ロゼッタストーンBLOGニュース

　NIKON DfにSAMYAN 85mm ASPHERICAL IFという格安のレンズを取り付けてみた。前玉が透明で、兎に角どでかい・・・大口径レンズだ。・・・カメラ専門店の老舗カメラの坂梨（明治五年創業）から勧められ、入手したもの。NIKON D800に装着するとそれなりのバランスが取れるけれども、NIKON Dfの場合は、レンズが主役になってしまいそうだ。・・・それだけ、でかい。

　85mmと言えば、「お姉ちゃんレンズ」というニックネームがあるほど、美女撮りには最高のレンズ。誰しも、明るくて、大口径で、鮮やか且つ暈けの美しさを求め、風になびく長い髪の少女、逆光に流れるようなシルエット、恥ずかしげに俯き加減の女性の横顔と・・・「お姉ちゃんレンズ」で、一度は自分なりに大満足な写真を撮ってみたいという欲望に駆られてしまう。

　そのレンズを取り付けて、夢遊病者のように玄関ドアを開き、寒々とした深夜の公道を歩き始めたのだった。・・・頭上の月が眩しい。何となく、上を向いて歩きながら、手持ちでこの85mmがどんな撮影ができるのかの実験だ。・・・寒いので、十数枚撮影して、さっさと自宅に戻ったのだが、結構面白い写真が何枚か・・・。

　次回は手振れを防止するために、三脚を立てて、レリーズを使って、再びオリオン座などを捉えてみようかと思った次第。・・・いやはや、夜空を撮影するなど、小学生以来の事で何となく新鮮に感じたのだった。・・・冷たくなった自分の鼻先に触れて、吹き出してしまった。

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posted by Chikao Nishida at 2013/12/19 02:06 am

モノトーンと20mm広角レンズ

▼NIKON Df+NIKKOR UD Auto f20mmで撮影した、熊本ホテルキャッスルのロビー。

　ここ数日間は、NIKON DfにNIKKOR UD Auto f20mm（昭和40年代製造の古いワイドレンズ／フィルター径72mm）を装着し、持ち歩いている。

　このレンズは化石の様なレンズだが、巷ではモノクロが凄く良いという評判だったので、使ってみることにした。・・・現在の最新レンズと比べると、400グラムと重い・・・と人は言う。筆者は、何でもどっしりと重くて金属の艶や冷たい肌触りが大好きな方なので、このレンズを全く重いとは思わない。アナログな世界を十二分に引き出してくれるレンズなので、11月28日に発売されたばかりのレトロなDfにばっちりと似合っているとニコニコマークなのだ（自己満足）。

　このレンズ、勿論、マニュアル操作（f5.6に固定）なので、一度オートフォーカスで自分の焦点をしっかりと調整しておかないと、ファインダー左下の「●」印を見ても、なかなかフォーカスが定まらないのが、少々頭の痛いところでもある。

　しかし、このレンズは触れているだけでも、何となくゾクゾクするほど、存在感が半端ではない。・・・現在、その他NIKKORやSIGMAなどのレンズを数本保有しているが、今のところ、このレンズより存在感のあるものはない。・・・大口径のSIGMA 50mm（フィルター径77mm）の標準レンズや安価なSAMYANG 85mm（フィルター径72mm）なども、前玉がギョロギョロしていて存在感はあるものの、フォーカスリングを触れる瞬間の触感は、NIKON DfにとってNIKKOR UD Auto f20mmに勝るものはなさそうだ。

　40年以上の年月を経て、今も尚現役で撮影のお供をするNIKON DfにNIKKOR UD Auto f20mm。・・・現在、これに勝る存在感のあるレンズを物色中ではあるが、果たして簡単に飛び出して来るものだろうか！？・・・まあ、ライカやフォクトレンダーなどが加われば、また話は変わってくるのかも知れないが・・・。

▼NIKON Df+NIKKOR UD Auto f20mmで撮影した、熊本ホテルキャッスルのロビー。