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猛暑には、「鰻」!!!

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 水前寺東濱屋に足を運んだ。小川のほとりにある老舗の鰻専門店である。

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 取材をじっくりしようと、午後1時過ぎに・・・若干、ランチタイムの後半をと考えていたのが甘かった。満席の状態である。

 ようやく、1階ホールの奥が空いたので、そこで待機することにした。

 団体さんが14人ほど会食中で、豪勢なコースをペロリと平らげてしまった。後は、お酒も少々入って、賑々しい会話がホールを飛び交っていた。

 百四十年ほど続く老舗は、いつ行っても、基本が変わらない。鰻の焼き加減、濃厚そうであっさり目の秘伝のタレも、一度空襲で壊れた甕だったが、戦後、先祖が作り出したタレを再現し、七十年ほど経った現在も生きていることになる。

 蛇足だが、実は、数日前に、余りに鰻が食べたかったので、別の店に行ったのだった。勿論、同店以外への浮気心ではない。しかし、行ったのは良かったが、値段はそこそこ、鰻の肉質は固め。タレは醤油辛いというか、醤油を目一杯垂らした焼き餅を食べている感じであった。

 腹の中では、「こんなショボい鰻重では、鰻の食文化を壊してしまう!」と、思った次第。同じような料金体系であるのに、思いの外、同店との格差がありすぎた。二度と行かないであろう、醤油辛い、お粗末な鰻専門店。よって、数日前の鰻重は、撮影するにも値せず、さっさと店を出たのである。

 今回は、「お口直し」も十分できたので、数日前の悪夢を忘れ、足軽く帰途についたのだった。

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  • posted by Chikao Nishida at 2015/7/13 12:28 pm

終焉を迎える心準備・・・

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 今月に入り、近しい友人の父親が、お二人も逝去された。度重なる不幸に、心を痛めてしまう。ご冥福を祈るばかりである。・・・自分の年齢が五十代ともなれば、致し方のないことなのかも知れないが、私も二年前に父親を亡くし、相当落ち込んだ事を想い出すばかりであった。

 その父親を亡くした一人の友人からのメッセージの中に、「西田さんの気持ちが、いくらか分かるような気がします。」との一節があった。短いフレーズであるが、家族を亡くした辛い気持ちは、何にも例えようもない。ただ、ひたすら、現実を直視して、踏ん張るしかない。

 また、人の死というものは、関わり合いが深くとも、浅くとも、すこぶる辛い。多分、それに直面した方々は、故人の生前との語らいの中で、笑顔ばかりを想い出すのではなかろうか。時間を巻き戻す事が可能であれば、少しでも戻してあげて、生前に話しておきたい事などを、沢山語り掛けるに違いない。

 写真は、以前、水前寺成趣園で撮影した家族連れのスナップ写真である。勿論、他人なので顔を暈してアップしているが、このような一つ一つの瞬間が、心に良き想い出として刻まれて行く。それが、歳月が経つにつれ、一人が居なくなり、そこに新しい生命が宿り一人が増えようが、また、一人がこの世を去って行く。

 幼い頃を思い起こせば、僅かな秒単位の想い出がランダムに浮かんでくる。それほど、想い出というものは瞬間的な紙芝居のようで、その記憶も次第次第に薄れて行き、自分自身が終焉に近づけば近づくほど、最近の記憶が飛んでしまい、数十年前の色濃く刻まれた記憶だけが、走馬灯のように見え隠れるするのだろうと・・・。

 これは私の体験であるけれども、父が急死する一ヶ月ほど前の言葉がとても印象的だった。「もう生き甲斐を感じなくなった。」と呟いていたのである。体調管理は万全の父であったが、たまに意味不明の言葉を吐いたりして、気力が弱まってきていたのだった。多分、自分の死期を予期していたのかも知れない。ただ、急に転げたり、突発的に意味不明の言葉を発し始めたら、赤信号だということを、その時に知った。

 個人的な話になり大変申し訳ないが、死期は、遅かれ早かれ、誰にも訪れるもの。そこでしっかりと踏ん張れる心を、予め準備しておく必要があると・・・。今更ながらに、父を亡くした瞬間の自分の浮き足立った事を、情けないが、想い出してしまうのである。


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  • posted by Chikao Nishida at 2015/7/12 10:16 am

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