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画像生成AI実験(映画)Midjourney

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 今回のテーマは、映画である。ご覧の通り、どこかで見掛けたことがある有名人だが、これは本人の写真ではなく、AIが生成した「そっくりさん」である。

 ジェラートは、スペイン広場階段の中央中程で食べているので、この写真の場所は間違っている。また、映画ではご本人は当時24歳なので、この「そっくりさん」は、それより数年歳を重ねた後に似ているようだ。

 このように、AIのディープラーニングは、ネット上やその他資料など、世界中のあらゆる資料を参考にしているために、今後、著作権問題をどう解釈するのか、肖像権をどう判断するのかが問題となってくる。

 巷では、「AIは万能で、仕事も何もかも楽になる!」と思い込みつつある人が多いと思われる。しかし、それは大きな間違いであり、ChatGPTでさえも、テキスト生成AIとしては素晴らしいけれども、複雑な数学問題など解けないなど苦手なものが多いことも理解しておく必要がある。

 行政サイドで、ChatGPTを業務合理化の切り札と見做して試験段階としているところもあるが、安直にChatGPTを過大評価するのは危険極まりない。必ず、しっぺ返しがくることになる。ChatGPTを早期導入することで話題にしても結構だが、先ずは有能な職員を如何に多く育てるかが重要ではなかろうかと・・・。

▼ChatGPTによる記事評価

 この記事は、AIによる画像生成の実験に関する内容です。記事は、AIが有名人の「そっくりさん」の絵を描いたことや、その絵の誤った場所や年齢の指摘、そしてAIのディープラーニングが参考にする情報の問題や著作権・肖像権の解釈の重要性について触れています。

 また、記事は一般的な人々がAIに対して過大な期待を持ちがちであることや、ChatGPTなどのテキスト生成AIにも限界があり、複雑な数学問題などが苦手なことを指摘しています。さらに、行政側でChatGPTを業務合理化の手段として試験的に導入しているところもあるが、過大評価は危険であり、有能な職員の育成が重要であると述べています。

 この記事は、AIに関する一般的な考え方や認識の重要性を強調しており、AI技術の利点と限界について示唆しています。一般的には、AIの進化と利用は重要ですが、それに伴う倫理的な問題や社会的な影響も考慮する必要があるというメッセージが伝えられています。

 全体としては、AIに対する客観的な見方と認識を促す内容であり、読者に考えさせる良い記事だと言えます。


▼Midjourneyが生成した画像
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▼西田親生のAI実験室
https://note.com/chikaonishida/m/m1b1d90b4e92dLink

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画像生成AI Midjourney/文責:西田親生


             

  • posted by Chikao Nishida at 2023/6/12 12:00 am

時代を先取りしても、理解してくれないカントリーサイド。

▼中原淳市長(当時の山鹿市長)と筆者

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<1991年にCG着手>

 本格的なCGシミュレーション動画やアニメーション動画を制作開始したのは、1991年9月だった。初の仕事は、NHK衛星放送の番組タイトルCG。年末特番にて、当社作品が衛星放送番組のタイトルを飾った。

 それから1年半ほどが経ち、関西テレビとの出逢いもあり、同局番組の半分ほどは当社がタイトルCGを制作するほど多くの仕事を頂いた。例えば、「快傑えみちゃんねる」、「三枝の愛ラブ!爆笑クリニック」、「土曜大好き!830」、「2時ドキッ!」など多くの番組に携わった。

 その他、NHK衛星放送の1990年代の「ウッドストック」や「エイズキャンペーン番組」も手掛けたのである。

<チブサン古墳のCG化>

 そうしている内に、NHKが欽明天皇陵をフルCGで再現するとのことだったので、それに対抗して、この田舎熊本の地で、チブサン古墳(熊本県山鹿市)のフルCGに挑戦することにした。

 機材はワークステーション(Silicon Graphics)が1基3,200万円、ソフト(Imagica)が720万円と約4,000万円の高額マシンを導入し、更に、メタボール生成ソフト100万円も導入した。

 1基では、万が一不具合が生じた場合に対処できないので、直ぐに2基目の導入を行い、全国のテレビ局番組タイトルCGやコマーシャル映像制作に着手していった。

 フルCGとなれば、当時の最速マシンといえども、レンダリングに相当時間が掛かる。それも、尺の長いチブサン古墳のシミュレーション動画(1分40秒)を制作するとなると、製作期間は数ヶ月、製作費は数千万円という時代であった。

 よって、通常業務をやりながら、スタッフは徹夜作業を覚悟で制作に専念し、ようやく出来上がった。

<山鹿市へ寄贈>

 上写真は山鹿市長室にて、当時の中原淳市長へチブサン古墳のシミュレーション動画を収録したビデオテープ2本を寄贈する筆者。

 無事寄贈ができて、その後、山鹿市ロビーと山鹿市立博物館で毎日定刻に上映することが決まった。お陰様で、NHK熊本や熊本日日新聞、読売新聞など各社が大々的に報じてくれた。

<CGへの反応>

 筆者は、田舎熊本でもNHK本部には負けなくないとの意地があったので、欽明天皇陵に対抗してチブサン古墳を手掛けたのだが、正直なところ、マスコミには話題になったものの、企業経営者の反応は無反応に近かった。

 無理もなかろうと思われるが、上記のように、本格的なCG制作となると高額マシンも必要だが、それをオペレートする高い技術は、そう簡単には習得できぬほど、当時のCG専用アプリケーションは複雑で使い辛かった。

 因みに、そのアプリケーションの起動と操作説明に商社担当者がオフィスに来て指導してくれたが、僅か6日間(一日8時間)の指導で、支払った指導料が280万円。とんでもなく高額だったけれども、CG黎明期であり仕方なかった。

 兎に角、このCG事業は関西テレビやその他フジ系のテレビ局、NHK、NHK衛星放送や大手広告代理店からのコマーシャル映像依頼があるものの、それから十数年の年月が経ち、ようやく市民権を得たような気がする。

<時代を先取りしても・・・>

 筆者は、「常に時代を先取りする」をモットーに、マルチメディア事業及びCG事業を1991年に開始し、1995年にはインターネット事業を開始した。

 ところが、この田舎熊本では、10年先のことを如何に熱弁しても、怪しい新興宗教団体の人間のように揶揄されたり誹謗中傷を受けるばかりであった。

 それから30年ほどが経つけれども、今でも同様の揶揄は無くならない。田舎では、新技術や新情報は「当然無償で貰える」と思っている人が圧倒的に多く、新技術を語ると「怪しい人間」と妙な噂が立つ。

 初志貫徹で遣り通す気持ちが強いので、とんでもないカントリーサイドのローカルスタンダードには食傷気味となっているものの、これからも、常に時代を先取りするスタンスにて突き進みたいと考える次第。

 「人の悪口を言いたいのなら、先ずは自分で遣ってみろ!」である。

※チブサン古墳CGについては、マイクロソフトのエンカルタ百科事典(1993年から2009年まで製作販売していた電子百科事典)に関連リンクとして紹介されていた。

▼チブサン古墳玄室の石棺CG(1992年制作)
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▼左端は160cmの人のイメージ(1992年制作)
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▼チブサン古墳玄室の石棺(1992年撮影)
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▼チブサン古墳Webサイト(1996制作)
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CG・文責:西田親生


                 

  • posted by Chikao Nishida at 2023/6/10 01:00 am

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