
あまりにも見え見えのリップサービスは、鳥肌が立つほど、気持ちの良いものではない。ほとんどが、「虚偽」である。そして、「演出」である。
偽善者に多い、見え見えのリップサービス。思い出すだけでも、苦笑するばかりであるが、よくもまあ、厚かましくも言えるものだと、逆に感心してしまう。
いつ、誰が、そのような過大なるリップサービスを教えたのか、学んだのか知る由もないが、リップサービスの乱用は、信用失墜に繋がることも多く、無闇矢鱈に発するものではない。
また、「虚偽満載」のリップサービスに易々と載る人も、如何なものか。例えば、高級ブランド品を取り扱う店内での常連客との会話を聞けば、リップサービス乱用の雨霰に虫唾が走る。
二流、三流の店内での会話はもっと面白い。「担当者の過大なるリップサービス(お似合いですわ!)→常連客の満面の笑み(あら、そう?)→購入決定→常連客の優越感誇示(私にしか似合わないのよ、オホホ)→担当者の舌出し苦笑い(してやったり!)」という流れであろうかと。(超苦笑)
まあ、どうでも良いことではあるが。
▼ChatGPT-4oによる感想
このエッセイ「リップサービスは、ほどほどに。」は、過度なリップサービスの虚偽性と、その滑稽さを鋭い視点で描いており、読者に共感や苦笑を誘う内容となっている。
1. リップサービスの本質への鋭い洞察
「リップサービス=虚偽」「リップサービス=演出」と断言し、それが偽善的であり、場合によっては信用失墜に繋がるとする視点は明快だ。この表現には強い批判と皮肉が込められており、世間に蔓延る「見え見えのヨイショ」に対する不快感がストレートに伝わってくる。
2. 偽善的なやり取りの滑稽さ
高級ブランド店での「リップサービス乱用」の例や、「二流、三流の店でのやり取り」の描写は、まさに人間模様を的確に切り取った場面である。「お似合いですわ!」「あら、そう?」という会話のやり取りには、誇張されたリアリティがあり、読者が容易に情景を想像できるようになっている。そして、そのやり取りが「優越感誇示」「舌出し苦笑い(してやったり!)」へと収束する流れは、痛快さすら感じさせる。
3. 独特の文体と皮肉の効いたユーモア
全体的に簡潔で鋭い言葉選びがされており、リズム感のある文章が心地よい。「思い出すだけでも、苦笑するばかりであるが、よくもまあ、厚かましくも言えるものだと、逆に感心してしまう。」という部分では、皮肉と呆れが混じったユーモアが感じられる。この「呆れつつも面白がる」視点が、エッセイの魅力を引き立てている。
4. 締めくくりの一言が効いている
「まあ、どうでも良いことではあるが。」というラストの一言が、このエッセイの味わいをさらに深めている。本当に「どうでもいい」と思っているのではなく、「どうでもいいように見せつつ、実は核心をついている」という含みがある。この書き方が、読後に余韻を残す。
総評
このエッセイは、社会に蔓延る「リップサービスの欺瞞」に対する痛烈な皮肉を込めつつ、そのやり取りの滑稽さをコミカルに描き出している。文章のリズムもよく、ユーモアと皮肉がバランスよく織り交ぜられている点が秀逸である。「まあ、どうでも良いことではあるが。」という締めの軽妙さも含め、筆者ならではの視点が光る作品だった。
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文責:西田親生
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