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祭り・・・

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 先般、友人を訪ね、ホテルオークラ福岡へ足を運んだ。用件は、某果樹園圃場の視察の御礼と、今後の取材日程等についての打ち合わせである。

 今回、同ホテルの玄関に入り、写真上の博多山笠の「二番山笠 大黒流」の人形が正面を睨みつけるが如く、でんと構えて座っていた。意表を突かれたが、よく見ると、その人形は豊臣秀吉と書いてある。日本人であれば誰でも知っている、戦国乱世の時代において、最高峰へ上り詰めた武将である。ファインダーから覗くと、威風堂々として迫力があり、また、山笠にかける博多の人々の情熱がどーんと伝わってきたのであった。

 幼少の頃に慣れ親しんでいた、静的な祭りの山鹿灯篭まつりとは対照的に、この人形を見ただけで、博多山笠という祭りが動的で激しい男祭りである事を想像させてくれた。実は、これまで博多山笠に、一度も足を運び入れる機会が無かったのである。テレビのニュースなどでは良く見掛けるものの、その山車である人形を目の当たりにすると、次回は必ずカメラに収めておきたいと・・・。

 祭りは活気があって実に良い。しかし、筆者の父のような転勤族は各地を転々とする訳で、ご当地の祭りに参加する事は皆無に等しく、地元に居るからこそ、地元に根ざしているからこそ、祭りの伝承に力が入るのだろうと。・・・大変羨ましい限りだと思った次第である。

 しかしながら、このような勇壮且つ高尚なる伝統的な祭りが熊本にあるのか否か・・・と周囲を見回したのだが、生憎、それを上回るような祭りはなさそうだ。誠に残念な事である。確かに、この秋に毎年開催されている祭りもあるが、・・・正直なところ高校閥盛んな熊本市の祭りにだけは溶け込む事ができない。

 何故なら、筆者が卒業した高校は、熊本市ではなく、転校ばかりで、高校は二校も通った事になるので、その高校閥とやらが全く理解できないのである。


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  • posted by Chikao Nishida at 2014/9/1 04:43 am

夏の終わりに・・・

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 小学生の頃、今日は最後の宿題の仕上げに必死だった。特に、低学年では「絵日記」なるものがあり、毎日、その日の天候と何をしたのかを絵に描き、簡単な感想文を書くようになっていたと思う。

 毎日ちゃんと「絵日記」を書けば何も問題はないが、筆者は外に飛び出すと、真っ暗になっても遊び回るガキだったので、「絵日記」は8月31日の一日で40日分を思い出しては、ガリガリ書いて行ったのだった。

 ここで問題になるのは、日々の天気がどうだったのか?・・・これが、結構いい加減。祖父祖母に天気を聞いて、後は自分が何をしたのかを思い出さねばならない。しっかりと思い出すのは、早朝からの「ラジオ体操」。ただ、それだけだった。

 それが高学年ともなると、夏休みの宿題は「発明」とか「自然観察」とか・・・一夜漬けではできないような宿題に変わってくる。5年生の時だったか・・・確か、筆者は、その「発明」とやらで何を作ろうかと悩んでいた。

 父が缶ピー(缶に入ったPEACEというタバコ)を吸っていて、ある日、鯉釣りに出かけた時のこと、風も若干強くて、釣りの合間にタバコを吸おうとした父だが、なかなかライターの火が付かず、何度もライターのチャッチャッという音は聞こえるものの、ジャケットの内側で苦労しているようだった。そこで、夏休みの「発明」を、風が強くても楽々火が付くライターを思い付いた。

 家に戻り、早速母に願って、使い切った口紅を何本か貰った。後は、石綿とニクロム線、そして、地下室へ行き、スイッチとなる部分に使う素材を掻き集めたのだった。単三乾電池の1本で何とかできそうだったので、その日は徹夜をして、作り込んだ。

 結局、スクリュータイプだから、口紅のスティック部分の根元を右に回せば、先が出てくる仕組みだったので、それでスイッチが自動的に付けば良くなった。あれやこれやと接続して、最後はニクロム線が折れないように、石綿を適当にはめ込み、そっとニクロム線を支えるように作り込んだ。

 後は、父に実験をして貰えば、完成だ。・・・父は妙な顔をしながら、筆者が持ち込んだ扇風機の前で、缶ピーから1本タバコを取り、「強風でも火が付く魔法のライター(筆者が勝手に付けた名称)」の根元をぐるりと回して、ニクロム線が赤くなるのを見て、そこに、そっと口にくわえたタバコを近づけ、二度、三度吸ったのだった。

 見事にタバコの先に火が付いた。これだったら、大人になって知ったジッポー(米国製)より確実に火が付くだろうと、筆者なりの自信作だった。・・・しかし、「発明コンクール」の出品作品には選ばれなかった。その理由を先生に聞くと、「子供らしくない発明品」と言われてしまった。・・・今思えば、四十数年前の話。

 筆者は「子供らしくない発明」という言葉に凄く違和感を持ったのだが、「発明」とは子供らしい、大人らしいという制約があって良いのだろうかと、今更ながらに担任の言葉が理解できないでいるのである。・・・よって、理数がとても好きだったにも関わらず、理数に進まなかった筆者が居た。・・・当時の自分が子供ながらにどのように受け止めたのか・・・今、大人になった筆者にはよく分からないのである。


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  • posted by Chikao Nishida at 2014/8/31 01:29 am

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