ロゼッタストーンBLOGニュース

The Rosetta Stone Blog

タグ » 青鷺

滑稽なカイツブリ!

kaitsuburi1


 今回は、八景水谷公園へと足を運んだ。水の科学館は月曜日が休館日なので大丈夫。無料駐車場も使え、久しぶりに野良猫たちとも会えるかと・・・。午後3時半頃だったので、やや陽射しはあるものの、木陰の冷たい風を感じながら、歩いて行った。

 愛犬の散歩が圧倒的に多い同公園。本日もミニダックスなど数頭は通り過ぎて行ったような気がする。ウィークデイなので、人の姿も少ないためか、野鳥たちは落ち着きはらっており、園内はとても静かである。

 大鷺、中鷺、小鷺、青鷺やヒドリガモの姿があったが、一番気になるカイツブリ。水中をイルカのように泳ぎ回る姿に目が行った。

 カイツブリにじわじわと距離を詰めながら、遊水池の淵を歩いていると、ちょうど小魚を追い始めたので、その場でレンズを向けたまま待つことにした。期待通り、カイツブリは小魚を咥えて水面に浮上した。

 ファインダーで見る限り、すぐに飲み込むかと連写すると、なかなか飲み込まない。撮影した写真を見ると、自分の目玉よりも大きな目玉の魚を咥えている。どう見ても、カイツブリの口の大きさよりも、魚の胴体が大きいので、悪戦苦闘しているようだ。

 何度も咥え変えたり、水中に落としたりして、何とか喰べようとしていると、いつの間にか、魚の姿が見えなくなった。多分、魚も逃げる機会をじっと伺って、一瞬の隙をついて逃げたに違いない。

 カイツブリの表情はポーカーフェイスだが、水中を何度か覗き込んでいたが、とうとう諦めてしまった。その後、バタバタと体にまとわりついた水滴を払いのけ、向こう岸へと・・・。

 小さい体で、俊敏な動きのカイツブリ。後ろ姿は、モフモフしたお尻が印象的で可愛いが、FacebookやInstagramなのでアップしても人気のなさは、トランプ以上だろうと。

 大物狙いの筆者であったが、先ずは、小物の挙動の面白さに魅せられた撮影となった。・・・何はともあれ、小さな自然に接する時間は、すこぶる貴重なものである。日頃の疲れがすっ飛ぶくらいに、取材を楽しませてくれたカイツブリに、この場を借りて感謝する次第。


▼獲物を追いまくるカイツブリ
kaitsuburi2


▼ゲットした最中が想定外にでっかい様子
kaitsuburi3


▼獲物を逃して水中を覗くカイツブリ
kaitsuburi5


▼パタパタとハチドリのように水を払いのけるカイツブリ
kaitsuburi4


▼本日の取材風景
kaitsuburi6



◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
 http://www.dandl.co.jp/Link

                   

  • posted by Chikao Nishida at 2017/1/28 12:00 am

不動岩・・・さざれ石の巌となりて

fudo1


 今日も山鹿だ。個展(写真展)の準備もあるけれども、今日は一目散に一ツ目水源へ走った。ところが、いつも通る道なのだが、やけに山が近くに迫って見える。雨上がりとあって、空気が済んでいる証拠。前方に、威風堂々とした巨岩・不動岩がそそり立って見えた。

 これはチャンスだと思い、600mmの超望遠レンズを慌てて装着し、歩道に立って、手持ち撮影を試みた。ちょっと怪しげな人間が、武器(バズーカ)を持ち歩いていると思ったのか、軽トラに乗ったおじさんが、険しい顔して運転しながら、睨み付けるのだ。

 話は戻るが・・・この不動岩は、5億年以上も前のさざれ石が海底に堆積して層をなし、気が遠くなるような長い時間、強い圧力を掛けられることで岩盤となり、更に、周囲が侵食され、この形状になったとされる。正しく、国歌「君が代」の歌詞「さざれ石の巌となりて」である。ちなみに、写真上の右手前の巨岩は、高さ80メートル、根周り100メートル。

 幼い頃に、この不動岩の背後の岩に登り、その上で食パンを投げ、カラスたちが空中でキャッチする実験をしたことがあった。良い子は決して真似してはならぬが、当時の或る先生は、結構、サバイバルが好きそうな、大胆不敵な先生だったように記憶する。

 不動岩を望遠で収め、それから数分で一ツ目水源に到着した。今回は、青鷺や鴨以外に、珍しく大鷭(おおばん)がいた。大鷭は真っ黒で、くちばしと目の間が白い。何度も素潜りをして、水草ばかり頬張っていたが、ファインダーで覗く限り、カイツブリと同様に、あまり可愛い部類には入らないようだ。

 それから、周囲の稲刈り後の水田や紅葉の山々を写して、帰途についた。・・・最後の写真だが、ついでに昨夜の月を写して見たのだった。手持ち撮影だが、クレーターが綺麗に出ているので、本日は収穫多く、ご機嫌がすこぶるよろしく、爆睡できるようだ。


fudo2


kamo


kareha


800_1257


▼取材風景
IMG_3539



◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
 http://www.dandl.co.jp/Link

                       

  • posted by Chikao Nishida at 2016/12/17 12:00 am

1995年以来情報発信している老舗ポータルサイト「ロゼッタストーン」のブログをお楽しみ下さい。詳細はタイトルまたは、画像をクリックしてご覧ください。

behanceオブスクラ写真倶楽部ディー・アンド・エルリサーチ株式会社facebook-www.dandl.co.jp