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50mm単焦点標準レンズ

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 一眼レフを始めた頃は、本体に附属しているズームレンズ一本(セット販売のカメラ)だけで撮影をしていた。・・・しかし、今思い起こせば、割安なのは良いが、その暗いズームレンズを一所懸命弄りまくっては、首を傾げながら撮影していたような気がしてならない。

 今回ご紹介するのは、「SIGMA 50mm f1.4 DG HSM EX」という、50mm単焦点の標準レンズだ。前玉が大きく、フィルタ径は何と77mmもある。周辺の光を拾い集めて、野外での高速シャッターは勿論の事、暗がりでもフラッシュ無しで楽々撮影できる明るいレンズである。

 本日の被写体は、庭にある赤松と黒竹、そして水玉。絞り開放でとこまで表現できるかを試してみた。写真のように、針のように小さな松の葉と、その先端にぶら下がる水玉。マクロレンズであればどのような接写でも堪えうるが、標準レンズでどこまでディテールを収めきるかの実験である。

 カメラ本体はNIKON D800を使用しているので、画素数は全く問題無い。しかし、曇天の中、このレンズとの相性がどうなのかを見極めたかったので、ありとあらゆる角度から赤松の葉と水玉、そして背後にある黒竹を重ねて撮影して行った。

 単焦点レンズは美しいぼかしの面白みがあり、そのぼかしがきめ細やかで完璧に近いアーティスティックな写真が撮れると、大満足となってしまう筆者である。・・・今日の出来映えは、50点。自分なりに納得の行くような、究極の写真が撮れるまでには、相撲で例えれば序二段といったところなので、道のりは遠い。

 因みに、明日はクライアントの取材の予定が入っている。マクロ、標準、ワイドと使い分け、出来るだけクライアントニーズに合った写真を沢山撮影し、同クライアント公式サイトの素材として活用できるようなものを撮影したいと気合いを入れている次第。


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  • posted by Chikao Nishida at 2013/11/19 05:26 am

現実と妄想の狭間で・・・

▼イメージ写真:バランスの良い料理は配置も彩りも美しい

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 色んな事を夢見て、妄想を過度に巡らす人々が居る。しかし、それが如何に現実と懸け離れていたとしても、思い込みや自己過信により、何でもかんでも可能であるかのような錯覚に陥ってしまうのである。更に、そのプロセスの中で、時には冷静さを欠いたり、時には強い欲望が絡んでいたりすると、結果的に取り返しがつかず、厄介な事となってしまうのだ。

 筆者は常に冷静沈着を軸とし、根っから現実主義を貫く類いの人間なので、この妄想からは縁遠く、正直申し上げて、かなり抵抗もある。よって、実感として理解不能なところが多々ある訳だが・・・ふと最近、気になることがあったので調べてみることにした。

 ものの本によれば、妄想が異常なまでに酷くなると、これは間違いなく病的なものであり、本人はその妄想に対する病識は全くないと記述してある。また、妄想は内容によっては、誇大妄想、被害妄想、宗教妄想など多種多様なものが存在していると言う。

 普段からよく耳にする誇大妄想とは、現実逃避を行い、自分に対する過大評価に繋がって行くが、その原因としては自己評価と他者評価のバランスの悪さが起因していると言われているようだ。対人関係において、社会的に立派な方々を見下したり、常に上から目線で人を見るという悪癖を持っているように思えてならない。

 被害妄想は、神経過敏な人に多いが、他者からの好意的な注意やアドバイスであったはずのものが、その意に反して、極めて犯罪的な叱責、干渉を受けていると思い込んでしまうようだ。

 宗教妄想とは、自分自身に何か超次元的で特殊な能力があると信じ込んだり、霊界から特別な暗示を受けあらゆる病気を癒す力や物を変えられる力を授けられたなど、内容が極めて非日常的且つ訂正不能な強固な確信があることが特徴となっているとある。

 筆者自身は、どちらかと言えば超ポジティブに生まれ育って来た人間だ。・・・人並みに夢や希望は有るとしても、妄想癖は皆無に等しい。勿論、精神医療の専門家では無いけれども、五十数年生きてきた中での経験学的な見地でその妄想を分析してみると、過去における不慮の事故、挫折、劣等感、恨み、辛み、妬みなどが輻湊し、いつの間にか見えない非現実世界の殻に閉じ込められてしまった状態なのではないかと推察する。

 人は心に傷を持ち、心の拠り所を失うと、現実逃避したり、妄想に駆られるのは理解できない訳ではない。よって、不安に満ちた生活環境から脱却するために、先ず、心の拠り所を見い出し、平穏無事な環境下に切り替え、じっくりと自らの挙動、言動などを冷静に振り返る事も大切なのだろうと考える次第。

 私事で大変申し訳ないけれども、この超ポジティブな人間が、今年3月の父の急死に直面し、生まれて初めて強烈に凹んでしまった時期があった。食欲も失せ、周囲の心無い一部の人間の言動により、我が人生観が揺らぐような経験をしたのだった。その時、温かい心をもって接してくれた方々のお陰で、鉛のように重くなっていた全ての臓器が、完全復活できたのだった。・・・実に有り難かった。・・・感謝に堪えない。

 心の拠り所・・・それが有る、無しでは、人生が全く異なるベクトルへと導かれて行くのだろうと・・・万病に効く、心の拠り所。・・・その重要性を深く深く認識した筆者であった。


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  • posted by Chikao Nishida at 2013/10/30 03:10 am

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