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素直な気持ちで、花々を愛でる。

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 薔薇の花々を愛でると言っても、気の遠くなるほどの手入れが行き届き、初めて美しい薔薇園として美しさを放つ。

 久しぶりに足を運んだフードパル熊本だったが、汗だくとなり、一所懸命花々の世話をしている方々の姿があった。時には通り過ぎる中で、「今が一番良い頃ですよ。どうか、よか写真ば沢山撮ってください!」と言ってくれる人もいた。

 若き頃の筆者の頭には、「女性が花々の美しさを語るのは分かるが、男性が・・・」と、少々、照れもあるのか、勝手に自分の興味の範囲を狭め、壁を作っていたのは否めない。範囲を定めるために、見えない壁を作っており、自ずから自然に対する感性を低いものにしていたのだろうと。

 近頃、取材のアクティビティの中で、野鳥や景色のほか、四季折々の花々を撮影することが多くなっている。勿論、その撮影に最適なレンズやカメラを選び、試行錯誤しながら、その時期の「旬」を切り撮って行く訳だが、その都度、小さな発見があり、毎回充実した取材ができていると自負する次第。

 ただ、スマホを使って「取材」と語る、軽薄な人間もなきにしもあらず。ブライベートBlogをもって「記事」と豪語する素人もなきにしもあらず。しかしながら、瞬間的に切り撮るというのは、そう簡単なことではない。特に撮影においては、被写体がどんな構図と角度で、何を記録してくれと囁いてくれるまで、待つことから始まるのだ。

 蛇足だが、最近頓に思うことは、邪悪な心(やけに神仏を語る偽善者に多い)を持つ人間が花を愛でるような言葉を発すると、全てに整合性のなさに気づく。美辞麗句を多用したり、神々しい言葉を執拗に遣っているところが、実に片腹痛い。世の中の人々の心を清める寺社も花々も、大変迷惑をしているのではないかと・・・。

 花々は、自然体で心優しい人たちに愛でて貰いたいと思っているに違いないのだから。


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▼取材風景 photo by Assistant Photographer
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  • posted by Chikao Nishida at 2017/5/22 12:00 am

麦畑と雲・・・

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 不動岩(熊本県山鹿市)の近く、あちこちを走っていると、最終的に、その入り口の鳥居のところに辿り着いた。幼い頃に、遠足で足を踏み入れたところでもある。

 外は摂氏30度を超える猛暑。車を降りて、超広角レンズのみを持ち出し、炎天下の麦畑を撮ることにした。15-30mmの超広角なので、地面すれすれにカメラを置き、麦の穂を仰ぐように撮してみた。肉眼では空は霞んでいるけれども、いい具合にレンズを通ってきた光は美しかった。透けるような空と白い雲。大地にしっかりと根を張った麦が、天を突くような勢いで背伸びをしていた。

 最近、600mmを超える超望遠やマクロレンズの使用頻度が高かったので、今回の超広角で捉えた景色に、心がもぞもぞとしたのだった。広角は、標準や望遠と異なり、1枚の写真に含まれる情報量が圧倒的に多くなる。それが超広角ともなると、面白い歪み具合が、また普段とは異なる景色となり、静止画であるのに、穂先が揺れ動くような錯覚に陥るのである。

 一昨日、某所でカメラ大好きな方と出会い、夜景を眺めながら、カメラ談義。その方からのお礼のメールの中に、こんな言葉があった。「海や山といった自然が好きで、カメラと出会えたお陰で、その時の記憶を残す事が出来る様になって、本当に幸福感が倍増しました。」と。

 カメラという共通の趣味での出会いはたまにあるけれども、これほどまで笑顔で清々しい方との出会いは数少ない。蛇足だが、その方もNIKON党のようで、ホッとした。


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▼取材風景(超広角レンズ15-30mm)
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  • posted by Chikao Nishida at 2017/5/19 04:02 am

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