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BOOKLET PROJECT 2014がスタート!

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 自分の今を本にしませんか!?・・・と言うのが、「BOOKLET PROJECT 2014」のコンセプト。

 小冊子(BOOKLET)に着手したのは、2010年の秋だった。丁度、その年が、弊社の20周年、ポータルサイト「ロゼッタストーン」の15周年であり、それを記念して「如水・起業篇」を書き綴ったのである。

 A6サイズ、僅か36頁だが、文字数は15000文字程度、写真を40〜50枚ほどを掲載して、それなりに仕上げた。・・・「起業篇」と言っても、大した事は無い。・・・筆者が新聞社を経て、1990年10月1日にディー・アンド・エル社を創設し、それから20年の紆余曲折、波瀾万丈の物語を描いたものだったが、時折、それを開いて見ると、まあ筆舌に尽くしがたい出来事が頭の中を過ぎり、「世の中って、本当に茨の道だな!」と、何度もため息をついてしまうのだ。

 それから、「如水」の第2弾「グルメ開眼道」を、更に第3弾「逸品一筆」を書き綴っていった。・・・これらの小冊子は、元々、筆者が主宰する「先見塾」の副読本として出版したのだが、これまで、意のままに書けなかったというのが本音である。

 その理由は・・・「起業篇」、「グルメ開眼道」、「逸品一筆」を、多方面の取材を通して書き綴ったとしても、本当にニーズがあったのか、又、塾生や異業種交流会の方々が読みたくて読んでいるのか、もしかすると、お仕着せのような存在になってはいないかなど・・・自分自身の心がどこまで伝わったのか、全く自信はない。ただ、ありのままを描写しているので、事実は事実だが・・・何度も何度も読み返すと、残念ながら欲目で見ても秀作とは言えない。

 これまで、単なる思い付きで、副読本としての狭い範疇で書くから苛つくのだろうと、ふと気付いたのである。・・・販売による収益を狙っての出版ではないので、ターゲットさえ変えれば、もっとリアルな情報が注入され、レアなものができはしないかと自問自答していたのである。

 そうしている内に・・・32年の長きに亘りフレンチレストラン「Bros.よしむら」を経営する、吉村悌二さんの顔が頭を過ぎった。・・・そこで、即座に電話をして、「吉村悌二の世界」を書きたいのでご協力願いたいと打診したところ、勿論、一つ返事でOKが出され、早速取材に取り掛かったのが、今年の2月下旬の事であった。

 そこで生まれたのが、「如水」の第4弾「吉村悌二の世界」となる訳だ。まだ、3月18日に完成したばかりなので、完成した小冊子は、殆どオフィスに山積みの状態で、現在、読みたい方へ無償でお渡しする準備をしているところである。

 前置きがこんなに長くなったと思いながら・・・今回の「BOOKLET PROJECT 2014」は語れないので、マシンガンのようにキーボードを叩き、やっとここまで辿り着いた。

 本日のタイトル「BOOKLET PROJECT 2014」は、弊社の新たな事業として動き出したプロジェクトである。・・・デジタルを軸に23年間業務をこなして来た中で、筆者なりに結論づけた事が一つあった。それは、「デジタルは飽くまでも手段で有り、残すべきはアナログコンテンツだ!」という事なのだ。

 世の中は、ユビキタス時代となり、いつでもどこでもコンピューティングといった具合に、最近ではスマホ症候群が蔓延し、人間の思考回路までおかしくなり、日々妙な事件が相次いでいる。・・・ここらで「アナログの価値」を再発見し、良き時代を思い起こして、人間らしい何かを残して行きたいと・・・。

 勿論、電子書籍も想定にあるけれども、書籍はちゃんと手に取り、一頁、一頁をめくりながら読書をする方が、より人間的ではなかろうか!?・・・便宜上、iPadに数百冊の電子書籍を詰め込むのも悪くはない。ただ、実感として指先に触れる紙の感覚ありきで、読書はより楽しさを増すのである。

 4月1日からスタートする「BOOKLET PROJECT 2014」の対象は、起業家、経営者、そして個人事業主である。・・・彼らに対する「アナログ戦略の提案」と表現した方が分かりやすいかも知れないが、平たく言えば「名刺代わりになるような小冊子」という事になる。

 主人公の心が伝わる小冊子。・・・そんな魅力ある「BOOKLET PROJECT 2014」になればと、ささやかながら、時代に若干逆行するようなアナログコンテンツを、デジタルを道具として使い、しゃかりき生み出してやろうと意気込んでいる次第。


▼「如水」・・・第4弾「吉村悌二の世界」のサンプル
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▼「BOOKLET PROJECT 2014」のサンプル画像
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  • posted by Chikao Nishida at 2014/3/31 12:00 am

不思議な、三本菜箸。

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 先般、水前寺東濱屋を訪れ、鰻の蒲焼き風景を取材することにした。・・・想像以上に厨房は熱気が凄い。単なる炭火ではないかと侮っていたが、かなりの高熱であることを実感した。

 さて、店主の吉田明さんが菜箸を両手に持って、極上の鰻を焼き始めた。・・・よく見ると、長い菜箸・・・右手に2本、左手に1本、計3本の菜箸で鰻を捌いている。・・・何と器用なんだろうと感心してしまった。

 取材を終わり、その菜箸が気になり、何故3本なんだろうと考えてみた。・・・奇数「3」という数字は実に不思議な数である訳で、その「3」という数字を見つめながら、ブレーンストーミング的に、それに関連するものを頭に浮かべてみることにした。

 ピラミッド、トラス構造、クラッカー、長嶋茂雄、加藤清正の三本槍、ロータリーエンジン、ギャルソンが持つトレイの指三本支え、蛇腹、CGのポリゴン、超音速旅客機コンコルド、カメラやビデオの三脚・・・と果てしなく多くの物体や人のイメージが浮かんできたのだった。

 2つの点を結べば線ができ、その点が3つになると面となる。・・・なるほど、最小限の点でできる面が三角形であり、これを三次元空間で繋げて行くと、どんなに起伏があろうとも、捩れがあろうとも、スムーズに立体として表現できる。・・・それがポリゴンなのであるが・・・。

 しかし、ただイメージしただけなので、全く頭の中の整理はできてはいない。・・・しかし、この「3」という数字は、筆者にとってはとても興味深く、「安定」という感じを受ける一方、「割り切れない」という感じも受けるのだ。

 例えば、カステラを3人で食べる時に、3等分しようとすれば・・・そのカステラ全体の長さが「3」で割れる長さならば何も問題はないものの、仮にそのカステラ一本の長さが25センチとすると、物理的にきっちりと1/3には切ることはできない。・・・よって、二つのカステラの長さが8.3cmとなり、そして残りの一つだけが8.4cmと1mm長くなるのだ。

 カステラや羊羹切りなどで割り切れないという、ネガティブイメージを「3」に持つことがしばしばある。しかし、逆に、すこぶる「シンプル」、「安定」、「強固」というポジティブな特性が「3」には多く含まれている。・・・建築のトラス構造やピラミッド構造となれば、剛性の高い構造体となっているし、通常のエンジン(シリンダ+ピストン)と比較した時、エンジンの大きさ(容積)を同じくすれば、「3」を取り入れたロータリーエンジンの方がずっと馬力が大きく、振動は殆どない。

 話は妄想の世界に入り込み、意味不明なところも拭いきれないものの・・・今回の水前寺東濱屋店主の吉田明さんの「三本菜箸の妙技」は、上述の「3」の特性を活かした手法なのだろうと・・・取材中にファインダーに眼が貼り付いてしまった次第。・・・以下の三本菜箸の動きを見ると・・・鰻をタレに漬けに行く時、菜箸が上手い具合に「」を作り、鰻がスムーズに空中を移動しているのだった。

 なるほど!!!


▼三本菜箸の動きをご覧下さい!
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  • posted by Chikao Nishida at 2014/3/30 12:00 am

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