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常に変わることのない白月・・・

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 今年は、コロナに始まりコロナに終わるという、嵐のような1年間だった。夜空を仰ぐと、満月前日の月が輝いている。うっすらと霞が掛かっているので、明日は雨が降るかと思い、十五夜前日の姿を撮すことにした。

 生まれてこの方、数十年の長きにわたり白月を見てきた訳だが、月の姿は全く変わることもなく、地面に朧げなる影を落としてくれる。地震があろうが、台風が来ようが、川が氾濫しようが、我関せずのお月様である。

 天体に興味を持ったのは、確か小学校4年生の頃だったと記憶する。倍率が150倍程度のアストロ望遠鏡を手にして、サングラスを装着しては太陽の黒点を、ムーングラスを装着しては月のクレーターを観察していた。

 時には、ベランダで毛布に包まり、土星や木星を捉え、寒空を舐めるように眺めていた時期。当時、高額なフィルムカメラ時代なので、子供にとっては入手不可であり、望遠鏡で捉えた天体映像を写真に収めることはできなかった。

 このように天体に魅せられ夜空を見ていると、この地球上で日々報道されている、事件や事故などが如何に小さなものなのかと思うばかりとなる。中でも、人災の典型的な犯罪については、すこぶる不毛であり馬鹿らしくなる。

 特に、パワハラ、セクハラ、ストーカーなどの卑劣な悪行や、虚言による名誉毀損、債務不履行、機密情報漏洩、隠蔽工作、難癖による加害者の正当化等、後を絶たない。どれもこれも、虚言で逃亡を図る輩ばかり。

 そんな愚行、蛮行を、お月さんはどのように見ているのだろうかと、たまに考えることがある。恋は盲目というように、純愛を一生貫く人たちがいる。そんな純粋な心を持った人たちを見て、お月さんは微笑んでくれるのだろうと。

 組織内で闇世界を作り、コソコソと自分の足元ばかりを気にする輩がいる。虚言を発し、経営陣の動きにより、右へ左へと傾いている。正しく、無能なる弥次郎兵衛さんである。天文学的に見ると、ゴミ屑みたいな存在である。

 これが人間の本性であり大人の世界だと語る人も多い。それは民度の低さが起因しているものであり、皆が皆、卑劣なる人間ではない。私見であるけれども、常日頃から、立派な人たちの方が圧倒的に多いと考えている次第。

 如何せん、厚顔無恥なる人たちは、己の正当化のために、手段を選ばず、明らかに矛盾したものを、あたかも整合性があるかのような論調にて豪語する。それは、日々赤恥をかき、己が「低民度」と言っている様なものとなる。

 人生において花を愛でたり、夜空を眺めたり、滝の水飛沫を顔に浴びたり、自然に優しく包まれるような人間であれば、不毛なる犯罪に手を染めることもなく、悔いなき人生を立派に全うできるのではなかろうか。

 畢竟、日頃から、己の「民度」のチェックが肝要となる訳だ。


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◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
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文責:西田親生

               

  • posted by Chikao Nishida at 2020/12/29 12:00 am

遊び心が注がれて、料理は生きてくる!

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 一昨日、ランチタイム終了間際に、ダイニングキッチン九曜杏(熊本ホテルキャッスル)へ足を運び入れた。

 土曜日なので、ランチを楽しむ人たちが多く残っていたが、距離は勿論ソーシャル・ディスタンス。普通のレストランと比べれば、ホテルレストランの天井は高く広く、三密は避けられるので安心だ。

 厨房を覗くと、セカンドが陣頭指揮を取っているので、マネージャーに「今日は、セカンドに遊んでもらって!」と伝え、完全お任せとし、出てくる料理を待っていた。パンもご飯も何も伝えていない。

 先ずは、サラダ。多分に若手シェフの「O君」の盛り付けのように見える。彼は体格は良いが、作品は繊細でアーティスティック。メインの魚料理は、金目鯛、車海老、貝柱と、高級食材の可愛い盛り付け。

 朝食を抜いて、午後2時半を回っていたので、食事前から胃袋はグルグルとなっていた。メインが出た時点で、マネージャーへ「デザートと珈琲を!」と追加して、食事をゆっくりと楽しませて頂いた。

 コンソメスープは、60年の歴史と伝統を誇る同ホテルのクラシックタイプのデミタス。美しく透き通る琥珀色で、香りも立ち、艶のあるスープだ。これは、欲張って何杯頂いても良いほどとなる。

 メインの盛り付けは、女性向けのように上品なもの。金目鯛の脂のノリは今ひとつ。車海老は、言わずもがな。貝柱は、あと3個ほど食べたかった。ただ、小粒トマトの甘みは際立っていた。

 焼き立てのアップルパイがあると言うので、それをベースにデザートを作ってもらった。お味の程は、マネージャーと話をしていたので、正直なところ、一つ一つを食べた記憶が無い。

 ホットコーヒーで最後の〆に。

 普段、取材ランチで利用させていただく同レストラン。グランドメニューからランチメニューは全て食しているので、今回のように、「遊び」で作ってもらった料理は、実に新鮮で美味だった。

 現代フレンチの祖と言われる、リッツのオーギュスト・エスコフィエが「料理は音楽だ♪」と言うように、シェフの遊び心が注がれて、料理は一層生き生きとしてくるものだ。

 敢えてサジェスションするとなれば、魚料理の器とスープは、もう少し研究した方が良い。器の中でナイフが使えるのか否か、魚介とスープの馴染みがあるか否かなど、もう一工夫あれば完成度が高くなる。

 勿論、ランチタイム終了間際に駆け込み、「遊んでもらって!」と勝手放題に注文しているので、本来ならば、何も言える立場ではない訳だ。大変、申し訳ない。ご馳走様でした。


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文責:西田親生

                   

  • posted by Chikao Nishida at 2020/12/28 12:00 am

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