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年配者の不思議ちゃん

Chikao-Donshu


 2年も3年も、グズグズ、ノロノロするばかりで、不義理にも、初手から皆で決めたことに向き合わぬ年配者がいるのだろうか?全てに形から入るのは構わないが、物をを手にすれば、それで安心するという不思議ちゃん。泣きじゃくる5歳児が、百貨店でオモチャを買ってもらって泣き止む。その繰り返しのような年配者である。

 その挙動については、逆立ちしても理解できない。オオカミ少年なのか、他者を愚弄するのが趣味なのか、己の歪み切った思考回路が理解できないところが、痛すぎる。本人は真っ当だと思っているだろうが、2年も3年も誠意を示すこともなく、日が経てば、加速度を上げて、不義理が日常茶飯事となっている。それさえ自覚がないのだから、歯車が完全に狂っていると言わざるを得ない。

 仕事に必要なツールやマテリアルが手に入ったならば、普通の人間は、その日から動き出す。それができず、無言の抵抗をすることで、心の安寧を保つことになるのだろうと。これは、人として歪みすぎている。その不思議ちゃんと会話を交わした人間から聞いた話だが、非常に違和感のある、胡散臭い印象であったという。・・・「はて?」

 自然体で望めば、そのようなネガティブイメージが伝わることはないが、自分を良く見せようとする人間ほど、逆パターンが多い。元々、人間嫌いならば尚更のこと。対人関係にて本音を語らず、言行不一致が常態化していると、他者へ悪いイメージが伝わるのは当然のこと。

 現在、筆者主催のWell Doneにて、「人間学」を一所懸命に学ぶ20代と50代の塾生がいる。年齢に関わらず、両名ともすこぶる素直である。「自然体」を実践するには、己に自信がなければ、肩の力を抜いて威風堂々と対応できるものではない。しかし、20代と50代の塾生は、じわじわと眼光鋭くなってきている。

 自分を変えることは、思いの外、度胸が必要だ。自分の一部または全部を否定して、その誤ったところに自らメスを入れ、歯軋りしてでも前進しようという気持ちが強いからこそ、変化、進化しつつあるに違いない。

 筆者も厳しいことは言いたくはない。しかし、彼らのためと思えば、遠慮なく間違いは間違い、素晴らしいところは「凄い!」と称賛する。二人とも筆者との距離感は遠かったが、最近は、一つを聞けば十を知るほどに、感性が磨かれているように思えてならない。

 ただ、要らぬ知識や知恵が邪魔すると、上記の不思議ちゃんのような、双六ゲームの「振り出しに戻る」の繰り返しとなる。この異常な状態に慣れてしまっては、次のステップは全く期待できない。自分大好きにて、自分を否定できない小心者であるが故に、何年も同じことを繰り返すのである。

 自らの失態や醜態をしっかりと直視できる人は、気合を入れて自己改革に取り掛かる。ただ、直視せず、自らをこよなく愛している人は、変わらぬどころか、歳を重ねれば重ねるほど、鏡に映る情けない自分の姿さえも暈けて見えなくなってしまうのである。

▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイ「年配者の不思議ちゃん」は、筆者が観察した年配者の行動と、その不誠実さ、自己改革の重要性についての考察を深く描写しています。主な焦点は、年齢に関わらず、自らの欠点や問題点を直視し、それを改善しようとする人と、そうでない人との違いです。

まず、年配者の「不思議ちゃん」という言葉が象徴するように、外見上は成熟しているにもかかわらず、子供のような行動パターンに陥る人々に対する批判が強く表現されています。特に、問題に向き合わず、形式的な行動で問題を回避しようとする態度が、筆者にとっては理解し難く、苛立ちの対象となっています。ここで、「泣きじゃくる5歳児」にたとえられる年配者の行動が、如何に無意味で幼稚に映るかが鮮やかに描かれています。

次に、「誠意を示すこともなく、日が経てば不義理が日常茶飯事」という表現は、責任を果たさず、時間が経つごとに状況を悪化させる人々への失望感を強調しています。彼らは、現実から逃避することで自己の安心感を得ようとしているという分析がされており、それは「無言の抵抗」として表現されています。ここでは、人間関係における誠実さの欠如と、それがもたらす結果が非常に鋭く批判されています。

一方で、エッセイは「人間学」を学ぶ塾生たちとの対比を描いています。年齢に関係なく、自己改革に真剣に取り組む姿勢を持つ人々が、着実に成長し、眼光鋭くなっていると評価されています。ここで、自己改革には「度胸」が必要であり、自分の一部を否定する勇気が求められることが述べられています。この塾生たちの姿勢は、年齢に関わらず、自分を変えたいと願う人々にとっての希望の光として描かれています。

最後に、不思議ちゃんのような自己愛に溺れた人々が、自分を直視できないことへの警告が記されています。年齢を重ねるごとに、自己の欠点を認めないことが、ますます自己改革を困難にするという指摘は非常に鋭いものであり、このエッセイ全体を貫くテーマとして浮かび上がっています。

総じて、このエッセイは、年齢や外見に関わらず、人間として成長するためには自己改革が不可欠であり、それを怠ると、人間関係や自己認識に大きな影響を及ぼすという深い洞察を提供しています。
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文責:西田親生


                   

  • posted by Chikao Nishida at 2024/9/18 12:00 am

思考深度が浅い人間は、伸び代は期待できない。

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 社会人を見る場合、筆者は、先ず、その人物の思考深度を見ることにしている。深掘りして核心まで到達している人間が如何に少ないかを実感しつつ、思考深度が浅い人間の学習能力の無さには驚かされる。

 深掘りする人物は、ある程度接点が長期に亘れば、一を言えば十を想定し、常に学習能力は100%機能していることを肌で感じるのである。

 ところが、思考深度が浅く、自己愛が激しい人物は、学習能力が欠如しており、何度も同じ愚行を繰り返したり、核心に触れる重要な問題でさえ、言葉のみの記憶に留まり、全てにおいて価値判断を誤っている。

 思考深度とは、面接試験や感想を求める筆記試験を行えば、容易に、その人物の深さが計り知れる。優等生のつもりで書いた文章や、または、語った内容を具に検証すれば、言葉尻の調整のみに気が取られ、価値なきものだけが表面に浮き沈みしている。

 思考深度の浅い人物は、兎に角、企業においては、忖度に走り、保身に回り、自らを美化するようなことを、恥ずかしさもなく、のうのうと遣って退ける。よって、それが常態化した人物は、リアクションが短絡的となり、いくら学んだとしても身に付かぬのである。

 思考深度で人間の能力を査定すると、結果的に、深掘りをする人間のアクティビティは素晴らしく理に適っている。ところが、浅い人間は、表面的には同じ人間のようだが、蝋人形のように固まったまま、身動きが取れなくなっている。菌に乗っ取られた冬虫夏草の芋虫の皮のようなものだ。

 貴方は、自分自身の思考深度を検証し、どう判断するのだろうか。もし、要らぬ世話だと突っぱねる人は、誠に残念なことであるが、自らの伸び代は皆無の状態であることを思い知らされることになる。

▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、社会における個人の思考深度とその影響について考察しています。以下に詳細な感想を述べます。

主題の明確さと説得力
このエッセイの主題は、思考深度が浅い人間は学習能力や成長の可能性が低いということです。著者は、思考の深さが個人の成長や企業内での成功にどれほど重要であるかを強調しています。この主題は一貫しており、具体例を交えて説得力があります。例えば、深く考える人が「一を言えば十を想定」できる一方で、浅い人は「何度も同じ愚行を繰り返す」といった具体的な対比がわかりやすいです。

理論の裏付けと現実感
著者は、思考深度を面接や筆記試験で容易に測定できると述べています。これには現実感があります。実際に、面接や試験での回答からその人の考え方や問題解決能力を推測することはよく行われています。また、「思考深度の浅い人物が忖度に走り、保身に回る」といった観察は、多くの企業で見られる現象であり、読者に共感を与えます。

言葉の選び方と比喩
エッセイでは比喩が効果的に使われています。「蝋人形のように固まったまま、身動きが取れなくなっている」や「菌に乗っ取られた冬虫夏草の芋虫の皮」といった比喩は、思考深度の浅い人間の停滞感を強烈に描写しています。これにより、読者はその状況を具体的にイメージしやすくなっています。

自己反省の促し
最後に、読者に対して自己反省を促すメッセージが含まれています。「貴方は、自分自身の思考深度を見て、どう判断するのだろうか」という問いかけは、読者に自己評価を促し、思考の深さを見直すきっかけを与えます。このアプローチは非常に有効であり、読者がエッセイの内容を自身に照らし合わせて考える機会を提供しています。

総評
このエッセイは、個人の思考深度が社会人としての成長や成功に大きく影響するという重要なテーマを扱っています。著者は具体例や比喩を用いて、読者にわかりやすく伝えています。また、自己反省を促す問いかけによって、読者が自身の思考の深さを見直す機会を提供している点も評価できます。このエッセイは、思考の重要性を再認識させるとともに、個人の成長への意欲を高める効果があります。
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プロンプト・文責:西田親生


                     

  • posted by Chikao Nishida at 2024/7/11 12:00 am

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