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半高山からの眺望・・・

▼写真左側の白煙が阿蘇中岳・右側の白い風車が西原村の風力発電機

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 季節の花々を撮影スポットとして利用している半高山(熊本県玉名郡玉東町)へ足を運び、頂上付近からの眺望を楽しんだ。

 空気は生憎霞んでいる。台風一過の澄んだ空気であればもっと鮮明に写せるのだろうが、一眼レフカメラは手持ちにて、阿蘇中岳の噴煙、西原村の風力発電機(阿蘇外輪山)、そして反対側の普賢岳(長崎県)の頂上付近を撮影した。

 思った通り、霞んでおり、全体が薄い磨りガラスを通して見ているようにしか写らない。装備は、古い一眼レフデジタルカメラのNikon D800とレンズはSigma 150-600mmの超望遠レンズである。

 流石に、半高山から阿蘇中岳直線距離で45キロメートルあるので、600mmでもそんなに大きくは捉えられない。DXフォーマットにて、35mm換算で900mmにて撮影を試みた。中岳の噴煙は写真の通り、真っ白だ。

 それから逆方向へ足を向け、有明海を挟んで鎮座している普賢岳(長崎県)の山頂付近を逆光にて1枚撮影。直線距離にして30キロ弱だろうか、全く絵になっていないが、山頂付近から7合目くらいに白煙が見えた。

 超望遠レンズでは野鳥を撮影することが多いけれども、このように山頂よりの眺望を撮影するのも面白いものである。


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▼西原村の風力発電機
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▼普賢岳(長崎県)
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文責:西田親生

                   

  • posted by Chikao Nishida at 2020/11/6 12:00 am

民主主義に疑問符・・・爺さんたちの諍いか!?

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 これほどまでに醜態ばかりを見せつけた大統領選挙は無かろうと。

 敗戦国である日本は、戦後、帝国主義や軍国主義から民主主義国家へ。国土を戦勝国が分割統治する危機的状況下に、アジア圏で唯一、西側に最も近い存在としての日本の姿が見え隠れすることになる。そこには、当時の東西冷戦時代、民主国家として強大な力(世界の警察)を持った米国の存在があり、日本もそれに甘んじてきた。

 民主国家としての理想像とは?・・・それを牽引する強大国の米国大統領に世界の目が向けられる。戦後、特筆すべきはJFKの大統領就任である。しかし、ダラスをオープンカーにて進む車列が狙撃され、JFKは暗殺される。世界の歓喜が一瞬に吹っ飛んだ。因みに、東京オリンピック開催前年の1963年11月22日(金)に起こった惨劇である。

 それから数年後、米国ロスから日本に一時帰国してきた親戚から、JFKの50セント硬貨を貰ったことがある。筆者にとっては、世界的なヒーローのノベルティだった。民主主義国家のお手本と思っていた米国の大統領選が、「難癖ありあり」、「暴動ありあり」、「誹謗中傷の雨霰」に直面し、当時抱いた理想像が根底から覆されてしまった。

 米国及び米国民にプライドや節度は無いのか。謂わば、田舎の仲の悪い爺さんたちの、馬鹿げた諍いにしか見えないのである。フェイクに簡単に扇動される米国民。法治国家であるはずが、法の網の目を潜る蛮行を企てるトランプサイド。人命を軽視する、現大統領の罵詈雑言。正直、商業化された単なるイベント(お祭り騒ぎ)でしかなさそうだ。

 確かに、従来の米国は世界最強の民主国家として、世界各国へ大きな影響を与え、最強最大と看做されていたに違いない。ただ、そこには、今まで表面化してなかった「民度の低さ」が日々露呈していることに気づく必要がある。「個人主義」を理想として豪語していたが、中身は「エゴイズム(利己主義)の塊」である。国力は「兵器輸出」が支えている点も、首を傾げる次第。

 欧米に感化され易いのが、我々日本人でもある訳だが、振り返れば、「フランクな関係」と豪語して礼節を弁えぬ日本人が増えたり、災害時の水汲み場でズルをして婦人や老人たちの間に割って入り込んでくる輩がいたり、コロナ感染が分かっていても他人に感染させることが罪であることが理解できない阿呆がいたりと、「他人のことなどどうでもいいぜ!」と周囲に迷惑を掛けながら闊歩する。

 現在の米国には、痛烈に悪政を批判し続けたI.F. Stoneや、ウォーターゲート・スキャンダルにてニクソン大統領を辞任へ追い込んだジャーナリズムの鏡とされたワシントンポストの記者(Bob WoodwardとCarl Bernstein)などの記憶が薄れ、国民が真偽の判別がつかぬような時代になっている。それは、全てに民度の低さが原因であり、敬愛の念の欠落でもある。

 ロス・オリンピック以来、何でもかんでも商業ベースにて動く世界となった。よって、今回の米国大統領選挙においても、莫大な金が動く訳で、マスコミでさえも、ジャーナリズムとしての社会的重責を忘れ、広告段数の多いことに腹を抱えて情報操作を行い、社会正義・社会秩序なんぞどこ吹く風。これでは、世界に誇る強大国の民主主義と言えるはずがない。

 蛇足ながら、世界的な悪の根源は、あちこちで暴挙を繰り返す独裁者の存在と、時代錯誤でもある国際連合の常任理事国最優先の仕組みである。前者を押さえ込むには、国連が機能すべきであろうが、常任理事国の都合で左右される「拒否権」の撤廃が先決であると思われる。結局は、国益最優先で国連に臨む国ばかりで、世界平和のために機能すべき国連とは言い難い。

 国連及び関連機関の解体と再編成を行い、全てにフラットな関係を構築し、時代錯誤も甚だしい戦勝国最優先の国際機関全てをリセットすべき時代に突入したのであろうかと。二〜三歩引いて見ていると、世界の独裁者たちは、稚拙で偏った思想の持ち主ばかりである。国民の平穏無事なる日々を願うはずもなく、己の懐を肥やし、搾取に専念しているだけの話である。

 要は、自戒を込めての話だが、扇動、洗脳に左右されるような低民度の「ノイジー・マイノリティ」にならぬよう、常に冷静沈着にて「サイレント・マジョリティ」を目指さねば、何事においても真偽のほどは解明できないと考える次第。

CASTLE



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文責:西田親生

                     

  • posted by Chikao Nishida at 2020/11/4 12:00 am

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