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マリーゴールドが咲く山・・・

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 台風14号が九州を避けて去った後、半高山(玉東町)は静かだった。それは台風で掻き乱されていたものの、蜜柑山は平常に戻っていた。

 同山は西南の役戦跡として知られるが、つい最近、山頂展望所まで道路が整備され、すんなりと山頂へ登れるようになったのは有り難い。

 山頂途中にも僅かであるが駐車スペースもあり、車の方向転換も容易くなり、そこからの眺望も山頂と違い、乙なものである。

 10月に入ったと言うのに、ツマグロヒョウモンチョウが飛び交っている。マリーゴールドとコスモスの花々の蜜を吸っている。

 正直なところ、ツマグロヒョウモンチョウは余り好きにはなれないけれども、マリーゴールドの葉の緑に留まるツマグロヒョウモンチョウはなかなか絵になる。

 細い蝶の口吻(こうふん)をカメラで捉えるのは相当難しい。それも、90mmマクロレンズであれば、そっとそっと近付かねければならない。

 よって、ツマグロヒョウモンチョウが逃げぬ程度の距離にて、ファインダーから目を離し、手を伸ばし、ファインダー中央部でピントが合えば、パシャリ。

 思いの外撮れたようだが、納得が行くものではない。できれば、135mmのマクロレンズ、または最短撮影距離が短い望遠レンズで撮れればと。


▼以下写真は50mm標準レンズで撮影
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◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995/熊本県第一号WEBサイト)
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文責:西田親生

               

  • posted by Chikao Nishida at 2020/10/13 12:00 am

野鳥が危険を知らせてくれる・・・

▼中庭で遊ぶヒヨドリ

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 台風14号は、日本列島を舐めながら、威嚇しているようだ。最終的には尻尾を巻いて去って行くだろうけれども、思い起こせば、9月上旬に九州西方海上を縦断した台風9号、10号には、かなり肝を冷やした。

 日本列島において、九州及び沖縄周辺の島々は、最初に台風の打撃を受ける訳だが、最近、中庭や裏庭に遊びに来る野鳥の動きや鳴き声を聴けば、その台風が直撃するのか、遠ざかるのかを、事前に知らせてくれるように思えてならない。

 台風9号、10号の時には、庭の小鳥たちの鳴き声は全く聴かれず、鳥肌が立つように奇妙な風の音に包まれる。ところが、今回の台風14号の場合は、庭に立ち寄る小鳥たちの様子が思いの外穏やかで、鳴き声も落ち着いており、楽しい様子を窺うことができた。

 暴風の前では、あの獰猛なスズメバチでさえ、低空飛行にて、必死に飛び回っている。カラスの大群も、そそくさと塒へと飛び去って行く。夕焼け雲の穏やかの日と比べ、飛び方も鳴き方も変わる。よって、野生動物たちのアナログセンサーの精度の高さに、毎回驚いてしまう。

 今回も庭では危険信号の「ピーーーッ!ピーーーッ!」ではなく、「ピリョ♪ピリョ♪ピリョ♪」と、ヒヨドリたちが「平穏無事だよ!」と合図を送っている。小窓のロールカーテンを静かに上げて、木々の上にいるヒヨドリの姿を見ていると、すこぶる嬉しそうに木の実を突いている。

 野生動物たちは、「災害予知能力」があると聞いたことがあるが、彼らは危機探知レーダーを何処に装着しているのだろうか。太古より生き延びてきた動物たちは、「危機管理能力」に長けたものだけが、現在に至っているのだろうと。(企業も同じである)

 明日もまた、「平穏無事な日ですよ!」と、ヒヨドリたちが中庭や裏庭にて囀るように願いたいものである。

▼キクイタダキ(八景水谷公園)
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▼モズ(八景水谷公園)
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▼コゲラ(八景水谷公園)
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文責:西田親生

       

  • posted by Chikao Nishida at 2020/10/11 12:00 am

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