのである。

 さて、最新Mac OSの到来で、更に自己管理ツールは進化するであろうし、その恩恵を受けることに、深く感謝しつつ、仕事を楽しみたいと思っている。・・・1984年当時、Apple社のMacintoshに出逢ったことが、現在の自分に育ててくれたのだから、決してApple社へ足を向けて寝ることなんぞ、許されるものでは無い。

 やはり、Apple社のように、自社でOS、アプリ、そしてハードを創り出すものは一貫性があり、全てを無駄なく使える点は、安心安全なツールとして信頼性が高いのは、当然の事だろうと・・・。

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写真・文責:西田親生

                   

  • posted by Chikao Nishida at 2022/2/14 12:00 am

最高のものへの拘りを・・・

▼写真はイメージ(拘りの料理:細川/熊本ホテルキャッスル)

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 久しぶりに、古びたiPhoneを眺めていた。iPhoneを最初に手にしたのはSoftBankが発売した時だったが、それから、docomoも5年遅れで発売に踏み切った。今まで何種類のiPhoneを購入したか忘れてしまったが、少なくとも2社のiPhoneを5台か6台使ってきた。勿論、iPhoneはスティーブ・ジョブズの拘り抜いた「芸術品」の一つである。

 ここで、1984年まで遡り、初めてMacintoshを手にした時の事を振り返ってみることにする。当時、Macintoshは、徹底したヒューマンインターエフィスを格納し、世界のパソコンに多大なる影響を与えた。当時のお洒落で解りやすいマニュアルブックやフォントなど、比類なき規格外の「芸術品」であった。

 しかし、最高の物づくりへと突き進むジョブズの拘りは際限なく、逆に分厚いマニュアルブックを不要とした「芸術品」を作り出した。それが、iMacであり、iPhoneの前身となるiPodである。特に、iPodは、音楽をカセットテープで購入し、ウォークマンで楽しんでいた時代を、完全にひっくり返すことになる。

 音楽のメディアも、レコードからカセットテープ、そしてCD、MDへと移行したが、ジョブズの本物への拘りとイノベーションの速度に追いつけず、結局は、iTunesの登場にて、音楽業界もメディアも一変したのである。・・・不沈戦艦SONYの戦略が、にわかに弱体化していった。(ジョブズはSONYと組みたがっていたのだが・・・)

 Macintoshの影響を受けて、WINDOWSのOSも模倣に走る。ボタンだらけのガラケイもiPhoneのようなスマホに変身し、iPadを模倣した他社タブレットがわんさとパソコンショップに陳列されるようになった。しかし、どれを見ても、悲しいかな、ジョブズの模倣にしか過ぎない。

 「Think different」をキャッチフレーズに動き出したApple Inc.は、瞬く間に世界の巨大企業となり、姫林檎を齧ったロゴマークが、世界ブランドとして、エンドユーザーの心を轟々と音を立てて引っ張っていく。常にシンプルでコンシューマー満足度を見据えて開発に臨んだジョブズの大偉業である。

 筆者も、プロとしての仕事に就いてはいるものの、「最高のものへの拘り」が微塵でもあるか否かを自問自答してみると、情けないやら、答えは「ノー」となる。それなりに「最高のものへの拘り」を持ってはいるが、まだまだ完成度が高いとは言えない。

 しかしながら、ジョブズの偉業を何度も何度も思い浮かべるだけでも、体全体が熱くなってくる。ボルテージがどんどんと上がってくる。妥協を許さぬ商品開発から、卓越したプレゼン能力、更に、ファションブランド商品を販売するようなアップルショップと・・・ジョブズの「完全主義」に圧倒されながらも、体の芯から勇気付けられる。

 末筆ながら、筆者がApple信仰者となったのは1984年だが、起業して心を強く揺さぶられたのは、1991年に出逢った恩田英樹氏(フォーカルポイント株式会社創始者)の存在である。それから既に28年が経った。3年半前の熊本地震の時に、同氏から逸早く「心配メール」が飛び込んできた。本当に有り難く、安堵したのだった。


▼写真はイメージ(拘りの料理:細川/熊本ホテルキャッスル)
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▼写真はイメージ(拘りの料理:細川/熊本ホテルキャッスル)
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文責:西田親生

                             

  • posted by Chikao Nishida at 2019/9/16 03:24 am

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