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最高の焼き加減、塩加減・・・

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 今日の取材ランチは、真鯛のポワレ!

 コロナ禍の中、ダイニングキッチン九曜杏では、時短制限なども重なり、ランチメニューに四苦八苦していた。一番人気は赤牛のハンバーグセットであるが、本日は、久しぶりに復活したばかりの魚のポワレを注文することにした。

 舌鮃にするか真鯛にするか迷ったが、真鯛のポワレを選んだ。厨房の中で水本料理長が腕を振るう。ガラス窓を通して見ていると、午後2時を過ぎていたので、今までゆったりしていた空気が、急に引き締まってきたのである。

 若手料理人たちが、同料理長の動きを背後から見ながら、サポートに入る。サーブされたのが写真上の真鯛のポワレ。皮目の焼き加減と塩加減がすこぶる良く、日頃から食わず嫌いだったメニューが、急に光り輝いてきた。

 サクッとした皮目の食感がたまらず、そこに塩加減ばっちりのバターベースのソース。口の中では、最後にふわっとレモンの香りが立ち込めた。何とも言えない香ばしさとジューシーさ。皮目だけでもご飯のお替りができそうだ。

 マネージャーが近寄って来て、「今日の魚料理は如何ですか?料理人によっては、全く別物になるのですが、お客様へ自信を持ってお出ししています。見るだけでサクッと感が伝わって来ますよね。お気に召して嬉しいです。」と。

 県内シティホテルでは、同レストランのランチタイムのように、気軽に肉料理コースと魚料理コースを楽しめるところは少ない。食後、喫煙所で出逢った東京からのお客も「ここを常宿にしていますが、一番落ち着きますよね。」と言って、ニコニコしていた。

 60年の歴史と伝統を誇る、熊本ホテルキャッスル。熊本県を代表するシティホテルであるが、敷居の高さを感じさせない、すこぶるフレンドリーなホテルとして、より美味しいホテルを目指しているホテルとして、是非、ご利用いただければと・・・。


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◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
 https://www.dandl.co.jp/Link
文責:西田親生

                 

  • posted by Chikao Nishida at 2021/2/9 12:00 am

若手料理人のまごころ・・・

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 先日、取材ランチでダイニングキッチン九曜杏へ足を運んだ。午後1時半頃だったので、ランチタイムきっちりに来ていた客と入れ替わりとなり、タイミング良く、空気の入れ替えが済んだレストランホールで、ゆったりとした気分でランチを楽しめそうであった。

 ガラス張りの厨房を覗き込むと、若手料理人が3人見える。一人の料理人が動き出した。パスタ麺を茹でながら、トッピング素材を調理開始。真面目で涼しげな顔をしている料理人である。基本通りの所作にて、テキパキとした手捌きだ。ゆえに、どんな盛り付けが来るか楽しみとなる。

 最初にサラダがサーブされた。今回はパスタランチのハーフを注文しているので、パスタの量は半分だが、サラダがグレードアップされる。真っ白な皿に可愛く盛られたサラダ。気取りのない、素直なスタイルが印象的である。地味ではあるが、彩り鮮やかで見栄えも申し分ない。

 次にメインのパスタである。アルデンテばっちりのパスタの上に、大きめのベーコンとキノコ、アスパラガス、それにガーリックチップが添えられている。何気に優しい印象のペペロンチーノ。料理人の生真面目さが、しっかりと滲み出る盛り付けとなっている。

 ギャルソンに「若手料理人が作ったペペロンチーノが美味しかった」と伝えたところ、暫くして、その料理人が挨拶に来てくれた。日頃あまり話をする機会がないため、やや緊張気味の若手料理人。「今日のパスタは最高でしたよ!」と言うと、すこぶる喜んでくれた。

 急に私が呼び付けたようで申し訳なかったが、美味しいものは、しっかりと料理人に伝えておきたい。時にはクレームもする、口喧しい常連客の一人であろうけれども、良いものは良い。心が伝わる料理には、感謝の言葉しかない。・・・その若手料理人の眼差しは、料理以上に優しかった。

 聞くところによると、その若手料理人のお父様もシェフであったという。流石に、真面目気質のDNAを受け継いだ息子なのだろう。人にはそれぞれオーラというものがあるが、このように平身低頭で礼節を弁えた若手料理人は、今時珍しい。ゆえに、今後の伸び代がとてもとても楽しみとなった。

 ※パスタランチには、写真群以外にスープと珈琲が付く。


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文責:西田親生

                 

  • posted by Chikao Nishida at 2021/1/17 12:00 am

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