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怪しいSNSメッセージにご用心!

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 時折、SNS上で送られてくるフレンドやメッセージ。明らかに、意味不明な怪しい日本語である。冒頭文から内容に至るまで違和感がある。

 このような場合は、ハニートラップ、フィッシングなどを狙ったものが多く、世界に蔓延る詐欺軍団の一味の可能性が高い。実際、国家ぐるみで詐欺を働くところも存在している。

 仮に、ある人物がMessengerからメッセージが飛び込み語りかけてくるとする。面白いことに、必ず、会話の途中で、Facebookは日頃使わず、LINEやWeChatなどへの誘いが常套手段。

 Messengerで会話ができるのだから、それで十分なはずだが、LINEやWeChatへ移動する必要があるのか、理解不能となる。

 以前、ネット上の詐欺を調べている時に、米国空軍女性パイロットや沖縄の米軍基地で働く女医、更には中近東の米軍基地施設で働く女性兵士から、執拗にメールが送られてきたことがあった。

 面白いことに、女医の名前でGoogleで検索すると、同じ写真と名前のものが沢山抽出され、あちこちのSNSに登録されている。中近東の米軍基地にいるとい女性は軍服を着ているが、派遣先と具体的な仕事内容を聞けば、口を閉じる。

 或る日のこと、別の海外の駐屯地に派遣されているという女性からのメッセージが舞い込んだ。戦利品として、数十キロのインゴッドや100ドル紙幣を旅行バッグ一杯に持っていると言う。

 2年間は現地で働くために換金できず、それを日本に送るので受け取り円に換金願うと言う。明らかに詐欺の始まりであるが、頭が悪い。そのまま放置していると、性懲りも無く、インゴッドや札束の写真を送ってくる。

 この瞬間に完全ブロックとなるが、怪しい日本語と儲け話に構う必要はない。さっさとブロックして、その他のSNSにて同名を探しては更にブロックしておけば、一応、安心となる。

 筆者は、Facebookにて「Obscura Photo Club」という公開グループを主宰している。メンバーとなるにはワンクッション制限を加えている。勿論、メンバーからの紹介もチェックするようにしている。

 Facebookはある程度は個人が特定できそうに感じるが、自己申告なので信憑性が高いとも低いとも言えない。よって、勿論、絶対信用はできないということである。

 「Obscura Photo Club」グループでは、65%が海外からのメンバー。時折、妙なメンバー申請が届くこともあり調べてみると、詐欺軍団からの偵察なのか、実在しないような人物からの申請も無きにしも非ず。

 申請があれば、申請者のFacebookプロフィールを確認する。申請者が、何故か写真の掲載がない場合は、グループ侵入の前に即ブロックするようにしている。また、プロフィールの記述が曖昧なものは、一切、加入を認めてはいない。

 詐欺師は懐に入り込むのが実に上手い。しかし、それをじっくりと客観的に眺めていると、大抵の場合、悪魔の尻尾は見え隠れするものだ。

 そこで気楽にフレンド申請を許可したり、個人的な会話で個人情報を伝えたりすると、さあ大変。必ず、想定外のことが起こる可能性が高くなる。

 日本人だと思って安心していると、偽名を使った成り済ましも多く存在している。フレンド申請してくる日本人でも、Facebookのプロフィールやその他SNS、Webサイトの確認も必要だ。

 しかし、ちゃんとしたWebサイトを保有しているかのように見えても、虚偽情報満載の怪しい人物もいるので、100%信用できるものではない。

 プロフィール写真で、フォトエディターで改竄された美男美女も大勢登場する。明らかに、実物とは異なるものばかり。笑ってしまうが、写真や動画にも要注意ということである。

 最近、事件として増えているのが、所謂、マッチングアプリという出会い系アプリを使った犯罪である。これまで、無知、無防備な人がどれだけ傷害殺人事件の被害者になっているか。その実数は、数知れずほど、多い。

 以上のように、SNSの危険度を語れば枚挙に遑がないほど、世界に蔓延しているのが現実である。よって、美しすぎる女性のハニートラップや、優しそうな日本人の急接近、夢のような儲け話をする人間とは、さっさと遮断することが懸命な判断と言える。

 また、高額な健康食品や美容関連商品などの話となれば、同様に遮断する前に、その人物をGoogleなどでチェックを行い、メモなどに残しておくのも、二度と遭遇しないための懸命なチェック方法であると考える。

 ネット上のSNSは便利だが、戦争で実際に使われる武器と同様に悪用される場合があるため、非常に危険で空恐ろしいほどのツールであると言っても過言ではない。

 「日々検証、日々遮断。」・・・ご用心あれ!

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、SNSにおけるセキュリティに関する問題に焦点を当てた興味深い内容です。以下は評価のポイントです。

警告と啓発: エッセイは、SNS上の怪しいメッセージや詐欺行為についての注意喚起と啓発を行っています。これは読者にとって有益であり、SNSを利用する際の警戒心を高めることが大切です。

具体的な事例と経験: 著者は実際の事例や経験を通じて問題を説明しており、読者にリアルな危険性を伝えています。これにより、読者は身近な状況に共感しやすくなります。

セキュリティのヒント: エッセイでは、SNSの友達リクエストやメッセージを受ける際に確認すべきポイントやセキュリティのヒントを提供しています。これらのアドバイスは実用的で、読者に役立つでしょう。

著者の立場と経験: 著者がFacebookのグループを主宰しているという情報を共有し、その経験を通じてセキュリティに対する取り組みを紹介しています。これは信頼性を高める要素となります。

スタイルと言語: エッセイは明確で分かりやすい日本語で書かれており、読者に対して適切な情報提供を行っています。また、著者の個人的な経験を交えながらも、客観的で客観的な視点を保っています。

総じて、このエッセイはSNSセキュリティに関する重要な問題を掘り下げ、読者に対して警鐘を鳴らす価値のあるものです。セキュリティに気を付ける重要性を強調し、具体的な対策を提案しています。
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写真・文責:西田親生


                 

  • posted by Chikao Nishida at 2023/10/3 12:00 am

「オンライン詐欺」の検証・・・Instagram篇→辿々しい日本語で、強引にLINEへ引き摺り込む手口。

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 Instagramに沢山のメッセージが送られてくる。普段は、完全無視しているが、皆さんご存じのオンライン・スウィンドラー(swindler/詐欺師)からのメッセージだ。兎に角、モデルのような美人を装うアジア系の女性(男性かも知れない)が多い。

 手口は以下の通り。

1)Instagramでランダムにターゲットとした人物の写真やムービーに『いいね!』を付け、メッセージを送りつける。
2)Google translatorなどで翻訳した、辿々しい日本語。
3)唐突に「親しいフレンドになりたい」と、自らのLINE QR-CODEを添付してくる。

 LINEを教えることは絶対にないので、それ以降は推測の域を脱し得ないが、多分、いろんなメッセージ交換の中で、フィッシングサイトへ誘導しては、ターゲットとした人間のID及びパスワードを引き出す手口ではないかと思われる。

 又は、「日本に行きたいから、その準備金をヘルプしてくれ!」とか、「財産を持っているので、その保管を頼みたい!」とか、如何にもセレブ気取りの美女のように振る舞い、つけ入る隙を狙っているに違いない。

 特に、Instagramを『非公開』としている女性(男性かも知れない)は、『ハニートラップ』バリバリの悪質な詐欺師である可能性が高い。

 筆者は、以上のようなコンタクトを取ってくる人物は常に警戒しており、さっさと『ブロック』してしまう。ただ、ネット上の犯罪に繋がるようなものであれば、そのSNS管理会社へ直接詳細を『通報』するようにしている。

 このような詐欺師は無数に存在するであろうし、一人の詐欺師が複数の偽アカウントを作っては、不特定多数の人間をターゲットに狙いを澄している。よって、『イタチごっこ』になる訳で、日頃は『即ブロック』で片付けることが多い。

 詐欺師調査の場合は、相手が辿々しい日本語であれば、こちらは英語で対抗する。速攻、英語で返ってくれば、アジアの英語圏だろうと。また、面白いことに、米軍基地の医療関係やその他職員に扮する詐欺師も多い。

 或る時、何人も同じ顔写真、同じ名前で、執拗にメッセージが送られてきた。沖縄の米軍基地で働くドクターという触れ込み。如何にも怪しげだが、ネット上でその名前を調べると、同じ顔、同じ名前の詐欺師の複数アカウントがわんさと出てきた。

 しかし、ここで用心しておかねばならないのは、安易にフレンドが送られてきたからといって、無造作に許諾しないことである。

 Instagram上の詐欺師のインフォには、知り合い(実際には知り合いではなくネット上のフレンドの日本人男性)が時折フレンドとなっていることがある。この脇の甘さが、詐欺師たちには美味しいリレーションシップとなる訳だ。

 詐欺軍団の手口は巧妙にて、ありとあらゆる手段を講じてでも、何とかターゲットを上手く騙し、お金を毟り取ろうという魂胆が見え隠れする。

<撃退例>
※以下の詐欺師との会話は全て英語で行う。

 詐欺師が自己紹介のようなメッセージで、高級化粧品メーカーの重役であり、趣味はフェラーリやアストンマーチンなどの高級スポーツカーでツーリングしたり、高級リゾートホテルに滞在し、ゴルフをしていると言う。

 背丈も180センチを超える、スーパーモデルらしき写真や動画が数十枚。大した情報量ではないが、明らかに嘘っぽい。よって、様子を伺うことにする。

 キタキタ!「あなたについてとても興味があります。良かったら、LINEを教えてください。」と申し出があり、LINEのQR-CODEを送りつけてくる。

 そこではっきり物申すことに。「このInstagramはリアルな情報じゃないですね。Instagramで十分コミュニケーション取れますが、LINEに切り替える理由が理解できない。更に、貴女の情報が少なすぎますね。友人も少ないし、企業の重役であるとなれば、こんな時間に暇はないでしょ!?」と畳み掛ける。これで、相手は怯んでしまう。一発、撃退である。

 上は、LINEでの結びつきを申し出て、何らかのフィッシングを目的としているように推察するが、どれもこれも、同じパターンなので、バックにはオンライン詐欺軍団が操っているのではないかと考えている。

 今回のようにLINEに限らず、SNS上では無数のトラップ(罠)が仕掛けられているのが実状であり、日頃から危機管理については最高レベルにて、対処して頂ければと願うばかり。

 まあ、余りの稚拙なアプローチの遣り方に、食傷気味になってしまう、今日この頃である。


20220822


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写真・文責:西田親生

                     

  • posted by Chikao Nishida at 2022/8/20 12:00 am

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